テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

上野のお山は、ここがおすすめ♪

2014-01-31 21:41:26 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ♪うめはァ~さいたかァ~♪」
「がるる!♪ぐるがるる~♪」(←訳:虎です!♪桜はまだか~♪)

 こんにちは、ネーさです。
 あちこちから梅の花の便りも届き始めたようですが、
 本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
 “桜の名所”=上野にまつわるアートガイド本です。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



        ―― 東洋美術をめぐる旅 東京国立博物館 東洋館 ――



 編著者は東京国立博物館の皆さん、2013年11月に発行されました。
 ……えーと、
 テディちゃ、虎くんは行ったことあるかしら?

 上野の東京国立博物館本館のお隣りにあって、
 アジア諸地域の美術品・工芸品・考古資料を展示する
 国立東京博物館 東洋館に?

「うゥ~んとォ~…」
「ぐ~るぅ~…」(←訳:え~とォ~…)

 ふたりとも、どうやら行ったことない、みたいね。
 ええ、悔しいけれど、そうなんです。
 東京国立博物館の敷地内では最も目立たないのが、東洋館……。

 国宝だらけで歴史好きさん&アート好きさんにとっての天国=本館や、
 企画展を見ようと観客さんが行列する平成館に比べると、
 東洋館はちょっと地味、ではありますが。

 入ってみるとね、面白いんですっ東洋館!

「おッ? ひろォ~いィ!」
「がるるぐる!」(←訳:彫刻がある!)
「まきものもッ!」
「ぐるがる!」(←訳:壺やお皿!)

 東洋館に展示されているのは、
 西はエジプトのものから、
 東は朝鮮半島、台湾、インドネシア……と実に広大です。

 その内容も、
 仏像、女神像などの彫刻、
 山水画や水墨画、
 シルクロード伝来の古楽器、
 青銅器、
 インドの細密画、
 名物裂と呼ばれる古い布、
 中国の書や文房具などなど、
 バラエティ豊か!

「あはァ! おちゃわんがァ、ありまスゥ!」
「がるるる!」(←訳:きれいだ!)

 ええ、そうなんです。
 ここ東洋館では、
 茶人さんならばうっとりするに違いない名品茶器を
 見学することが出来ます。

 特に、
 中国の青磁器がすごい!

 信長さん秀吉さん家康さんも
 欲しがったんじゃないか、
 手に取ったかもしれない、
 そんな重要文化財が
 ガラスケースの中、ごく自然に置かれていて、
 もぉ~溜め息……。

「さわッてみたいッ!」
「がるるぐる!」(←訳:それはムリ!)

 残念ながら、
 手で触れることはもちろんできませんが、
 2013年1月、
 東洋館は大規模な改修工事を終え
 リニューアルオープンしました。

 展示室間はバリアフリー化され、
 展示ケースも新しくなり、
 ぐっと観賞しやすくなったのです♪

 この御本では生まれ変わった東洋館の見どころが
 解説とともに掲載されていますので、
 もし皆さまが東京国立博物館へ行く御予定があるのなら――

「のぞいてェみようッ♪」
「ぐるるる!」(←訳:東洋館を!)

 東京旅行の予定がない御方も、
 写真資料満載のこの一冊、
 ページを捲るだけでも楽しいですよ♪
 ぜひ!
 

コメント
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