こんにちは、ネーさです。
週末が来ましたね♪
開業後、初の土日を迎えるスカイツリーとソラマチは混雑必至!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
はやくゥ~のぼッてみたいィなッ♪すかいつりーッ!」
「がるる!がるるるぐるがるるるる!」(←訳:虎です!出来れば晴れた日に登りたい!)
ソラマチ方面にお出掛け予定の御方は、
どうぞ楽しんできてくださいね。
お出掛け未定の活字マニアさんは、
さあ、楽しい読書タイムを!
本日は、こちらを、どうぞ~!
―― フェルメール 静けさの謎を解く ――
著者は藤田令伊(ふじた・れい)さん、2011年12月に発行されました。
まぁ~たフェルメールさんについての御本~?と
呆れられちゃうかもしれませんが……
「そォでス!
またァなのでスかァ~??」
「がるぐるるる!」(←訳:しぶといんだ!)
『真珠の耳飾りの少女』来日を目前に、
じわ~っと増えてゆくフェルメールさん大好きなアートマニアさんと、
どど~っと増えてゆく関連本&グッズ各種……。
この御本も、便乗組の一冊かしら~と
用心しながら手にしてみれば――
おお!
良い意味で期待を裏切られましたよ!
内容充実!
新たな視点からフェルメールさんの作品と生涯を解読しようと試みる、
まさにマニア諸氏向けの研究本です♪
「あゥッ? まにあッ??」
「ぐるるがるるる~…」(←訳:なんか難しそう~…)
難しくはありませんよ。
コンパクトな新書サイズで、通勤バッグにも入りますね。
ちょっと時間に余裕ができたときに
ゆっくり、ゆったり、読み進んでゆきたい文章には
たくさんの『!』が織り込まれています。
フェルメールさんが使った美しい青――顔料の秘密。
高価なウルトラマリンブルーを
画家さんはどのように用いたのか?
御本の題名にもある《静けさ》の秘密。
フェルメールさんの画は、なぜ観る者に静謐な印象を与えるのか?
光の画家と言われる画家はレンブラントさんやカラヴァッジョさんなど、
大勢いるというのに、
光を描いて静謐を連想させる画家さんは
フェルメールさんただひとり……。
それは、なぜ?
「がめんのひだりうえッ!」
「がるぐるがるるるぐる!」(←訳:左上からの柔らかい光!)
また、著者・藤田さんは
第五章『穏やかな光、霞む空気』で実に興味深い指摘をしておられます。
フェルメールさんの時代、
太陽の活動は著しく低下していた……!
天文学の専門語でいう『マウンダー極小期』がそれで、
1645年~1715年にかけ、
ヨーロッパでは平均気温が非常に低くなったのだそうです。
テムズ川は凍り、オランダの運河も凍結!
農作物は不作になり、
寒さのあまり毛織物産業が発達したほど!
もしかしたら、フェルメールさんの画の光が
どことなくぼんやりと、
淡いようにも見えるのは、
『マウンダー極小期』の弱った太陽光のせい……?
「ふゥわわッ! はんにんはァ、たいようッ?」
「がるっ!」(←訳:驚きっ!)
ムンクさんの作品『叫び』の背景が紅いのは
当時の異常気象をありのままに描写したがゆえ、
という説は有名ですが、
フェルメールさんの画にも
気象や天文が影響していたのだとは!
つい先日、金環日食に感動したばかりの私たちには、
身に沁みて感じられますよね!
太陽が人間に及ばすチカラって、
想像以上に、大きい~!
「くらくてェ、さむかッたでス!」
「がるぐるるる、ぐるるっぐる!」(←訳:どきどきして、びっくりして!)
フェルメールさんの画業だけでなく、
その時代の社会や文化、科学技術までも、
広く深く案内してくれるこの御本、
アート好きさんに、
科学本も歴史ジャンル本も好きだ!という活字マニアさんにおすすめです。
ぜひ新書コーナーで“発見”を!
「てんもんがくまにあさんにもッ!」
「がるぐるる!」(←訳:大推奨です!)
