テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

新品は、NG?

2014-01-17 21:20:21 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでッス!
 おひさまァ、かもォ~んッ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!好天で桜咲け!)

 こんにちは、ネーさです。
 全国の受験生さんたちにエールを送りつつ、
 さあ、今日も読書タ~イム♪
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



 
           ―― 図説 英国インテリアの歴史 ――



 著者は小野まり さん、2013年11月に発行されました。
 『魅惑のヴィクトリアン・ハウス』と副題が付されています。

「あはァ! しゃしんがァ、いッぱいィ~!」
「ぐーるるるるがるるるる!」(←訳:ホームズさん家みたいな!)

 いま日本では、
 春からの新生活の準備をしなさい!
 家を買って!家具を買って!
 というようなTVのCMや雑誌の広告が目立っていますが、
 英国では……

    真新しい家より年月を経た歴史ある家!
    調度品はアンティーク!

 な風潮が強いようです。

「ふるゥ~いおううちィにィ~♪」
「がるぐる!」(←訳:古い家具!)

 古いものが好まれる、その理由は?
 古いといってもどのくらいの古さがいいんでしょう?

 著者・小野さんは、
 そういった私たち日本人には、
 なぜ?どうして?な疑問を
 とても分かりやすく解き明かしてくださいました♪

 はい、テディちゃ、虎くん、ここで“英国の常識クイズ”です。

    《築○○○年の物件なら、自慢できる》

 ここで○○○に入るのは、なーんだ?

「むむむッ! ひゃくッ、とかッ??」
「……ぐるるぅ?」(←訳:……200ぅ?)

 ブー! 残念でした、この御本の本文によれば、答えは――

    他人様に自慢できるレベルは
    築300年は経っていないとだめでしょう。
    もちろん、
    築500年、600年と
    古ければ古いほどその家の主は鼻高々です。

「えええッ、さんびゃくゥねんッ??」
「がるるるぐるる!」(←訳:500に600!)

 他にも、

 英国のお父さんたちが残業せず真っ直ぐ帰宅するのはなぜ?
 日本と違って南向きの部屋は嫌がられる?
 DIYは紳士の嗜(たしな)み?

 等々の《?》を答えてゆく一方で
 小野さんは、
 英国の建築とインテリアがどのように変化してきたか、
 現代のインテリアのほぼ基本といえるヴィクトリアン・ハウスの
 内装、間取り、暮らしぶりを丁寧に調査し、
 解説してくださいましたよ♪

「すてんどぐらすゥ!」
「ぐるるある!」(←訳:椅子の歴史!)

 ヴィクトリア時代の著名人さんのお家と、
 庶民のお家。
 田園のお館と
 都会のテラスハウス。

 英文学好きさんに、
 インテリア&椅子マニアさんに、
 建築マニアさんにもおすすめしたい御本です。
 皆さま、ぜひ一読を!




 
コメント
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