「こんにちわッ、テディちゃでス!
のーもあッ、おおゆきィ!」
「がるる!ぐるるー!」(←訳:虎です!雪ヤダー!)
こんにちは、ネーさです。
明日は関東南部にも雪が降っちゃうのか?それとも雨?
不安にハラハラしながら、
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!
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―― しだれ桜恋心中 ――
著者は松浦千恵美(まつうら・ちえみ)さん、2014年10月に発行されました。
第4回アガサ・クリスティー賞受賞作品!というので
ミステリ好きさんはこの御本に注目しているのじゃないかしら?
「ぱちぱちぱちィ! おめでとうございまスゥ!」
「ぐるるるるがるるぐる~!」(←訳:めでたさにサクラ咲く~!)
サクラは春に咲くもの、ですが。
演劇――時節を超越した舞台の世界では、
現実世界が冬であろうと夏であろうと、
サクラが咲き、
嵐が襲い来ます。
物語の主人公、屋島達也(やしま・たつや)さんも
時ならぬ“さくら咲く”予感に、
困惑……いえ、戦々恐々としていました。
「なぜェ、でスかァ??」
「がるるるぐるるぐるる!」(←訳:サクラはきれいなのに!)
達也さんのお仕事は、
文楽人形遣い。
伝統芸能である、あの文楽の、
お人形を操る役どころ、ですね。
「むむむッ、むずかしそゥ!」
「ぐるるがる……!」(←訳:伝統の重み……!)
達也さんは、
お客さんにまだ名前を知られてもいないような若手さん、ですが、
心配事を抱えています。
協会への助成金が削減される、らしい。
追い詰められた文楽協会は、
思い切った手に出ます。
それは、昔に上演されたきり、
封じられていた演目『しだれ桜恋心中』を舞台にかけ、
観客を呼び込もう!という
あざとい企み――
「ほほゥ! ろくじゅうねんぶりィにィ?」
「がるぐるがるるる?」(←訳:なぜ封印してたの?)
初演の折に、不思議な出来事があったのです。
公演三日目に
太夫さん、そして三味線を担当した技芸員さんが
心臓発作で倒れ、
帰らぬ人となった、のだそうです。
やむなく、公演は中止され
誰いうともなく
《呪い》とう囁きが……。
「ひえええッ!」
「ぐるぅ!」(←訳:怖いぃ!)
そんな不吉な演目を、
話題作り、客寄せに利用しようとするなんて。
達也さんの懸念は、
21世紀の現代には相応しくない、のでしょうか?
ただの気にし過ぎ?
非科学的?
けれど、不穏な気配が
じわり、じわり、と……。
「にげだしたいィ!」
「がるるる!」(←訳:逃げよう!)
達也さん、達也さんのお師匠さん、兄弟子さんたちの
逃げ道は――?
ミステリ好きさんの間に喧々諤々の論議を呼ぶに違いない意欲作、
さあ、貴方はこの御本の結末をどう思われますか?
アリか、ナシか、
拍手喝采か?
ぜひ、一読の後に、
「うゥ~むむッ!」
「ぐるる!」
と唸ってくださいね~♪
のーもあッ、おおゆきィ!」
「がるる!ぐるるー!」(←訳:虎です!雪ヤダー!)
こんにちは、ネーさです。
明日は関東南部にも雪が降っちゃうのか?それとも雨?
不安にハラハラしながら、
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

―― しだれ桜恋心中 ――
著者は松浦千恵美(まつうら・ちえみ)さん、2014年10月に発行されました。
第4回アガサ・クリスティー賞受賞作品!というので
ミステリ好きさんはこの御本に注目しているのじゃないかしら?
「ぱちぱちぱちィ! おめでとうございまスゥ!」
「ぐるるるるがるるぐる~!」(←訳:めでたさにサクラ咲く~!)
サクラは春に咲くもの、ですが。
演劇――時節を超越した舞台の世界では、
現実世界が冬であろうと夏であろうと、
サクラが咲き、
嵐が襲い来ます。
物語の主人公、屋島達也(やしま・たつや)さんも
時ならぬ“さくら咲く”予感に、
困惑……いえ、戦々恐々としていました。
「なぜェ、でスかァ??」
「がるるるぐるるぐるる!」(←訳:サクラはきれいなのに!)
達也さんのお仕事は、
文楽人形遣い。
伝統芸能である、あの文楽の、
お人形を操る役どころ、ですね。
「むむむッ、むずかしそゥ!」
「ぐるるがる……!」(←訳:伝統の重み……!)
達也さんは、
お客さんにまだ名前を知られてもいないような若手さん、ですが、
心配事を抱えています。
協会への助成金が削減される、らしい。
追い詰められた文楽協会は、
思い切った手に出ます。
それは、昔に上演されたきり、
封じられていた演目『しだれ桜恋心中』を舞台にかけ、
観客を呼び込もう!という
あざとい企み――
「ほほゥ! ろくじゅうねんぶりィにィ?」
「がるぐるがるるる?」(←訳:なぜ封印してたの?)
初演の折に、不思議な出来事があったのです。
公演三日目に
太夫さん、そして三味線を担当した技芸員さんが
心臓発作で倒れ、
帰らぬ人となった、のだそうです。
やむなく、公演は中止され
誰いうともなく
《呪い》とう囁きが……。
「ひえええッ!」
「ぐるぅ!」(←訳:怖いぃ!)
そんな不吉な演目を、
話題作り、客寄せに利用しようとするなんて。
達也さんの懸念は、
21世紀の現代には相応しくない、のでしょうか?
ただの気にし過ぎ?
非科学的?
けれど、不穏な気配が
じわり、じわり、と……。
「にげだしたいィ!」
「がるるる!」(←訳:逃げよう!)
達也さん、達也さんのお師匠さん、兄弟子さんたちの
逃げ道は――?
ミステリ好きさんの間に喧々諤々の論議を呼ぶに違いない意欲作、
さあ、貴方はこの御本の結末をどう思われますか?
アリか、ナシか、
拍手喝采か?
ぜひ、一読の後に、
「うゥ~むむッ!」
「ぐるる!」
と唸ってくださいね~♪