「こんにちわッ、テディちゃでス!
ごーるでんうィーくゥでスからァ~」
「がるる!ぐるるがーるるるる!」(←訳:虎です!今日はゴールデンで!)
こんにちは、ネーさです。
はい、終盤になってしまいましたけど、
今は黄金週間の只中!
キラピカの黄金にあやかって、
本日の読書タイムも、
黄金色のこちらの御本を、どうぞ~♪

―― 世界の美しい本 ――
解説と監修は海野弘(うんの・ひろし)さん、2016年3月に発行されました。
『BEAUTIFUL BOOK DESIGNS From the Middle Ages to the Mid 20th Century』と
英語題名が付されています。
監修者の海野弘さんとパイ インターナショナルさんがタッグを組んでの
《読むビジュアルブック》シリーズの最新刊には、
う~む、またまた驚かされました。
「おうごんッ、ぴかりッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:古典本だね!)
シリーズ前作が2016年11月発行の
『北欧の挿絵とおとぎ話の世界』でしたから、
次作のテーマは北米かな?
それとも南米とか?と思っていたところ、
中世の世界へ飛んじゃうとは。
その上、御本のほぼ前半部分を割いて
重点的に紹介されているのが、
中世の装飾写本……
写本についてこれほど詳しく解説し、
カラー図版資料を収録したものって、
欧米でならともかく、
日本では初めてと言えるんじゃないかしら。
「めずらしィのでスゥ!」
「がるる!」(←訳:画期的!)
世界一美しい本。
書物マニアさんたちが集まったら、
あれか、これか、と各自に主張し合うことでしょう。
その論議の中で、おそらく
《最優秀美本》の有力候補間違いなし、なのは
本文のいちばんはじめに掲載されている
ケルトの装飾写本『ケルズの書』。
「ふァいッ! これェでスねッ!」
「ぐるがるー!」(←訳:ものすごー!)
800年頃にスコットランドで制作されたという
『ケルズの書』。
同じくスコットランドで制作された
『リンディスファーン福音書』(715年頃)と
『ダロウの書』(650年頃)も、
装飾写本の白眉です!
多くの日本人にとって
手彩色の装飾写本は、馴染みの薄い、というより
実物を見る機会すらまったくない“遠い存在”ですが、
あえて比較するなら、
日本に於ける『源氏物語絵巻』のようなもの、
と申せましょうか。
文化、歴史、宗教、生活、
数多の背景を背負った絵画(挿絵)と物語の融合。
国宝もしくは重要文化財に匹敵するもの――
「たいせつにィ、うけつがれてェきたのでス!」
「ぐるるがるぐるるる!」(←訳:だから今もキラピカ!)
装飾写本の次は、
はい、もうちょっと聞き憶え・見覚えのある書物たちが
登場いたします。
ウィリアム・ブレイクさんの『無垢と経験の歌』や、
植物・動物・鉱物の図鑑。
そして、カラー印刷の技術で作成された装飾図版集は
いまでいうならテンプレートアイデアブック?
「でざいんッ、いろいろォ!」
「がるるぐる!」(←訳:字体に図案!)
19世紀に入ると、
もう怒涛のごとく現れ溢れ出しますね、
現代とさして変わりないグラフィックデザインの美が。
世紀末美術、アールヌーヴォー、ア―ルデコ、モダニズム……
オリンピックのロゴデザインが古臭く見えるくらい、
20世紀美術は冒険的です。
「えねるぎッしゅゥ、でス!」
「ぐるっるがる!」(←訳:古典って強い!)
美しいものは、強い。
強靭な美は、時間を超越する。
ページを捲るごと、
そう痛感させられる一冊です。
アートブックにあまり興味はないわ~という御方も、
書店さんで目にしたら、
せめて!一度は手に取ってみてくださいね。
《美しい本》の歴史を
ほんのちょっと、覗いてみるだけでもいいんですから。
「そうしたらァ、きッとォ~…」
「がるるぐるる!」(←訳:賛嘆のため息!)
