こんにちは、ネーさです。
ジロ・デ・イタリアがつい先日幕を閉じて、
もうすぐツール・ド・フランス!
本場欧州の自転車レースで頂点に立つのは誰なのかしら?
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐる~るるがる……!」(←訳:虎です!混戦の予感がする……!)
その混戦から抜け出すエースさんを、
本日はズバリ予想!……なワケはなくて。
もちろん読書タ~イム!
活字マニアを自負する方々、こちらを、どうぞ~!
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―― グランヴィル ――
著者は鹿島茂さん、2011年3月に発行されました。
副題に『鹿島茂コレクション1 ―19世紀フランス幻想版画―』とありますこの御本は、
2011年3月23日~4月3日にかけて
練馬区立美術館で開催された
『鹿島茂コレクション1 グランヴィル ―19世紀フランス幻想版画展』の
図録をも兼ねたものです。
「おふらんすゥ?」
「ぐるるるぐる?」(←訳:グランヴィル?)
……そうなんですのよね~、
フランスの版画画家グランヴィルさんの名を知っている御方は
多くない、んです。
古書好きのマニアさんでもない限り、
聞いたこともない、というところでしょうか。
J-J・グランヴィルさんこと
本名ジャン=イニャス=イジドール・ジェラールさん(1803~1847)。
著者・鹿島さんは言います。
グランヴィルさんが後世の美術に与えた影響はほぼゼロ。
その名と業績が忘れ去られてしまったとしても、
美術史に変化は生じない――
「えェッ? そんなァ~」
「ぐるがるるるぐるがるる~!」(←訳:そんな冷たいこと言わないで~!)
美術史上の巨人ではないかもしれないけれど、でも。
鹿島さん御自身は、回想するのです。
グランヴィルとの出会いが、私の人生を変えた!
パリの古書店で、グランヴィル作品と邂逅した鹿島さんは
以来、コレクションを始めます。
また、グランヴィルさんの生涯をも、
詳しく調査せずにはいられませんでした。
我が愛する版画画家さんは
どのような人生をおくったのだろうか……?
「げいじゅつかさんッ、でスからねッ!」
「がるがるぐるるーる?」(←訳:天才か奇人変人かー?)
雑誌に掲載された風刺画、
タロットカードのために描いた画や、
寓意を盛り込んだシュールな石版画、
そしてファンタジアの極みというべき
花々と星たちの幻想画の世界。
鹿島さんのコレクションに、
不遇な版画家さんの作品は少しずつ、
しかし確実に、
その数を増やしてゆきます。
美術史へグランヴィルさんが与えた影響はない、とは、
いえいえ、私ネーさ、ちっとも思いませんよ!
19世紀前半の印刷美術史上では、
グランヴィルさん、立派な巨星さんです!
その光跡、
遺された数々の作品は、
今後いっそう評価を高めてゆくことでしょう♪
「もッともッとォ、ぴかぴかとォ!」
「ぐるがるる!」(←訳:輝け一等星!)
アート好きさん、
活字マニアさんも、
ぜひ御一読を!
ついでに言っちゃいますと、
グランヴィルさんの作品中、私ネーさがいっちばん好きなのは
この御本では《彗星の大旅行》という題名で紹介されている彩色木版画です。
荒俣宏さん訳のファンタジーストーリー、
ロード・ダンセイニ著『魔法の国の旅人』の表紙画に
用いられたこともある美しい画ですから、
御存知の方もおられるかもしれませんね。
「おほしさまのォ、わんだーわーるどォ!」
「がるるるぐるるるー!」(←訳:皆で観にゆこうー!)
ジロ・デ・イタリアがつい先日幕を閉じて、
もうすぐツール・ド・フランス!
本場欧州の自転車レースで頂点に立つのは誰なのかしら?
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐる~るるがる……!」(←訳:虎です!混戦の予感がする……!)
その混戦から抜け出すエースさんを、
本日はズバリ予想!……なワケはなくて。
もちろん読書タ~イム!
活字マニアを自負する方々、こちらを、どうぞ~!
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―― グランヴィル ――
著者は鹿島茂さん、2011年3月に発行されました。
副題に『鹿島茂コレクション1 ―19世紀フランス幻想版画―』とありますこの御本は、
2011年3月23日~4月3日にかけて
練馬区立美術館で開催された
『鹿島茂コレクション1 グランヴィル ―19世紀フランス幻想版画展』の
図録をも兼ねたものです。
「おふらんすゥ?」
「ぐるるるぐる?」(←訳:グランヴィル?)
……そうなんですのよね~、
フランスの版画画家グランヴィルさんの名を知っている御方は
多くない、んです。
古書好きのマニアさんでもない限り、
聞いたこともない、というところでしょうか。
J-J・グランヴィルさんこと
本名ジャン=イニャス=イジドール・ジェラールさん(1803~1847)。
著者・鹿島さんは言います。
グランヴィルさんが後世の美術に与えた影響はほぼゼロ。
その名と業績が忘れ去られてしまったとしても、
美術史に変化は生じない――
「えェッ? そんなァ~」
「ぐるがるるるぐるがるる~!」(←訳:そんな冷たいこと言わないで~!)
美術史上の巨人ではないかもしれないけれど、でも。
鹿島さん御自身は、回想するのです。
グランヴィルとの出会いが、私の人生を変えた!
パリの古書店で、グランヴィル作品と邂逅した鹿島さんは
以来、コレクションを始めます。
また、グランヴィルさんの生涯をも、
詳しく調査せずにはいられませんでした。
我が愛する版画画家さんは
どのような人生をおくったのだろうか……?
「げいじゅつかさんッ、でスからねッ!」
「がるがるぐるるーる?」(←訳:天才か奇人変人かー?)
雑誌に掲載された風刺画、
タロットカードのために描いた画や、
寓意を盛り込んだシュールな石版画、
そしてファンタジアの極みというべき
花々と星たちの幻想画の世界。
鹿島さんのコレクションに、
不遇な版画家さんの作品は少しずつ、
しかし確実に、
その数を増やしてゆきます。
美術史へグランヴィルさんが与えた影響はない、とは、
いえいえ、私ネーさ、ちっとも思いませんよ!
19世紀前半の印刷美術史上では、
グランヴィルさん、立派な巨星さんです!
その光跡、
遺された数々の作品は、
今後いっそう評価を高めてゆくことでしょう♪
「もッともッとォ、ぴかぴかとォ!」
「ぐるがるる!」(←訳:輝け一等星!)
アート好きさん、
活字マニアさんも、
ぜひ御一読を!
ついでに言っちゃいますと、
グランヴィルさんの作品中、私ネーさがいっちばん好きなのは
この御本では《彗星の大旅行》という題名で紹介されている彩色木版画です。
荒俣宏さん訳のファンタジーストーリー、
ロード・ダンセイニ著『魔法の国の旅人』の表紙画に
用いられたこともある美しい画ですから、
御存知の方もおられるかもしれませんね。
「おほしさまのォ、わんだーわーるどォ!」
「がるるるぐるるるー!」(←訳:皆で観にゆこうー!)