「こんにちわッ、テディちゃでス!
はなまるおにいさんッ、だいきちおにいさんッ、やッたねッ!」
「がるる!ぐる・がるるるぐる~!」(←訳:虎です!祝ザ・マンザイ優勝~!)
こんにちは、ネーさです。
“脚本”“配役”“テンポ”“勢い”、
すべて揃った最高品質の漫才でしたね。
では、本日の読書タイムも、
最高品質のエッセイ作品を、どうぞ~♪
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―― 今日はぶどうパン ――
著者は平松洋子(ひらまつ・ようこ)さん、2014年11月に発行されました。
食の雑誌『dancyu』に連載された《台所の時間》2010年5月号から
2014年6月号掲載分に加筆・修正し、
楽しくも美味し~いエッセイブックが出来上がりましたよ。
「ぶどうぱんッ、すきさッ♪」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:あの香りが好き!)
表題作『干しぶどう 今日はぶどうパン』をはじめ、
収録されているのは、
テーマとサブテーマの組み合わせから成る46編の、
《食》と《日々》のおはなし。
例えばそれは、
『噛む いいことずくめ』
『絞る 手加減ひとつ』
だったり、
『パンの耳 ひそかな宝物』
『炒り卵 食卓の太陽』
だったり、
『緩衝材 籾殻(もみがら)が懐かしい』や、
『ペットボトル マラカスにもなる』。
「まらかすゥ??」
「がるぐるるるっ」(←訳:そう来ますかっ)
著者・平松さんの《食》へのこだわりは、
ときに、読み手の意表をつく転回をみせます。
『しずく これも味のうち』で
蒸し煮や煮物をしながら
平松さんが想うのは、
正岡子規さんの随筆『墨汁一滴』――
病床の子規さんの切なる願い。
『手袋 ふたつでひとつ』では、
郵便局で見かけた、
ぽつんとひとつだけ置き去りにされていた手袋から、
新見南吉さんの『手袋を買いに』を。
『夕焼け 一瞬の祭事』では、
向田邦子さんの『あ・うん』を。
「えッせいィなのにィ~」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:どんどん広がる!)
映画のように、
想像力がワイドにひろがってゆく文章には、
親しみやすさと、
ある種の神々しさが同居しています。
身近なのに、清々しい。
馴染みがあるのに、凛々しく、美しい。
「おしゃしんもォ、すてきィでスねッ♪」
「がるぐるっるぅる!」(←訳:つい見入っちゃう!)
エッセイ一編ごとに
添えられている日置武晴さんの写真にも
心を打たれます。
平松さんのファンの方々のみならず、
写真好きな方々も、
ぜひ、手に取ってみてくださいな♪
はなまるおにいさんッ、だいきちおにいさんッ、やッたねッ!」
「がるる!ぐる・がるるるぐる~!」(←訳:虎です!祝ザ・マンザイ優勝~!)
こんにちは、ネーさです。
“脚本”“配役”“テンポ”“勢い”、
すべて揃った最高品質の漫才でしたね。
では、本日の読書タイムも、
最高品質のエッセイ作品を、どうぞ~♪

―― 今日はぶどうパン ――
著者は平松洋子(ひらまつ・ようこ)さん、2014年11月に発行されました。
食の雑誌『dancyu』に連載された《台所の時間》2010年5月号から
2014年6月号掲載分に加筆・修正し、
楽しくも美味し~いエッセイブックが出来上がりましたよ。
「ぶどうぱんッ、すきさッ♪」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:あの香りが好き!)
表題作『干しぶどう 今日はぶどうパン』をはじめ、
収録されているのは、
テーマとサブテーマの組み合わせから成る46編の、
《食》と《日々》のおはなし。
例えばそれは、
『噛む いいことずくめ』
『絞る 手加減ひとつ』
だったり、
『パンの耳 ひそかな宝物』
『炒り卵 食卓の太陽』
だったり、
『緩衝材 籾殻(もみがら)が懐かしい』や、
『ペットボトル マラカスにもなる』。
「まらかすゥ??」
「がるぐるるるっ」(←訳:そう来ますかっ)
著者・平松さんの《食》へのこだわりは、
ときに、読み手の意表をつく転回をみせます。
『しずく これも味のうち』で
蒸し煮や煮物をしながら
平松さんが想うのは、
正岡子規さんの随筆『墨汁一滴』――
病床の子規さんの切なる願い。
『手袋 ふたつでひとつ』では、
郵便局で見かけた、
ぽつんとひとつだけ置き去りにされていた手袋から、
新見南吉さんの『手袋を買いに』を。
『夕焼け 一瞬の祭事』では、
向田邦子さんの『あ・うん』を。
「えッせいィなのにィ~」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:どんどん広がる!)
映画のように、
想像力がワイドにひろがってゆく文章には、
親しみやすさと、
ある種の神々しさが同居しています。
身近なのに、清々しい。
馴染みがあるのに、凛々しく、美しい。
「おしゃしんもォ、すてきィでスねッ♪」
「がるぐるっるぅる!」(←訳:つい見入っちゃう!)
エッセイ一編ごとに
添えられている日置武晴さんの写真にも
心を打たれます。
平松さんのファンの方々のみならず、
写真好きな方々も、
ぜひ、手に取ってみてくださいな♪