テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

遺跡の訪ね人。

2014-12-11 21:36:11 | ブックス
「……こんにちわッ、テディちゃでス!
 しィーッ! おしずかにィ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!投票所ですから!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、期日前投票にいってまいりましたよ。
 なので気分さっぱり♪な本日の読書タイムは、
 こちらのコミック作品を、どうぞ~!

  



           ―― MASTERキートン Reマスター ―― 



 著者は浦沢直樹さん、長崎尚志さん(ストーリー)、2014年11月に発行されました。
 1988年から1994年にかけて発表された、
 浦沢さん&勝鹿北星さん原作による伝説の名作《MASTERキートン》シリーズの、
 新展開“Reマスター”版が、この御本です~♪♪

「おひさしぶりィ、きーとんさんッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:待望の再会!)

 《MASTERキートン》シリーズ未読の活字マニアさん向けに
 ちょっとだけ解説いたしますと……

 平賀=キートン太一さんは、
 オックスフォード大学ベリオール校卒業の考古学者さんです。
 けれど、博士号を持たぬ非常勤講師の身では、
 世間からはアマチュア扱いされてしまうし、
 思うようにフィールドワークも出来ません。
 
 せめて生活費は稼がなくちゃ、と
 頑張るキートンさんのアルバイト先は。

「ろいずゥ!」
「がるぐる!」(←訳:オプです!)

 ロンドンに本拠を有する世界最大の保険会社ロイズ。

 キートンさんはロイズに依頼されたオプ(保険調査員)として、
 ありとあらゆる事件の調査に携わることになったのでした。
 盗難の捜査、誘拐された人質の救出、紛争地帯への潜入……

 皮肉なことに、
 英国特殊空挺部隊隊員でもあったキートンさん、
 オプの手腕は超一流です。

「じけんをォ、ずばずばァかいけつゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:頭脳派で武闘派!)

 心はいつも遺跡発掘現場にあるってのに、
 僕はここで何をしてるんだ?

 思いは募り、
 とうとう現在――この《Reマスター》冒頭で
 キートンさんは決意を固めています。

 オプは廃業!
 考古学研究に専念しよう!

「それがァいいでスゥ!」
「がるる~!」(←訳:学問だ~!)

 でも。しかし。
 オプ時代の相棒・ダニエルさんが
 残務整理と称して持ちかけてきたのは、
 ……探偵業の依頼、ですねえ。

「きーとんさんッ、ひとがァいいからァ~」
「ぐるるるるぅるるる!」(←訳:引き受けちゃうんだ!)

 気付けば、ついオプ業に引き戻されてしまうキートンさん。
 ヨーロッパのダークサイドに直結するヘヴィな事件から
 抜け出すことは可能なんでしょうか……?

「おもくるしィけどォ!」
「がるるぐる!」(←訳:悲しいけど!)
「めげないィぞッ!」

 小学生のチビッ子ちゃんたちには
 おすすめしかねますが、
 大人の皆さまは、ぜひ!
 《MASTERキートン》全巻そしてこの新作《Reマスター》、
 読み応え&読んだ甲斐は絶対にある傑作です。
 マンガはあんまり……という活字マニアさんも、
 どうか一度はトライしてみてくださいね~♪
 

 
 
 
 
 
コメント
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