「こんにちわッ、テディちゃでス!
おめでとうゥ、ばるせろなッ!」
「がるる!ぐるがるる……」(←訳:虎です!残念レアル……)
こんにちは、ネーさです。
最後の最後まで競り合ったバルサとレアルでしたが、
リーガの王者となったのはバルセロナ。
メッシさんやネイマールくんのファンの皆さま、おめでとう!
実はレアルを応援していた私ネーさ、
涙を拭って、読書タイムで元気を復活させましょう。
本日は、さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― グッド・フライト、グッド・ナイト ――
著者はマーク・ヴァンホーナッカーさん、
原著は2015年に、日本語版は2016年2月に発行されました。
英語原題は『SKYFARING A Journey with a Pilot』、
『パイロットが誘う最高の空旅』と日本語副題が付されています。
「むふゥ~♪ ひょうしがァ、すてきィ~でス!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:空の青と雲の白!)
こんなに美しい光景を
毎日のように眺めることができる職業。
それは、飛行機の操縦士――パイロットさん。
著者・ヴァンホーナッカーさんは、
まさにそのパイロットを職業とする御方で、
しかも、現役さんなんです。
「じゃあァ、いまもォ??」
「がるるぐるるっ!」(←訳:飛行中ですかっ!)
ええ、現在も、大型旅客機の操縦士として
世界を飛び回っているヴァンホーナッカーさん、なんですけど、
ずいぶんとユニークな経歴をお持ちです。
少年の頃から飛行機が好きで、大好きで、
でも、好きすぎたために、
敢えて、パイロットを目指しませんでした。
夢は夢のままに、と。
故郷マサチューセッツの大学を卒業後は、
イギリスの大学院でアフリカ史を研究し、
より本格的にアフリカ史に取り組もうとケニアへ渡り、
そこでようやく気付いたのです。
飛ぶことを、生涯の仕事にしたい――
「れきしィのォ、けんきゅうゥ~からァ?」
「ぐるるっる!」(←訳:パイロット!)
いえいえ、ヴァンホーナッカーさんの遠回りは続きます。
大学院を中退し、奨学金を返済し、
フライトスクールの費用を稼ぐために、
ボストンで経営コンサルタントの職に就きました。
なぜ経営コンサルタント?なのかというと、
出張が多い仕事だから。
出張のたびに飛行機に乗れることろに惹かれた、のですねえ。
「ふァ~…」
「がる~…」
そして、ついに念願達成!
フライトスクールで学んだヴァンホーナッカーさん、
29歳にして旅客機の操縦士となりました。
ロンドンに自宅を構え、
向かうは、アメリカ、中東、日本などアジアへも、
思う存分、飛びまくります♪
「やッたでスねッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:おめでとう!)
念願かなった嬉しさゆえか、
空の旅のあらゆる面、ほんの小さな出来事も、
ヴァンホーナッカーさんの眼には優しく、
好ましく映るようです。
複雑なフライトスケジュールも、
長時間のフライトによる疲労も、
身体が感じる時差のキツさも、
飛ぶ喜びに比べれば。
「なんのそのッ♪」
「がるぐる!」(←訳:心は躍る!)
飛行士であり、名文章家、といえば
作家のサン=テグジュペリさんですが、
ヴァンホーナッカーさんも美しい風景の描写で
読み手を空へと誘います。
操縦席から目にする、
コントレイル(飛行機雲)の美しさ。
夕暮れの空の、白、ピンク、えもいわれぬ青の、
見事なグラデーション……。
「ううゥ~、うらやましィ~!」
「ぐるるがるる!」(←訳:ご一緒したい!)
高校の夏休みには金沢にホームステイしたこともあるという、
親日家のヴァンホーナッカーさんと、
もしかしたら私たちは、
東京のどこかですれ違っているかもしれません。
ロンドン~東京のフライトで、
新宿のホテルに宿泊したり、
明治神宮を訪れたりもするそうですから。
「それはァ、ますますゥ!」
「がるるるるるぐるるる!」(←訳:羨ましくなるお仕事だ!)
