「こんにちわッ、テディちゃでス!
♪るるるゥ~♪はるがァきたかもォ~♪」
「がるる!ぐるるがっるるぐるる!」(←訳:虎です!今日はあったかでした!)
こんにちは、ネーさです。
春の足音が聞こえてきたような天候は、
どうやら花粉も運んできたらしゅうございます。
鼻がムズムズするのを堪えながら、
さあ、本日の読書タイムは、この美術評論本でゆきましょう~!

―― 名画の謎 歴史の陰謀篇 ――
著者は中野京子さん、2013年12月に発行されました。
第一作『ギリシャ神話編』、第二作『旧約・新約聖書編』に続いての
《名画の謎》シリーズの第三作が、こちらの
『歴史の陰謀篇』です。
「うむむゥ~! おどろおどろしィふんいきィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:陰謀だからね!)
ええ、なんたって陰謀です。
空気が重苦しくなるのも無理はないわね。
御本表紙の、重苦しいのみならず、
暗くて、不穏で、強い胸騒ぎを感じさせる絵画は、
ポール・ドラローシュさん(1797~1858)の
『ロンドン塔の王子たち』。
シェイクスピア劇ファンさん、
英文学好きな御方はもう、
『ロンドン塔の王子たち』と聞けば、
万事お分かりでしょう。
叔父である王リチャード三世によって
ロンドン塔に幽閉された王子たち。
彼らを待つ運命は……
「ぶるるるッ!」
「がるるぅ!」(←訳:怖いよぅ!)
かくのごとく、絵画には
“陰謀の歯車が回り始める瞬間”を
描いた作品が多数あります。
この御本では他に、
ラファエロさん画『レオ十世と二人の枢機卿』
ヨハネス・フェルメールさんの『恋文』
ダヴィッドさんの『サン=ベルナール峠を越えるナポレオン』
ゴヤさんの『異端審問の法廷』
ジョージ・グロスさんの『恋わずらい』
等々が、陰謀の香りプンプンの名画として
紹介&解説されます。
「いッけんッ、へいわなァふうけいィもッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:実は愛憎熾烈!)
絵画に描き込まれた暗喩(=メタファー)を発見し、
正確に読み解くことは、
とても難しいとされています。
名画と称賛されるものの中にも、
専門家さんたちにも解釈に悩み迷う作品が少なくありません。
が、著者・中野さんは
人気シリーズ《怖い絵》以来の眼力を発揮して、
隠された意味を掘り起こし、
作品の“裏事情”を引き出してゆきます。
華々しく、美しい画面にひっそり植え付けられた
陰謀のタネとはどのようなものなのか――
「きになるのはァ~」
「がるるぐる!」(←訳:その後だね!)
読み手の想像力を刺激しまくるこの御本は、
アート好きさんにも
ミステリ好きさんにも
歴史好きな活字マニアさんにもおすすめですよ♪
「じじつはァ、しょうせつよりもォ~…?」
「ぐるるる!」(←訳:たぶん奇!)
♪るるるゥ~♪はるがァきたかもォ~♪」
「がるる!ぐるるがっるるぐるる!」(←訳:虎です!今日はあったかでした!)
こんにちは、ネーさです。
春の足音が聞こえてきたような天候は、
どうやら花粉も運んできたらしゅうございます。
鼻がムズムズするのを堪えながら、
さあ、本日の読書タイムは、この美術評論本でゆきましょう~!

―― 名画の謎 歴史の陰謀篇 ――
著者は中野京子さん、2013年12月に発行されました。
第一作『ギリシャ神話編』、第二作『旧約・新約聖書編』に続いての
《名画の謎》シリーズの第三作が、こちらの
『歴史の陰謀篇』です。
「うむむゥ~! おどろおどろしィふんいきィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:陰謀だからね!)
ええ、なんたって陰謀です。
空気が重苦しくなるのも無理はないわね。
御本表紙の、重苦しいのみならず、
暗くて、不穏で、強い胸騒ぎを感じさせる絵画は、
ポール・ドラローシュさん(1797~1858)の
『ロンドン塔の王子たち』。
シェイクスピア劇ファンさん、
英文学好きな御方はもう、
『ロンドン塔の王子たち』と聞けば、
万事お分かりでしょう。
叔父である王リチャード三世によって
ロンドン塔に幽閉された王子たち。
彼らを待つ運命は……
「ぶるるるッ!」
「がるるぅ!」(←訳:怖いよぅ!)
かくのごとく、絵画には
“陰謀の歯車が回り始める瞬間”を
描いた作品が多数あります。
この御本では他に、
ラファエロさん画『レオ十世と二人の枢機卿』
ヨハネス・フェルメールさんの『恋文』
ダヴィッドさんの『サン=ベルナール峠を越えるナポレオン』
ゴヤさんの『異端審問の法廷』
ジョージ・グロスさんの『恋わずらい』
等々が、陰謀の香りプンプンの名画として
紹介&解説されます。
「いッけんッ、へいわなァふうけいィもッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:実は愛憎熾烈!)
絵画に描き込まれた暗喩(=メタファー)を発見し、
正確に読み解くことは、
とても難しいとされています。
名画と称賛されるものの中にも、
専門家さんたちにも解釈に悩み迷う作品が少なくありません。
が、著者・中野さんは
人気シリーズ《怖い絵》以来の眼力を発揮して、
隠された意味を掘り起こし、
作品の“裏事情”を引き出してゆきます。
華々しく、美しい画面にひっそり植え付けられた
陰謀のタネとはどのようなものなのか――
「きになるのはァ~」
「がるるぐる!」(←訳:その後だね!)
読み手の想像力を刺激しまくるこの御本は、
アート好きさんにも
ミステリ好きさんにも
歴史好きな活字マニアさんにもおすすめですよ♪
「じじつはァ、しょうせつよりもォ~…?」
「ぐるるる!」(←訳:たぶん奇!)