レビュアー魂、炸裂！

「こんにちわッ、テディちゃでス！
　そわそわそわッ！」
「がるる！ぐるがるがる！」（←訳：虎です！じたばたばた！）

　こんにちは、ネーさです。
　ええ、どんなにジダバタしたってムダですね、
　誰もがそわそわしちゃう歳の瀬が近付いてきました。
　冬休みの読書時間にはどんな本を読みましょうか？
　書店さんで迷いがちな活字マニアさんは、
　こちらの一冊を、さあ、どうぞ～♪

　　



　　　　　　　　　――　ノンフィクションはこれを読め！　2014　――



　編著者は成毛眞（なるけ・まこと）さん、2014年10月に発行されました。
　『――HONZが選んだ100冊』と副題が付されたこの御本は、
　書評サイト《HONZ（ホンズ）》レビュアーさんたちによる
　2014年度のおすすめ“ノンフィクション”ブックガイドです。

「のんふぃくしょんッ、げんていィ、でスゥ！」
「ぐるるがるるぐ～る！」（←訳：小説はないので～す！）

　サイトを覗いたことのある活字マニアさんはよく御存知でしょう、
　《HONZ》で紹介されているのは、
　サイエンス、歴史、アート、社会、
　経済、評伝……といった広義のノンフィクション作品です。

　小説、詩歌等の創作作品は、含まれません。

「しょうせつゥほどォ、わだいにィならなくてもォ」
「がるるるぐるるるる！」（←訳：良い本はあるんです！）

　ノンフィクションは売れない――

　そんな通念をドーンと引っくり返したい書評マニアさんたちが集う、
　《HONZ》お墨付きの2014年度優秀ノンフィクション作品ベストテンは
　……どうしよう？
　ここでバラしてしまうのは
　マズイわよね？

「だめェでス！」
「ぐるっ！」（←訳：秘密っ！）

　そうよね、ネタバラシはよくないわよね。

　では、１位と２位は伏せておいて、
　３位にランクインした作品の著者名・題名（書名）を
　ここに記させていただきましょう。

　大手メディアからはほぼ黙殺され、
　ノンフィクションに詳しくない活字マニアさんには
　初耳かもしれないその御本とは――

　　　清水潔さん著
　　　『殺人犯はそこにいる　隠ぺいされた北関東連続幼女誘拐殺人事件』。

「だいじけんッ、でスよゥ！」
「がるるぐる！」（←訳：社会が震撼！）

　既に、日本推理作家協会賞評論その他部門賞を受賞し、
　《HONZ》レビュアーさんたちから激賞されているこの作品は、
　現在も未解決のままの
　連続誘拐殺人事件の真犯人を追う
　衝撃的なノンフィクションです。

　　　犯人はそこにいる――

　　　捏造された証拠品、
　　　誘導された情報と報道、
　　　科学鑑定の不備、
　　　それらすべてを取り除けば、
　　　真犯人はそこにいる、
　　　名前すらも分かっているというのに、
　　　なぜ、逮捕起訴できないのか？

　“伝説の記者”と称される著者・清水さんが
　5年以上の取材を費やして刊行に辿り着いた力作です！

「もッとォ、ちゅうもくゥをォ！」
「ぐっるがるる！」（←訳：もっと高評を！）

　う～ん、４位の御本も、いい作品なのよね。
　ベストテン以外にも、いい作品がいっぱい紹介されてるし。
　ああ～でもここで全部バラしちゃう訳にはゆかないし。

　とにもかくにも、活字マニアの皆さま、
　書店さんでこの御本を見かけたら、
　まずは手に取ってくださいな。そうしたら。

　
　読みたいぞ、これ！
　面白そう、これ！
　ノンフィクションのコーナーはどこだ？　

　ってなるはず、ですから！

「はくしゅをォ、おくろうゥ！」
「がるぅるーるる！」（←訳：レビュアー魂に！）