もちろん、解説もぜひ一読を♪
ごーるでんうィーくゥでスからァ~」
「がるる!ぐるるがーるるるる!」(←訳:虎です!今日はゴールデンで!)
こんにちは、ネーさです。
はい、終盤になってしまいましたけど、
今は黄金週間の只中!
キラピカの黄金にあやかって、
本日の読書タイムも、
黄金色のこちらの御本を、どうぞ~♪

―― 世界の美しい本 ――
解説と監修は海野弘(うんの・ひろし)さん、2016年3月に発行されました。
『BEAUTIFUL BOOK DESIGNS From the Middle Ages to the Mid 20th Century』と
英語題名が付されています。
監修者の海野弘さんとパイ インターナショナルさんがタッグを組んでの
《読むビジュアルブック》シリーズの最新刊には、
う~む、またまた驚かされました。
「おうごんッ、ぴかりッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:古典本だね!)
シリーズ前作が2016年11月発行の
『北欧の挿絵とおとぎ話の世界』でしたから、
次作のテーマは北米かな?
それとも南米とか?と思っていたところ、
中世の世界へ飛んじゃうとは。
その上、御本のほぼ前半部分を割いて
重点的に紹介されているのが、
中世の装飾写本……
写本についてこれほど詳しく解説し、
カラー図版資料を収録したものって、
欧米でならともかく、
日本では初めてと言えるんじゃないかしら。
「めずらしィのでスゥ!」
「がるる!」(←訳:画期的!)
世界一美しい本。
書物マニアさんたちが集まったら、
あれか、これか、と各自に主張し合うことでしょう。
その論議の中で、おそらく
《最優秀美本》の有力候補間違いなし、なのは
本文のいちばんはじめに掲載されている
ケルトの装飾写本『ケルズの書』。
「ふァいッ! これェでスねッ!」
「ぐるがるー!」(←訳:ものすごー!)
800年頃にスコットランドで制作されたという
『ケルズの書』。
同じくスコットランドで制作された
『リンディスファーン福音書』(715年頃)と
『ダロウの書』(650年頃)も、
装飾写本の白眉です!
多くの日本人にとって
手彩色の装飾写本は、馴染みの薄い、というより
実物を見る機会すらまったくない“遠い存在”ですが、
あえて比較するなら、
日本に於ける『源氏物語絵巻』のようなもの、
と申せましょうか。
文化、歴史、宗教、生活、
数多の背景を背負った絵画(挿絵)と物語の融合。
国宝もしくは重要文化財に匹敵するもの――
「たいせつにィ、うけつがれてェきたのでス!」
「ぐるるがるぐるるる!」(←訳:だから今もキラピカ!)
装飾写本の次は、
はい、もうちょっと聞き憶え・見覚えのある書物たちが
登場いたします。
ウィリアム・ブレイクさんの『無垢と経験の歌』や、
植物・動物・鉱物の図鑑。
そして、カラー印刷の技術で作成された装飾図版集は
いまでいうならテンプレートアイデアブック?
「でざいんッ、いろいろォ!」
「がるるぐる!」(←訳:字体に図案!)
19世紀に入ると、
もう怒涛のごとく現れ溢れ出しますね、
現代とさして変わりないグラフィックデザインの美が。
世紀末美術、アールヌーヴォー、ア―ルデコ、モダニズム……
オリンピックのロゴデザインが古臭く見えるくらい、
20世紀美術は冒険的です。
「えねるぎッしゅゥ、でス!」
「ぐるっるがる!」(←訳:古典って強い!)
美しいものは、強い。
強靭な美は、時間を超越する。
ページを捲るごと、
そう痛感させられる一冊です。
アートブックにあまり興味はないわ~という御方も、
書店さんで目にしたら、
せめて!一度は手に取ってみてくださいね。
《美しい本》の歴史を
ほんのちょっと、覗いてみるだけでもいいんですから。
「そうしたらァ、きッとォ~…」
「がるるぐるる!」(←訳:賛嘆のため息!)
もちろん、解説もぜひ一読を♪