週末が来ましたね♪
開業後、初の土日を迎えるスカイツリーとソラマチは混雑必至!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
はやくゥ~のぼッてみたいィなッ♪すかいつりーッ!」
「がるる!がるるるぐるがるるるる!」(←訳:虎です!出来れば晴れた日に登りたい!)
ソラマチ方面にお出掛け予定の御方は、
どうぞ楽しんできてくださいね。
お出掛け未定の活字マニアさんは、
さあ、楽しい読書タイムを!
本日は、こちらを、どうぞ~!
―― フェルメール 静けさの謎を解く ――
著者は藤田令伊(ふじた・れい)さん、2011年12月に発行されました。
まぁ~たフェルメールさんについての御本~?と
呆れられちゃうかもしれませんが……
「そォでス!
またァなのでスかァ~??」
「がるぐるるる!」(←訳:しぶといんだ!)
『真珠の耳飾りの少女』来日を目前に、
じわ~っと増えてゆくフェルメールさん大好きなアートマニアさんと、
どど~っと増えてゆく関連本&グッズ各種……。
この御本も、便乗組の一冊かしら~と
用心しながら手にしてみれば――
おお!
良い意味で期待を裏切られましたよ!
内容充実!
新たな視点からフェルメールさんの作品と生涯を解読しようと試みる、
まさにマニア諸氏向けの研究本です♪
「あゥッ? まにあッ??」
「ぐるるがるるる~…」(←訳:なんか難しそう~…)
難しくはありませんよ。
コンパクトな新書サイズで、通勤バッグにも入りますね。
ちょっと時間に余裕ができたときに
ゆっくり、ゆったり、読み進んでゆきたい文章には
たくさんの『!』が織り込まれています。
フェルメールさんが使った美しい青――顔料の秘密。
高価なウルトラマリンブルーを
画家さんはどのように用いたのか?
御本の題名にもある《静けさ》の秘密。
フェルメールさんの画は、なぜ観る者に静謐な印象を与えるのか?
光の画家と言われる画家はレンブラントさんやカラヴァッジョさんなど、
大勢いるというのに、
光を描いて静謐を連想させる画家さんは
フェルメールさんただひとり……。
それは、なぜ?
「がめんのひだりうえッ!」
「がるぐるがるるるぐる!」(←訳:左上からの柔らかい光!)
また、著者・藤田さんは
第五章『穏やかな光、霞む空気』で実に興味深い指摘をしておられます。
フェルメールさんの時代、
太陽の活動は著しく低下していた……!
天文学の専門語でいう『マウンダー極小期』がそれで、
1645年~1715年にかけ、
ヨーロッパでは平均気温が非常に低くなったのだそうです。
テムズ川は凍り、オランダの運河も凍結!
農作物は不作になり、
寒さのあまり毛織物産業が発達したほど!
もしかしたら、フェルメールさんの画の光が
どことなくぼんやりと、
淡いようにも見えるのは、
『マウンダー極小期』の弱った太陽光のせい……?
「ふゥわわッ! はんにんはァ、たいようッ?」
「がるっ!」(←訳:驚きっ!)
ムンクさんの作品『叫び』の背景が紅いのは
当時の異常気象をありのままに描写したがゆえ、
という説は有名ですが、
フェルメールさんの画にも
気象や天文が影響していたのだとは!
つい先日、金環日食に感動したばかりの私たちには、
身に沁みて感じられますよね!
太陽が人間に及ばすチカラって、
想像以上に、大きい~!
「くらくてェ、さむかッたでス!」
「がるぐるるる、ぐるるっぐる!」(←訳:どきどきして、びっくりして!)
フェルメールさんの画業だけでなく、
その時代の社会や文化、科学技術までも、
広く深く案内してくれるこの御本、
アート好きさんに、
科学本も歴史ジャンル本も好きだ!という活字マニアさんにおすすめです。
ぜひ新書コーナーで“発見”を!
「てんもんがくまにあさんにもッ!」
「がるぐるる!」(←訳:大推奨です!)