テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

再訪!《ムットーニワールド からくりシアターⅡ》

2011-06-24 23:13:32 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス! ……あれッ?」
「がるるー!ぐるるるがるぐる?」(←訳:虎ですー!ネーさはどこだろ?) 

 こんにちは、ネーさです。
 本日は、熱波の中をあっぷあっぷと泳ぎ、
 またまた行ってまいりましたよ~♪

 《ムットーニワールド からくりシアターⅡ》、
  会場は、八王子市夢美術館!

  

「あッ! むッとーにさんだァ!」
「がるぐるがるるがるる?」(←訳:こないだ行ったでしょ?)

 はい、会期初日にさっそく伺ったのですが、
 今日6月24日は……

  

 と、御覧のように、上演会が行われるんですね!
 《ムットーニワールド からくりシアターⅡ》の会期は、
 残すところ、今日を含めてあと三日……!
 週末の上演会はものすご~く混雑しますから、
 行くなら金曜日の今日がチャンス!

「おッけェー! れッつゥごォ~♪」
「ぐるがるっ!」(←訳:行こ行こっ!)

 結論を申し上げますと、
 行ってみて正解でした!
 会期初日の上演会では、
 ムットーニさん、試運転状態だったようです。
 比べるに、今日は弁舌なめらか、アドリブも冴え、進行もテンポよく、
 一段と楽しい上演会となりました♪

 自動人形師《ムットーニ》さんこと、武藤政彦さん――
 光りと音と人形たちを自在に操り、
 禁酒法時代のシカゴへ、
 はるかな未来へ、
 異形たちが闊歩する別世界へ、
 観る者を連れていってくれるアーティストさんです。

 上演会とは、
 ムットーニさん御自身が、
 自作の『からくり箱』に寄り添い、
 口上を述べ、
 自動人形たちのものがたりを語り、
 ときには楽器を手に人形と合奏したりもする
 演劇的な催し、なのです。

「たのしくてェ、うきうきッ♪」
「ぐるぐるるるがる♪」(←訳:面白くてワクワク♪)

 大掛かりな代表作、
 バンドを従えた歌姫の大舞台、
 海上に浮かぶ少女のまぼろし……

 バラエティに富むムットーニさんの“演目”数ある中で、
 私ネーさのおすすめは、
 『アローン・ランデヴー』。

  

 レイ・ブラドベリさんの短編小説『万華鏡』を原作とするこの作品は、
 ただもうひたすらに美しく、
 宇宙に魅せられた者――魅入られた者の、
 悲しみと喜びの一瞬を描きます。
 はかなく、
 また比類なく壮絶に、
 夜空を横切る《願い》のものがたり……。

 『アローン・ランデヴー』を見るたび、思います。
 SF作家にして日本SFの父、野田昌宏さんに
 この光の小宇宙を見ていただきたかったなあ、と。
 そしてまた、原作者のブラッドベリさんにも見ていただきたいなあ、と。

 SF好きさんの心をグッとつかむムットーニさんのマジック、
 すべての活字マニアさんにも、
 ぜひぜひ、観ていただきたいわ~!!

「ネーさッ、こッちもォ!」
「ぐるるがる!」(←訳:新作だよう!)

  

 こちらは、2011年の新作『ウィング エレメント』のポストカードです。
 カードの右下部分に、
 ムットーニさんのサインをいただいちゃいましたよ~♪♪
 上演会後にはサインをして下さるサーヴィスぶり!
 嬉しいですね!

「ありがとうございまスゥ、むッとーにさんッ!」
「ぐるがるるー!」(←訳:大感謝ですー!)

 ムットーニさんのファンの方々は、
 今週末、八王子市夢美術館へ!

 活字マニアさんは、こちらも!

  

 画像左下にあります御本が、
 レイ・ブラッドベリさん著『刺青の男』です。
 『万華鏡』が収録されているのは、この御本!
 SF史上に名高い傑作を、未読の御方はぜひ!
  
コメント
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