こんにちは、ネーさです。
祝!スカイツリー開業~!
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
すかいつりーにィ、のぼッてみたいィでスゥ!」
「がるる!ぐるがるるぐるがるるる!」(←訳:虎です!ボクが行きたいのはソラマチ!)
そうね!
私ネーさもソラマチへ行ってお買い物しまくりたいわ!
ソラマチ開業初日の今日は、ロクシタンでハッピーバッグが売り出されたそうよ!
リラックマストアや、ルートートのお店もいいな~♪♪
……って、いけない、お買い物野望ブログになりかかったところを、
ぎゅっと手綱を引き締めて、
本日も読書タイムと参りましょう!
―― チェスをする女 ――
著者はベルティーナ・ヘンリヒスさん、
原著は2005年に、日本語版は2011年2月に発行されました。
仏語原題は『LA JOUEUSE D'ECHECS』、
著者のヘンリヒスさんはフランクフルト生まれのドイツ人女性さんですが、
現在はパリに移り住み、
この御本もフランス語で著述されています。
「ふらんすゥでスかァ~♪」
「ぐるるぐるがるぐる!」(←訳:パリも行きたいよね!)
そうよね!パリで楽しくお買い物!……いえいえ、そうじゃなくて。
この小説作品の舞台は、
フランスではありません。
舞台は、ギリシャの、
エーゲ海に浮かぶ小さな島です。
その島――ナクソス島にあるのは、
未完成のままのアポロン神殿の遺跡と、
砂丘と、紺碧の海。
「ふむむッ! かんこうちィ、でス!」
「がるーるるぐるがるるぐる♪」(←訳:リゾートアイランドなんだ♪)
主人公のエレニさんは、
丘の上にある『ホテル・ディオニソス』の客室係として働いています。
毎日6時10分には出勤して、仕事着に着替え、
20ほどの客室を、お客さんが出入りするタイミングを見極めながら
次から次へルームメイキングしてゆく……
そつのない仕事ぶりのエレニさん、
或る日、お掃除をしていて
ミスともいえないミスをしてしまいます。
17号室に宿泊しているフランス人ヴァカンス客の、
チェス盤の駒がひとつ、
床に落下。
もちろん、わざとしたことではありません。
駒を拾って、元の場所に戻そうとして、
でも……チェス盤のどこにこの駒はあったのでしょう?
見当がつかず、
盤の横に駒をそっと置き、
ルームメイクを終えたエレニさんは17号室を出ました。
その出来事は、なぜか、エレニさんの心に残ります。
迷子になった小さなポーン……。
チェス盤……チェス……。
そうだ!
夫の誕生日にチェスをプレゼントしよう!
「あはッ♪ よいィあいでィあァ、でス!」
「がるるぐるるるっ!」(←訳:面白そうじゃん!)
プレゼントにチェスを!
素敵なアイディア、に思われますが、
狭い島では、何をするにも他人の目があります。
チェスを買う?
そんなの、とんでもない!
苦労してチェスのセットを買入れ、夫に贈ったのに、
触ってももらえないチェス盤を
エレニさんは磨き、
眠れぬ夜に、ふと手に取ります。
「むッ? もしやッ?」
「がるっるがるっる?」(←訳:ハマっちゃった?)
チェスに魅了されたエレニさん。
けれど、彼女に向けられた視線はやはり――
チェスをする?
そんなの、まさかね!
笑っちゃうわ!
嘲笑され、孤立するエレニさん。
古い思想や慣習に縛られた島の中で、
彼女はチェスを続けてゆくことが出来るのでしょうか……
「ちぇすのォ、どこがァ、いけないのでスかッ??」
「がるっるぐるぐるるる~!」(←訳:さっぱり分かんないよ~!)
欧米では皆チェスをして、チェスに詳しくて、
と私たち日本人は思いがちですが、
実情は違っているようです。
小さな島で、
チェスなどという《変わったこと》をするのは、
すなわち旧来の常識を破ろうとするのは、
どういう意味合いを持つのか。
エレニさんを待ち受けるのは、何なのか。
いえ、難しく考える必要はないんです!
詠み手の視覚的想像力を刺激する
この美しい小説は、実際に映画化もされました!
海を望む小さな島で起きるエレニさんの冒険と旅のものがたり、
未読の活字マニアさんに、
ぜひのおすすめですよ~♪
「うみのォようなァ~♪」
「ぐるがるぐるるるがるるがるる!」(←訳:広く大きなこころでお読み下さい!)