ニューヨークタイムズ紙ベストセラー、
エコノミスト誌の年間ベスト・ブックにもなった
ノンフィクションのジャンルに属する御本、ですが
頻繁に文学作品への言及もあり、
詩人さんが著した旅エッセイのようにも感じられます。
品格ある、優雅な空の旅の記録を、
理系さんも文系さんも
ぜひ、一読くださいな♪
おめでとうゥ、ばるせろなッ!」
「がるる!ぐるがるる……」(←訳:虎です!残念レアル……)
こんにちは、ネーさです。
最後の最後まで競り合ったバルサとレアルでしたが、
リーガの王者となったのはバルセロナ。
メッシさんやネイマールくんのファンの皆さま、おめでとう!
実はレアルを応援していた私ネーさ、
涙を拭って、読書タイムで元気を復活させましょう。
本日は、さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― グッド・フライト、グッド・ナイト ――
著者はマーク・ヴァンホーナッカーさん、
原著は2015年に、日本語版は2016年2月に発行されました。
英語原題は『SKYFARING A Journey with a Pilot』、
『パイロットが誘う最高の空旅』と日本語副題が付されています。
「むふゥ~♪ ひょうしがァ、すてきィ~でス!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:空の青と雲の白!)
こんなに美しい光景を
毎日のように眺めることができる職業。
それは、飛行機の操縦士――パイロットさん。
著者・ヴァンホーナッカーさんは、
まさにそのパイロットを職業とする御方で、
しかも、現役さんなんです。
「じゃあァ、いまもォ??」
「がるるぐるるっ!」(←訳:飛行中ですかっ!)
ええ、現在も、大型旅客機の操縦士として
世界を飛び回っているヴァンホーナッカーさん、なんですけど、
ずいぶんとユニークな経歴をお持ちです。
少年の頃から飛行機が好きで、大好きで、
でも、好きすぎたために、
敢えて、パイロットを目指しませんでした。
夢は夢のままに、と。
故郷マサチューセッツの大学を卒業後は、
イギリスの大学院でアフリカ史を研究し、
より本格的にアフリカ史に取り組もうとケニアへ渡り、
そこでようやく気付いたのです。
飛ぶことを、生涯の仕事にしたい――
「れきしィのォ、けんきゅうゥ~からァ?」
「ぐるるっる!」(←訳:パイロット!)
いえいえ、ヴァンホーナッカーさんの遠回りは続きます。
大学院を中退し、奨学金を返済し、
フライトスクールの費用を稼ぐために、
ボストンで経営コンサルタントの職に就きました。
なぜ経営コンサルタント?なのかというと、
出張が多い仕事だから。
出張のたびに飛行機に乗れることろに惹かれた、のですねえ。
「ふァ~…」
「がる~…」
そして、ついに念願達成!
フライトスクールで学んだヴァンホーナッカーさん、
29歳にして旅客機の操縦士となりました。
ロンドンに自宅を構え、
向かうは、アメリカ、中東、日本などアジアへも、
思う存分、飛びまくります♪
「やッたでスねッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:おめでとう!)
念願かなった嬉しさゆえか、
空の旅のあらゆる面、ほんの小さな出来事も、
ヴァンホーナッカーさんの眼には優しく、
好ましく映るようです。
複雑なフライトスケジュールも、
長時間のフライトによる疲労も、
身体が感じる時差のキツさも、
飛ぶ喜びに比べれば。
「なんのそのッ♪」
「がるぐる!」(←訳:心は躍る!)
飛行士であり、名文章家、といえば
作家のサン=テグジュペリさんですが、
ヴァンホーナッカーさんも美しい風景の描写で
読み手を空へと誘います。
操縦席から目にする、
コントレイル(飛行機雲)の美しさ。
夕暮れの空の、白、ピンク、えもいわれぬ青の、
見事なグラデーション……。
「ううゥ~、うらやましィ~!」
「ぐるるがるる!」(←訳:ご一緒したい!)
高校の夏休みには金沢にホームステイしたこともあるという、
親日家のヴァンホーナッカーさんと、
もしかしたら私たちは、
東京のどこかですれ違っているかもしれません。
ロンドン~東京のフライトで、
新宿のホテルに宿泊したり、
明治神宮を訪れたりもするそうですから。
「それはァ、ますますゥ!」
「がるるるるるぐるるる!」(←訳:羨ましくなるお仕事だ!)
ニューヨークタイムズ紙ベストセラー、
エコノミスト誌の年間ベスト・ブックにもなった
ノンフィクションのジャンルに属する御本、ですが
頻繁に文学作品への言及もあり、
詩人さんが著した旅エッセイのようにも感じられます。
品格ある、優雅な空の旅の記録を、
理系さんも文系さんも
ぜひ、一読くださいな♪