「こんにちわッ!テディちゃでスーッ!
ネーさッ、たいへんッたいへんッ!」
「がるる!ぐるがるるーっ!」(←訳:虎です!これを見てーっ!)
こんにちは、ネーさです!
ふひゃーっ!
今週号の週刊少年JUMP掲載『ONE PIECE』の扉絵には
我らがボンちゃんが!!
元気でいてくれたのねボンちゃーん!
嬉しい気分で、本日も読書タイムに出発進行ですよ~♪
―― 澁澤龍彦との旅 ――
著者は澁澤龍子(しぶさわ・りゅうこ)さん、2012年4月に発行されました。
先日ご紹介しました『作家の旅』にも登場していた澁澤龍彦(しぶさわ・たつひこ)さん――
この御本は、著者・澁澤龍子さんが御夫君・龍彦さんとの
旅の思い出を綴った一冊です。
澁澤龍彦さん……!
平成生まれのお若い活字マニアさんは、
どうなのかしら?
澁澤さんのお名前を知っておられるのでしょうか?
「しッてるゥかなッ??」
「ぐるがるがる?」(←訳:知らないかな?)
美術評論家?小説家?仏文学者?
そのどれでもあって、
同時にどの枠にも収まりきらないような、
偉大な文章家さんであった、と申し上げたらよいのでしょうか。
ただ、これだけは言えます。
澁澤龍彦さんは、
美しいもの、
不思議なもの、
隠されていた秘密の世界を
私たち読み手に教えてくれた御方でした。
現在ではとても有名になっている
ボマルツォの奇怪な庭園も、
シチリア島の荒れた屋敷も、
ラコストのサド侯爵城跡も、
花や樹木をモチーフにした騙し絵も、
明恵上人の夢も、
高丘親王の航海も、
みんなみんな澁澤さんが見出し、伝えてくれたからこそ、
私たちは知ることが出来ました。
そして、常に澁澤さんのかたわらに在り、
一緒に旅をしたのがパートナーの澁澤龍子さんです。
「ほんとうのッ、たびのともッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:手に手を取って!)
《書斎の旅人》であった澁澤龍彦さんは、
龍子さんと出逢って初めて書斎の外へ、真の異国へと
旅を始めます。
けれど、すべての雑事を担うのは、龍子さん!
切符の手配、
レストランでの注文、
各国通貨の両替をぜ~んぶ龍子さんに任せて、
龍彦さんは半ば空想の世界の旅人状態。
「ふつーのおくさんならァ、おこりまスゥ!」
「がっるる!」(←訳:きっとね!)
龍子さんは怒りませんよ。
想えば、御二方を結びつけたのも《旅》でした。
旅に行きたいと休暇の申請をしたら
上司に怒られたと嘆く龍子さんに、
澁澤さんは言います――
『ぼくが連れて行ってあげるから会社なんてやめちゃえ』。
「わーおッ♪♪」
「がるるっ♪♪」
友人たちを巻き込んで、
欧州へ、京都へ、東北へ――
《眼》を持つひとは、こんな風に旅をする。
そう思わせる御本です。
澁澤さんのファンの方々、
これから澁澤さんの作品に触れる活字マニアさんも、
どうかぜひ!
「はるもォ、なつもッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:いつでも旅へ!)
ネーさッ、たいへんッたいへんッ!」
「がるる!ぐるがるるーっ!」(←訳:虎です!これを見てーっ!)
こんにちは、ネーさです!
ふひゃーっ!
今週号の週刊少年JUMP掲載『ONE PIECE』の扉絵には
我らがボンちゃんが!!
元気でいてくれたのねボンちゃーん!
嬉しい気分で、本日も読書タイムに出発進行ですよ~♪
―― 澁澤龍彦との旅 ――
著者は澁澤龍子(しぶさわ・りゅうこ)さん、2012年4月に発行されました。
先日ご紹介しました『作家の旅』にも登場していた澁澤龍彦(しぶさわ・たつひこ)さん――
この御本は、著者・澁澤龍子さんが御夫君・龍彦さんとの
旅の思い出を綴った一冊です。
澁澤龍彦さん……!
平成生まれのお若い活字マニアさんは、
どうなのかしら?
澁澤さんのお名前を知っておられるのでしょうか?
「しッてるゥかなッ??」
「ぐるがるがる?」(←訳:知らないかな?)
美術評論家?小説家?仏文学者?
そのどれでもあって、
同時にどの枠にも収まりきらないような、
偉大な文章家さんであった、と申し上げたらよいのでしょうか。
ただ、これだけは言えます。
澁澤龍彦さんは、
美しいもの、
不思議なもの、
隠されていた秘密の世界を
私たち読み手に教えてくれた御方でした。
現在ではとても有名になっている
ボマルツォの奇怪な庭園も、
シチリア島の荒れた屋敷も、
ラコストのサド侯爵城跡も、
花や樹木をモチーフにした騙し絵も、
明恵上人の夢も、
高丘親王の航海も、
みんなみんな澁澤さんが見出し、伝えてくれたからこそ、
私たちは知ることが出来ました。
そして、常に澁澤さんのかたわらに在り、
一緒に旅をしたのがパートナーの澁澤龍子さんです。
「ほんとうのッ、たびのともッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:手に手を取って!)
《書斎の旅人》であった澁澤龍彦さんは、
龍子さんと出逢って初めて書斎の外へ、真の異国へと
旅を始めます。
けれど、すべての雑事を担うのは、龍子さん!
切符の手配、
レストランでの注文、
各国通貨の両替をぜ~んぶ龍子さんに任せて、
龍彦さんは半ば空想の世界の旅人状態。
「ふつーのおくさんならァ、おこりまスゥ!」
「がっるる!」(←訳:きっとね!)
龍子さんは怒りませんよ。
想えば、御二方を結びつけたのも《旅》でした。
旅に行きたいと休暇の申請をしたら
上司に怒られたと嘆く龍子さんに、
澁澤さんは言います――
『ぼくが連れて行ってあげるから会社なんてやめちゃえ』。
「わーおッ♪♪」
「がるるっ♪♪」
友人たちを巻き込んで、
欧州へ、京都へ、東北へ――
《眼》を持つひとは、こんな風に旅をする。
そう思わせる御本です。
澁澤さんのファンの方々、
これから澁澤さんの作品に触れる活字マニアさんも、
どうかぜひ!
「はるもォ、なつもッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:いつでも旅へ!)