祝!スカイツリー開業~!
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
すかいつりーにィ、のぼッてみたいィでスゥ!」
「がるる!ぐるがるるぐるがるるる!」(←訳:虎です!ボクが行きたいのはソラマチ!)
そうね!
私ネーさもソラマチへ行ってお買い物しまくりたいわ!
ソラマチ開業初日の今日は、ロクシタンでハッピーバッグが売り出されたそうよ!
リラックマストアや、ルートートのお店もいいな~♪♪
……って、いけない、お買い物野望ブログになりかかったところを、
ぎゅっと手綱を引き締めて、
本日も読書タイムと参りましょう!
―― チェスをする女 ――
著者はベルティーナ・ヘンリヒスさん、
原著は2005年に、日本語版は2011年2月に発行されました。
仏語原題は『LA JOUEUSE D'ECHECS』、
著者のヘンリヒスさんはフランクフルト生まれのドイツ人女性さんですが、
現在はパリに移り住み、
この御本もフランス語で著述されています。
「ふらんすゥでスかァ~♪」
「ぐるるぐるがるぐる!」(←訳:パリも行きたいよね!)
そうよね!パリで楽しくお買い物!……いえいえ、そうじゃなくて。
この小説作品の舞台は、
フランスではありません。
舞台は、ギリシャの、
エーゲ海に浮かぶ小さな島です。
その島――ナクソス島にあるのは、
未完成のままのアポロン神殿の遺跡と、
砂丘と、紺碧の海。
「ふむむッ! かんこうちィ、でス!」
「がるーるるぐるがるるぐる♪」(←訳:リゾートアイランドなんだ♪)
主人公のエレニさんは、
丘の上にある『ホテル・ディオニソス』の客室係として働いています。
毎日6時10分には出勤して、仕事着に着替え、
20ほどの客室を、お客さんが出入りするタイミングを見極めながら
次から次へルームメイキングしてゆく……
そつのない仕事ぶりのエレニさん、
或る日、お掃除をしていて
ミスともいえないミスをしてしまいます。
17号室に宿泊しているフランス人ヴァカンス客の、
チェス盤の駒がひとつ、
床に落下。
もちろん、わざとしたことではありません。
駒を拾って、元の場所に戻そうとして、
でも……チェス盤のどこにこの駒はあったのでしょう?
見当がつかず、
盤の横に駒をそっと置き、
ルームメイクを終えたエレニさんは17号室を出ました。
その出来事は、なぜか、エレニさんの心に残ります。
迷子になった小さなポーン……。
チェス盤……チェス……。
そうだ!
夫の誕生日にチェスをプレゼントしよう!
「あはッ♪ よいィあいでィあァ、でス!」
「がるるぐるるるっ!」(←訳:面白そうじゃん!)
プレゼントにチェスを!
素敵なアイディア、に思われますが、
狭い島では、何をするにも他人の目があります。
チェスを買う?
そんなの、とんでもない!
苦労してチェスのセットを買入れ、夫に贈ったのに、
触ってももらえないチェス盤を
エレニさんは磨き、
眠れぬ夜に、ふと手に取ります。
「むッ? もしやッ?」
「がるっるがるっる?」(←訳:ハマっちゃった?)
チェスに魅了されたエレニさん。
けれど、彼女に向けられた視線はやはり――
チェスをする?
そんなの、まさかね!
笑っちゃうわ!
嘲笑され、孤立するエレニさん。
古い思想や慣習に縛られた島の中で、
彼女はチェスを続けてゆくことが出来るのでしょうか……
「ちぇすのォ、どこがァ、いけないのでスかッ??」
「がるっるぐるぐるるる~!」(←訳:さっぱり分かんないよ~!)
欧米では皆チェスをして、チェスに詳しくて、
と私たち日本人は思いがちですが、
実情は違っているようです。
小さな島で、
チェスなどという《変わったこと》をするのは、
すなわち旧来の常識を破ろうとするのは、
どういう意味合いを持つのか。
エレニさんを待ち受けるのは、何なのか。
いえ、難しく考える必要はないんです!
詠み手の視覚的想像力を刺激する
この美しい小説は、実際に映画化もされました!
海を望む小さな島で起きるエレニさんの冒険と旅のものがたり、
未読の活字マニアさんに、
ぜひのおすすめですよ~♪
「うみのォようなァ~♪」
「ぐるがるぐるるるがるるがるる!」(←訳:広く大きなこころでお読み下さい!)