テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

下ろう、ゴールへの川面を。

2011-06-06 23:17:07 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日、6月6日は昔から
 御稽古事を始めるのにとても良いとされている日ですね!
 私ネーさも、何か始めようかしら~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うちゅうゆうえいッ、はじめたいィでスゥ!」
「がるる!ぐるがるぐるがるる!」(←訳:虎です!それならボクは宇宙旅行!)

 宇宙遊泳? 宇宙旅行?
 そうね、ネーさは宇宙海賊になるための御稽古を……ってムリですっ!
 私たちに出来るのは、
 今日も地道にコツコツと
 地球の片隅で読書タイム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
             ―― 四月の橋 ――


 
 著者は小島正樹さん、2010年9月に発行されました。
 つい先日、小島さん著『十三回忌』を御紹介したばかりですが、
 この御本では、著者さんの趣味を活かした物語が展開されます。

「しゅみィ? いッたいィ、なにィでスかッ?」
「がるるぐるがる?」(←訳:昆虫採集とか?)
「ぷろれすゥ、とかッ?」

 著者・小島さんの趣味はリバーカヤックと散歩。
 ほら、カバー裏にお写真が掲載されておりますよ。
 これは……リバーカヤックをなさっているところですね!

「おォ! すぽーつまんでスねッ!」
「がるーる!」(←訳:すごーい!)

 そして、物語の主人公である川路弘太郎(かわじ・こうたろう)さんも、
 リバーカヤックを趣味にしています。
 鹿児島出身の川路さん、
 4年前から或る弁護士事務所に勤めていて、
 休日といえば、
 カヤック仲間と川にお出かけしているんですね。

 けれど、本業はもちろん弁護士さん。
 特に今は、事務所の所長さんが入院しているので、
 下っ端の若い川路さんに
 あれやこれやとシワ寄せが来ているのでした。
 ああ、カヤックは楽しいけれど、
 書類作りはどうもなぁ~…。

「ううむゥ、きもちはァ、わかりィまスゥ~」
「ぐるるるがるぐるがるるる……」(←訳:事務をしててもココロは川へ……)

 いえ、川のことばかり考えていられない事態が
 川路さんを襲いましたよ。
 
 友人の父上が
 事件に巻き込まれた?
 それも、重大な刑事事件に――!
 
 友人さんの要請により、、
 川路さん、弁護人に選任されました、が……
 状況は圧倒的に不利?
 動機があって、
 機会があって、
 アリバイはなし……。
 
「それはァ、やぱりィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:探偵を呼ばないと!)

 『十三回忌』はトリックで読ませるミステリ作品でしたが、
 こちらの御本はいわば
 ストーリーで読ませるミステリ、でしょうか。
 まだまだ経験不足の弁護士・川路くん、
 事件を解決できるのかしら……?
 いえいえ、弱気はダメですね。
 なんとしても、
 解決しなくては!!

「すぱッとォ、かいとうらんまッ!」
「がるるぐるぅ?」(←訳:出来るかなぁ?)

 ミステリ好きさん、
 スポーツ好きさんにも
 おすすめですよ~♪  
コメント
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