テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

さあ、熱き語りを!

2014-01-16 21:32:39 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 けがわのぼうしィかぶッてるひとォ、みましたッ!」
「がるる!ぐーるるっるがるるぐる!」(←訳:虎です!ヒートテック重ね着です!)

 こんにちは、ネーさです。
 冬ド真ん中の今日この頃……ですが、
 本日の読書タイムでは
 寒波を蹴り飛ばす熱~い一冊を御紹介いたしましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~! 

  



 
            ―― 続・風の帰る場所 ――



 著者は宮崎駿さん、2013年11月に発行されました。
 『映画監督・宮崎駿はいかに始まり、いかに身を引いたのか』と
 副題が付されたこの御本は、
 映画誌《CUT》に掲載されたインタビューを中心に構成されています。

「わァいッ♪ みやざきさんだァ~♪」
「ぐるる!がるる!ぐるがる!」(←訳:ルパン!コナン!ナウシカ!)
「らぴゅたにィ、ととろッ!」

 2002年に刊行された『風の帰る場所』には、
 《風の谷のナウシカ》から《千と千尋の神隠し》までの作品に関する
 インタビューが収録されています。

 そして、こちらの『続・風の帰る場所』には
 2008年から2013年までのインタビューと、
 さらに、《ナウシカ》以前の作品についてのインタビューも
 収録されているんですよ。

 インタビュアーは、
 渋谷陽一さんと
 富沢陽子さん。

「むむッ! しんけんしょうぶゥ!」
「がるるぐるるるぅーる!」(←訳:本気のインタビューだ!)

 宮崎さん×渋谷さんのインタビュー部分は、
 いやもう、凄いです。
 インタビューというより、
 対談……いえ、ときに斬り合いのような、
 言葉の丁々発止!が連続するのです。

 宮崎さんは《二心なく》、本音を語る。

 渋谷さんもまた、
 俊敏に打ち返します。

 それでいながら、
 こうして語り合っていることが楽しくてたまらない、
 笑い声と躍動感もが伝わってくるのですから、
 なかなかに不思議なインタビュー集ではありますね♪

「きがァあいそうなァ~、おふたりッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:賑やかだよね!)

 数々の名作を制作・発表してゆく裏側で
 監督・宮崎さんは腹中にどんな思いを溜めていたのか。
 アニメーションという表現方法を、どう感じていたのか。

 そして、“最後の”長編作品に
 何を想ったのか――

「うゥ~、みやざきさんッ、いんたいィしないでェッ!」
「がるるるるぅ!」(←訳:さみしいよぅ!)

 御本の冒頭で、渋谷陽一さんはこう述べておられます。

   ―― 宮崎さんの創作活動は終わらないと、僕は信じている ――

「うんうんッ、そうなのでス!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ボクらも信じる!)

 宮崎さん、次は何をなさるんですか?
 (漫画を描いている、ともっぱらの噂ですが……)

 新たに宮崎さんが作品を発表するまでの間、
 ファンの皆さま、
 この御本のインタビューを噛みしめながら
 熱い風=《ジブリ》が帰ってくるのを
 ともに待ちましょう~!!


 
コメント
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