こんにちは、ネーさです。
2、3日前の映像ですが、現在、我が家のお庭はこんな具合ですよ~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
むふもふッ♪ きれいィでス!」
「がるる!ぐるるるがるるるるー!」(←訳:虎です!ホタルブクロも咲き始めたよ!)
きれいなお花を眺めながら、
では今日も読書タイム!
本日は、こちらを、どうぞ~!

―― 蛇、もっとも禍し ――
著者はピーター・トレメインさん、原著は1996年に、画像の日本語文庫版は2009年に発行されました。
『禍し』は『まがし』とお読みくださいね。
英原題は『THE SUBTLE SERPENT』、
先日ご紹介いたしました『修道女フィデルマの洞察』の前日譚といえる作品です。
ただし、御覧の通り、上・下巻に分かれておりますから――
「ちょうへんッ、でスねッ!」
「がるーるる!」(←訳:長ーいんだ!)
ええ、そうです、
この御本はどっしり重厚な、長編ミステリ、なんですのよ。
以前にも申し上げましたように、
主人公の修道女・フィデルマさんが生きるのは
7世紀半ばのアイルランド。
法廷弁護士さんであり、
王さまたちとも対等に話し合える上位弁護士さんであり、
モアン国の王さまの王妹さんでもあって……という
異色の修道女さんは
名探偵でもあるのでした。
この御本では、
フィデルマさん、或る修道院からの要請を受け、
海上を旅するシーンから物語の幕が上がります。
「むむッ! ぜんぽうにィ、ふしんぶつゥ!」
「がるるっぐるがる!?!」(←訳:まさかっ幽霊船!?!)
荒れる海で、
フィデルマさんが乗る船と行き逢ったのは
乗員のいない大型船……
幽霊船ではないようですが、
この船の船長さんはどこへ行ったのでしょう?
乗員は? 乗客は?
フィデルマさんが目指す修道院と
そこで起きた事件に、
だぁれも乗っていない不審船は
何か関係があるのでしょうか……?
修道院で起きた事件とその謎、
解決を依頼されて遠くから参じる探偵役の僧侶さん――
というと、
多くの活字マニアさんが連想するのは
ウンベルト・エーコさん著『薔薇の名前』であることでしょう。
『薔薇の名前』の名探偵・バスカヴィルのウィリアムさんは
14世紀の御方でしたが、
フィデルマさんが数々の謎と対峙する
7世紀のアイルランドは
ずいぶんと事情が違っているようです。
各地に残る、土着の古い宗教や俗信、
王さまたちと族長たちの対立、
フィデルマさんへの嫌悪感を隠そうとしない傲慢な修道院長、
そして乗員が消えた船……
「ふゥ~、
とかなくちゃならないィ、なぞッ、おおすぎまスでス!」
「がるるぐーる!」(←訳:忙しいよ!)
法廷弁護士の名に懸けて!
フィデルマさんは少しずつ、
でも確実に、
謎の真相に近付きます。
不穏な気配が背後から忍び寄るのを
充分に知りつつも……。
7世紀のアイルランドを舞台にしたミステリなんて
ワケわかんないよ~!と、お嘆きの活字マニアさん、
心配は御無用です♪
じっくり、ゆっくり、読んでゆけば、
フィデルマさんの推理についてゆけますとも!
『薔薇の名前』ファンの方々は、
中世イタリアの風習と比較しつつ、
古きアイルランドの探偵物語を御堪能くださ~い!
「すいりィ、ありッ!
ぼうけんッ、ありッ!
さすぺんすもォ、いぱァーいッ!」
「ぐるぐるがるぐるる!」(←訳:一流エンタミステリですよ!)
2、3日前の映像ですが、現在、我が家のお庭はこんな具合ですよ~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
むふもふッ♪ きれいィでス!」
「がるる!ぐるるるがるるるるー!」(←訳:虎です!ホタルブクロも咲き始めたよ!)
きれいなお花を眺めながら、
では今日も読書タイム!
本日は、こちらを、どうぞ~!

―― 蛇、もっとも禍し ――
著者はピーター・トレメインさん、原著は1996年に、画像の日本語文庫版は2009年に発行されました。
『禍し』は『まがし』とお読みくださいね。
英原題は『THE SUBTLE SERPENT』、
先日ご紹介いたしました『修道女フィデルマの洞察』の前日譚といえる作品です。
ただし、御覧の通り、上・下巻に分かれておりますから――
「ちょうへんッ、でスねッ!」
「がるーるる!」(←訳:長ーいんだ!)
ええ、そうです、
この御本はどっしり重厚な、長編ミステリ、なんですのよ。
以前にも申し上げましたように、
主人公の修道女・フィデルマさんが生きるのは
7世紀半ばのアイルランド。
法廷弁護士さんであり、
王さまたちとも対等に話し合える上位弁護士さんであり、
モアン国の王さまの王妹さんでもあって……という
異色の修道女さんは
名探偵でもあるのでした。
この御本では、
フィデルマさん、或る修道院からの要請を受け、
海上を旅するシーンから物語の幕が上がります。
「むむッ! ぜんぽうにィ、ふしんぶつゥ!」
「がるるっぐるがる!?!」(←訳:まさかっ幽霊船!?!)
荒れる海で、
フィデルマさんが乗る船と行き逢ったのは
乗員のいない大型船……
幽霊船ではないようですが、
この船の船長さんはどこへ行ったのでしょう?
乗員は? 乗客は?
フィデルマさんが目指す修道院と
そこで起きた事件に、
だぁれも乗っていない不審船は
何か関係があるのでしょうか……?
修道院で起きた事件とその謎、
解決を依頼されて遠くから参じる探偵役の僧侶さん――
というと、
多くの活字マニアさんが連想するのは
ウンベルト・エーコさん著『薔薇の名前』であることでしょう。
『薔薇の名前』の名探偵・バスカヴィルのウィリアムさんは
14世紀の御方でしたが、
フィデルマさんが数々の謎と対峙する
7世紀のアイルランドは
ずいぶんと事情が違っているようです。
各地に残る、土着の古い宗教や俗信、
王さまたちと族長たちの対立、
フィデルマさんへの嫌悪感を隠そうとしない傲慢な修道院長、
そして乗員が消えた船……
「ふゥ~、
とかなくちゃならないィ、なぞッ、おおすぎまスでス!」
「がるるぐーる!」(←訳:忙しいよ!)
法廷弁護士の名に懸けて!
フィデルマさんは少しずつ、
でも確実に、
謎の真相に近付きます。
不穏な気配が背後から忍び寄るのを
充分に知りつつも……。
7世紀のアイルランドを舞台にしたミステリなんて
ワケわかんないよ~!と、お嘆きの活字マニアさん、
心配は御無用です♪
じっくり、ゆっくり、読んでゆけば、
フィデルマさんの推理についてゆけますとも!
『薔薇の名前』ファンの方々は、
中世イタリアの風習と比較しつつ、
古きアイルランドの探偵物語を御堪能くださ~い!
「すいりィ、ありッ!
ぼうけんッ、ありッ!
さすぺんすもォ、いぱァーいッ!」
「ぐるぐるがるぐるる!」(←訳:一流エンタミステリですよ!)