テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2015新春特別企画!《ベアーズ・パディントン設計書》その2!

2014-12-31 21:30:01 | ♪2015!新春特別企画♪
 ♪もうすぐぅ~新年~♪
 ♪事件とは無縁の新年~♪と
 名探偵テディちゃムズが気を抜いていたところへ。
 はい、例によって始まっちゃいましたね、2015新春特別企画!
 その2!となる今回は……わわっ?

  

「居留守は許さんぞっ、テディちゃムズ!」

 ベイカー街221Bの扉を蹴り開け、
 恐ろしいスピードで階段を上り、
 テディちゃムズの部屋へ駆け込んできたのは、
 兄のマイクマフト氏。

「かんべんしてよォ~、おにぃちゃんッ!」

  

「やかましぃっ!」

 さすがの名探偵もマイクマフト氏の押しの強さには敵いません。
 ユキノジョン・H・ワトソン博士も、
 テディちゃムズの友人の虎くんも
 たじたじとなっております。

 なぜって、マイクマフト氏ってば、

    私が英国政府なのだ!

 とか平気で言い切っちゃうクマですからね。

「そうだっ!私が政府だっ!
 緊急事態であるぞよ、テディちゃムズ!
 世界的な大事件なのだ~!」

 テディちゃムズ、なで肩を落として溜め息しました。
 お兄ちゃんを言い負かせるクマがどこにいるでしょう?
 いない、わよね~…。

「えへんッ、よっく聞けぇ、皆の衆!
 《ベアーズ・パディントン設計書》を取り戻すまでは、
 お茶もお菓子も平和もないと思え!」

 ええ~っ?
 お菓子、ないんですかぁ?

「ひどォ~いッ!」
「おにッ!あくまッ!」
「がるぐる!」

 弟たちの抵抗も何のその、
 テーブルの上に《事件捜査資料》を広げるマイクマフト氏。
 うん?
 なんですか、これは?

「これはァ……くまッ?」
「……だよねえ?」
「ぐる!」(←訳:うん!)

  

「おう!その通り!
 ロンドン中に散らばる
 《クマのパディントン》くんの像50体。
 そのどれかに隠されている
 《ベアーズ・パディントン設計書》を、
 さあ、テディちゃムズ、
 急ぎ発見するのだ!」

「えええッ? 50ッ???」

 50体の像、ですって?
 大変なことになりました、
 あの有名な《六つのナポレベア》事件とは
 比較にならない規模と量じゃありませんか。
 いったいどうしたら……あらっ?

「ふふんッ、そうかッ♪」

 鼻をひくり、瞳をぴかり、とさせる名探偵テディちゃムズ。
 早くも手掛かりをつかんだようですけれど、
 それは……?



       ~その3!に続く!~
 


 
コメント
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