「こんにちわッ、テディちゃでス!
しんりょくのォ、きせつはァ~」
「がるる!ぐるるがーるる!」(←訳:虎です!新茶のシーズン!)
こんにちは、ネーさです。
はい、立夏も過ぎた本日の読書は、
新茶……ではなくて、
“茶室”をテーマにした御本に登場いただきますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 藤森先生茶室指南 ――
監修は藤森照信さん・大嶋信道さん、
著者は、藤森照信さん・中村昌生さん・
大嶋信道さん・小川後楽さん・原広司さん・速水清孝さん・隈研吾さん、
2016年3月に発行されました。
お茶……茶室……茶道……
日本の文化と美術に大きな影響を与えてきた《茶》ですが、
「あううゥッ、あしがァ~」
「ぐるるるがるぅっる!」(←訳:シビレてきちゃった!)
そうねえ、考えてみるだけで
正座した足がギチギチに痺れてくるような気がします。
だって、藤森さんも御本冒頭の『前口上』で述べておられるように、
400年前に千利休がつくりだした茶室とは
閉じた空間である。
つまり、閉塞感ただよう、
狭~い場所、なんですね。
「おそとォ、みえませんッ!」
「がるるぐる~…!」(←訳:照明も暗い~…!)
利休さんが理想とした様々な約束事。
けれど、広さ、畳の質やサイズ、障子や床の間、
何より美意識……と
いくつものルールに縛られているはずの極限の空間の真の姿は、
実のところ、
急ごしらえの、仮の小屋でした。
戦場で、太閤秀吉さんのために
ありあわせの材を集めて作成した
手作りの空間――
それを、突き詰めてゆけば、
《守らなければいけない定形はない》。
「わほゥ! いがいィ、でスゥ!」
「ぐるるがるっ?」(←訳:わりと斬新っ?)
現代、世に数多の建築あれど、
内向と自閉をテーマとするのは
茶室だけ。
建築家諸君にすすめたい、
茶室の設計に取り組むことを!
え?
茶室の注文なんてない?
ないのなら、そう、自分でつくればいい。
「あはァ! そッかァ~♪」
「がるるぐるる!」(←訳:自分が注文主!)
幸いにも?
藤森さんの茶室第1作『薪軒(ニラハウス)』(1997)は
盟友・赤瀬川原平さんが注文主となってくれました。
お家の中に隠れ家が欲しい、との
赤瀬川さんの要望から生まれた茶室は……
「ううゥッ??」
「ぐるるるっ?」(←訳:浮いてるっ?)
ふぅっ、と
お家の軒の上に浮かぶような、
ありそうでなかった場所。
それ以来、藤森さんがつくる茶室を
オノマトペで形容すると、
ふわふわ。
ゆらゆら。
さわさわ。
「くうちゅうゥていえんッ?」
「がるぐる?」(←訳:空中茶室?)
――地から生えて宙に浮きたい――
藤森さんの願望を写す茶室21作品についての、
解説と設計、施工の経緯、工夫。
サクラの森に茶室をつくったら、どうなる?
海外の美術館からの依頼でつくったら、どうなる?
建築好きな御方には
読みどころ&見どころたっぷりの一冊です。
利休さんの茶室について、
建築史について知識を深めたい御方にも
おすすめですよ。
週末、窓の外の新緑を眺めながら、
ぜひ、一読を~♪
「どくしょのォ、おともはァ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:もちろんお茶で!)
しんりょくのォ、きせつはァ~」
「がるる!ぐるるがーるる!」(←訳:虎です!新茶のシーズン!)
こんにちは、ネーさです。
はい、立夏も過ぎた本日の読書は、
新茶……ではなくて、
“茶室”をテーマにした御本に登場いただきますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 藤森先生茶室指南 ――
監修は藤森照信さん・大嶋信道さん、
著者は、藤森照信さん・中村昌生さん・
大嶋信道さん・小川後楽さん・原広司さん・速水清孝さん・隈研吾さん、
2016年3月に発行されました。
お茶……茶室……茶道……
日本の文化と美術に大きな影響を与えてきた《茶》ですが、
「あううゥッ、あしがァ~」
「ぐるるるがるぅっる!」(←訳:シビレてきちゃった!)
そうねえ、考えてみるだけで
正座した足がギチギチに痺れてくるような気がします。
だって、藤森さんも御本冒頭の『前口上』で述べておられるように、
400年前に千利休がつくりだした茶室とは
閉じた空間である。
つまり、閉塞感ただよう、
狭~い場所、なんですね。
「おそとォ、みえませんッ!」
「がるるぐる~…!」(←訳:照明も暗い~…!)
利休さんが理想とした様々な約束事。
けれど、広さ、畳の質やサイズ、障子や床の間、
何より美意識……と
いくつものルールに縛られているはずの極限の空間の真の姿は、
実のところ、
急ごしらえの、仮の小屋でした。
戦場で、太閤秀吉さんのために
ありあわせの材を集めて作成した
手作りの空間――
それを、突き詰めてゆけば、
《守らなければいけない定形はない》。
「わほゥ! いがいィ、でスゥ!」
「ぐるるがるっ?」(←訳:わりと斬新っ?)
現代、世に数多の建築あれど、
内向と自閉をテーマとするのは
茶室だけ。
建築家諸君にすすめたい、
茶室の設計に取り組むことを!
え?
茶室の注文なんてない?
ないのなら、そう、自分でつくればいい。
「あはァ! そッかァ~♪」
「がるるぐるる!」(←訳:自分が注文主!)
幸いにも?
藤森さんの茶室第1作『薪軒(ニラハウス)』(1997)は
盟友・赤瀬川原平さんが注文主となってくれました。
お家の中に隠れ家が欲しい、との
赤瀬川さんの要望から生まれた茶室は……
「ううゥッ??」
「ぐるるるっ?」(←訳:浮いてるっ?)
ふぅっ、と
お家の軒の上に浮かぶような、
ありそうでなかった場所。
それ以来、藤森さんがつくる茶室を
オノマトペで形容すると、
ふわふわ。
ゆらゆら。
さわさわ。
「くうちゅうゥていえんッ?」
「がるぐる?」(←訳:空中茶室?)
――地から生えて宙に浮きたい――
藤森さんの願望を写す茶室21作品についての、
解説と設計、施工の経緯、工夫。
サクラの森に茶室をつくったら、どうなる?
海外の美術館からの依頼でつくったら、どうなる?
建築好きな御方には
読みどころ&見どころたっぷりの一冊です。
利休さんの茶室について、
建築史について知識を深めたい御方にも
おすすめですよ。
週末、窓の外の新緑を眺めながら、
ぜひ、一読を~♪
「どくしょのォ、おともはァ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:もちろんお茶で!)