テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

今度の《おとぎ話》は、この国から~♪

2014-12-23 21:38:51 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃです!
 はッぴィ~ほりでィ!」
「がるる!ぐるがっるー!」(←訳:虎です!皆でハッピー!)

 こんにちは、ネーさです。
 さあ、本日の読書タイムは、
 おめでたい日に相応しく、
 世にも美しいアートブックを、どうぞ~♪

  



          ―― チェコの挿絵と おとぎ話の世界 ――



 解説・監修は海野弘(うんの・ひろし)さん、2014年12月に発行されました。
 アート系としては異例の大好評を誇る
 《西洋アンティーク図版本》シリーズの最新作は、
 チェコの絵本がテーマですよ♪

「ちぇこォ、というとォ~…」
「ぐるがる!」(←訳:東欧だね!)

 『おとぎ話の幻想挿絵』
 『おとぎ話の古書案内』
 『ロシアの挿絵とおとぎ話の世界』……と
 19世紀末~20世紀にかけて制作された挿絵本&絵本を発掘・紹介するこのシリーズ、
 秋には、
 『アイルランドの挿絵とステンドグラスの世界 ハリー・クラーク』を
 御紹介しましたけれど、
 さて次は何が来るのかしら?
 米国モノかな?
 フランスかイタリア?と
 新作を楽しみにしておりましたら、
 くうぅ~!
 盲点だったわ!

 チェコの絵本とは!

「あなどるゥなかれッ!」
「がるるぐる!」(←訳:レベル高し!)

 そうなんですよね、
 東欧出身のアーティストさんて
 特に昔のハリウッド関係にはけっこう多くて、
 ディズニー(初期)の映画は
 東欧・北欧出身のスタッフさんが支えていた、と
 聞いたことがあります。

 この御本で解説・監修役の美術評論家・海野さんが取り上げているのも、
 日本では有名ではないかもしれませんけれど、
 もっともっと評価されるべき、
 本当に美しい絵本/挿絵本たちです。 

「ゆうめいィなのもォ、あるでスゥ!」
「ぐるがるるるがるるっ!」(←訳:これ見たことあるよっ!)

 絵本《もぐらのクルテク》シリーズは、
 確かアニメ化もされた絵本作品ですね
 ズデニェク・ミレルさん描くもぐらくんは晴れ晴れとしてキュート!

 対して、
 東欧アート好きさんならずとも知っているのは、
 アルフォンス・ミュシャさん(1860~1939)の
 華やかなポスター画!

「はなのォ、みやこッ!」
「がるるぐる!」(←訳:パリの香り!)

 西ヨーロッパともロシアとも異なる、
 長く豊かな歴史に裏打ちされた東欧・チェコの絵本の美。

 印象的なのは、
 鮮やかな原色と、
 ちょっと渋い色合いの両方を巧みに使いこなす
 色彩感覚、でしょうか。
 やや丸っこいフォルムも目立つような気もします、よね?

「したしみがァ、わきまスゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:懐かしい感じ!)

 チェコの絵本?何だそれ?
 と首を傾げちゃった活字マニアさんも、
 まずは、書店さんでこの御本を手に取ってみてくださいな。
 いずれかのページに、きっと
 “すごい!”
 “これ好き!”な画が見つかることでしょう♪

「あーとぶッくのォ、こーなーにてッ!」
「がるるるる!」(←訳:探されたし!)
 


コメント
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