テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2014年の《BEST BOOKを探せ!》最終回!

2014-12-29 21:44:31 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでースッ!
 やッとォ~きましたでス!」
「がるる!ぐるるるるるがるる?」(←訳:虎です!ラストワンはどれだ?)

 こんにちは、ネーさです。
 2014年の《Best Book》を探す旅も第四回の今日、最終局面に到達しましたよ。
 
「にほんのォ、さッかさんッ!」
「ぐぅるるぅるがる!」(←訳:フィクション作品!)

 というジャンルで、どの御本がBest!!であったのか、
 先ずはこちらから、どうぞ~!

  


              ―― 機巧のイヴ ――


 乾緑郎さんの、時代小説?ミステリ?SF?ファンタジー?お伽噺?
 どれでもあってどれでもないような
 絢爛豪華極彩色のカラクリ箱!

 
「びッくりィばこッ?」
「がるるるるる!」(←訳:魔法の箱だよ!)

 同じ魔法でもアジアの魔法が香るのは、こちら!

  


 
             ―― 悟浄出立 ――


 万城目学さん、この御本では飛びました。
 海を越え、西遊記の時代へ!
 脇役から主役へ!
 悟浄くんの“明日”へ向かって!

「たのしィ~たびじィ!」
「ぐるるるる!」(←訳:実りある旅!)

 そして、光さす明日は、↓こちらの御本でも描かれています♪

  


 
           ―― 3時のアッコちゃん ――


 柚木麻子さんの《アッコちゃん》シリーズ新作で、
 ああ、アッコさん、あなたに再会できて私たち活字マニアは
 どれほど嬉しかったことか!
 これからはお昼どきといわず3時といわず、どしどし出現して欲しい~!

「あさごはんでもォ!」
「がるぐるがる!」(←訳:夜食でもいい!)

 そして……そして……時刻を問わないニャンズたちの出没に泣かされたのは、

  


            ―― 江戸猫ばなし ――


 “江戸”と“猫”がテーマのこのアンソロジー本に収録された
 高橋由太さん著『九回死んだ猫』と
 中島要さん著『鈴の音』には、ホントにもう、何とももう……。

「ごうきゅうゥ、でスかッ??」
「ぐるるがるぐるるっ!」(←訳:涙腺に直球でしたっ!)

 さあ、では、いよいよ!
 2014年の《Best Book》探しのオオトリ作品は――

  


           ―― トオリヌケ キンシ ――


 著者・加納朋子さんが語るのは、
 《生きる》ということ、
 生きることの裏返しでもある《病む》ということ。
 人間が制御できない、
 神の領域に属する《病》という事象に
 私たちは屈服するしかないのか?
 それとも?

 発売直後に本屋さんで手に入れ、
 勢いのまま読破して、ふぅ、面白かった!と思う御本。

 はたまた、
 勢いよりも、ふとしたきっかけで手に取って読んだ御本。
 読後、何日何週間たっても、いえ、何年たっても、
 折にふれ読み返さずにいられない御本。

 『トオリヌケキンシ』は、
 何度でも読み返したくなる、そんな御本です。

 
「このごほんとォ、であえてェ、しあわせェなのでス!」
「がるるるぐるるるる!!」(←訳:加納さんありがとう!!)

 さて、2014年の《Best Book》探し、いかがだったでしょうか?
 大手週刊誌や書評誌のランキングとは
 ビックリするほどカブらない拙ブログ版Best(笑)、
 活字マニア諸氏の参考になりますようにと願いつつ、
 どうか皆さま、
 お気に入りの一冊と楽しい冬休みをお過ごしくださいね~♪





コメント
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