「こんにちわッァ、テディちゃでスゥ!
こごえるゥ~ッ!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!真冬か~!)
こんにちは、ネーさです。
寒くて猫背になっちゃう今日のような日は、
あつ~い御汁粉と、甘~い小説作品はいかがでしょうか?
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
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―― お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 ――
著者は似鳥航一(にとり・こういち)さん、2014年4月に発行されました。
ええ、この御本の主役は、もちろん和菓子~!!
ってことはなくて。
「しゅやくはァ、にんげんでスゥ!」
「ぐるるるるるる♪」(←訳:とりあえずはね♪)
主役の人間さんは、
栗田仁(くりた・じん)さん。
お仕事は、老舗和菓子屋さんの経営者であり職人さん――
洋菓子の世界でいう、オーナーシェフさん、ですね。
「おわかいィのにィ~」
「がるる!」(←訳:やるね!)
学生のような若さの仁さんが、
いったいどうして和菓子屋さんの切り盛りを?
それには理由がありました。
仁さんの御両親――和菓子屋《栗丸堂》の前の主人夫妻は
不慮の事故で他界……
主を失った店を、仁さんが継ぐことになったのです。
若くして、父祖代々の店を背負って立つ。
「おにいさんッ、がんばッてるのでス~」
「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:見かけはコワいけど!)
目つきがムダに鋭くても、
和菓子作りの技術は確かな仁さん。
今日も、浅草・オレンジ通りの和菓子屋兼甘味処、
《栗丸堂》の渋い唐茶色の暖簾の奥で、
お菓子作りに精を出しておりますが……
う~ん、客足はいまひとつ、かしら?
「うんにゃッ! まだまだァ!」
「がるるるぐるぅ!」(←訳:これからでしょ!)
ええ、そう、
これからさ!と励ましてくれる人はいます。
それでも、仁さんは気になるんですね。
この豆大福、昔のお味と違う!
なんて言われちゃうと、
やっぱりヘコみますわよね、誰だって。
父の作った豆大福と、
俺のこの豆大福、
どこがどう、違うのか……?
「ざいりょうゥ?」
「ぐる?」(←訳:経験?)
答えは、実に意外なものでした。
そして、仁さんに答えを教えてくれた人物とは。
「いろんなァいみでェ!」
「がっるるる!」(←訳:ビックリだ!)
明るく軽やかな筆致ながら、
和菓子の基礎知識もみっちりかっちり描き込まれた
『豆大福』
『どら焼き』
『干菓子』
の3編からなる物語は、
和菓子好きさんならきっと大喜び♪
……特にね~、『豆大福』はね~、
私ネーさ、夜中に読んでいたらもう、
大福が食べたくて食べたくて、
どうしよう!近所のコンビニへ買いに行くかっ?と
本気で思いましたよ。
「よなかはァ、だめェでス!」
「ぐるるがるるぅぐる!」(←訳:夜中は読んじゃだめ!)
という次第で、活字マニアの皆さまは、
おやつどきに!
この御本を手に取ってくださいな
ココロほっこりの美味しい一冊、おすすめです♪
こごえるゥ~ッ!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!真冬か~!)
こんにちは、ネーさです。
寒くて猫背になっちゃう今日のような日は、
あつ~い御汁粉と、甘~い小説作品はいかがでしょうか?
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!

―― お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 ――
著者は似鳥航一(にとり・こういち)さん、2014年4月に発行されました。
ええ、この御本の主役は、もちろん和菓子~!!
ってことはなくて。
「しゅやくはァ、にんげんでスゥ!」
「ぐるるるるるる♪」(←訳:とりあえずはね♪)
主役の人間さんは、
栗田仁(くりた・じん)さん。
お仕事は、老舗和菓子屋さんの経営者であり職人さん――
洋菓子の世界でいう、オーナーシェフさん、ですね。
「おわかいィのにィ~」
「がるる!」(←訳:やるね!)
学生のような若さの仁さんが、
いったいどうして和菓子屋さんの切り盛りを?
それには理由がありました。
仁さんの御両親――和菓子屋《栗丸堂》の前の主人夫妻は
不慮の事故で他界……
主を失った店を、仁さんが継ぐことになったのです。
若くして、父祖代々の店を背負って立つ。
「おにいさんッ、がんばッてるのでス~」
「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:見かけはコワいけど!)
目つきがムダに鋭くても、
和菓子作りの技術は確かな仁さん。
今日も、浅草・オレンジ通りの和菓子屋兼甘味処、
《栗丸堂》の渋い唐茶色の暖簾の奥で、
お菓子作りに精を出しておりますが……
う~ん、客足はいまひとつ、かしら?
「うんにゃッ! まだまだァ!」
「がるるるぐるぅ!」(←訳:これからでしょ!)
ええ、そう、
これからさ!と励ましてくれる人はいます。
それでも、仁さんは気になるんですね。
この豆大福、昔のお味と違う!
なんて言われちゃうと、
やっぱりヘコみますわよね、誰だって。
父の作った豆大福と、
俺のこの豆大福、
どこがどう、違うのか……?
「ざいりょうゥ?」
「ぐる?」(←訳:経験?)
答えは、実に意外なものでした。
そして、仁さんに答えを教えてくれた人物とは。
「いろんなァいみでェ!」
「がっるるる!」(←訳:ビックリだ!)
明るく軽やかな筆致ながら、
和菓子の基礎知識もみっちりかっちり描き込まれた
『豆大福』
『どら焼き』
『干菓子』
の3編からなる物語は、
和菓子好きさんならきっと大喜び♪
……特にね~、『豆大福』はね~、
私ネーさ、夜中に読んでいたらもう、
大福が食べたくて食べたくて、
どうしよう!近所のコンビニへ買いに行くかっ?と
本気で思いましたよ。
「よなかはァ、だめェでス!」
「ぐるるがるるぅぐる!」(←訳:夜中は読んじゃだめ!)
という次第で、活字マニアの皆さまは、
おやつどきに!
この御本を手に取ってくださいな
ココロほっこりの美味しい一冊、おすすめです♪