「こんにちわッ、テディちゃでス!
つきィはァ、ひがしにィ~!)
「がるる!ぐるがる~♪」(←訳:虎です!日は西に~♪)
こんにちは、ネーさです。
《菜の花や月は東に日は西に》――
今日の午後は、まさにこの与謝蕪村さんの句のように、
サクラの枝の向こう側にお月さまが浮かんで、
それはそれは美しい眺めでした。
春だなぁ~♫とマジックアワーの空に見惚れながら、
さあ、本日の読書タイムは、
こちらのミステリ作品を、どうぞ~!
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―― medium(メディウム) ――
著者は相沢沙呼(あいざわ・さこ)さん、
2019年9月に発行されました。
『霊媒探偵城塚翡翠』と副題が付されています。
「ふァいッ! だいィひょうばんッ、なのでスゥ~!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:勢いがあるんだ!)
そうね、評判が良くて勢いがあるのも当然のことで、
2020年本屋大賞ノミネート!
『このミステリがすごい!』2020年国内篇!
『本格ミステリ・ベスト10』2020年国内ランキング!
『2019年べストブック』(Apple Books)2019ベストミステリ―!
と、主な2019年のミステリ作品ランキングを制し、
読書界の話題になったのがこの御本なんです。
いや、それにしても、
霊媒探偵って……
「あめりかァみたいィ~でスよゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:FBIに捜査協力!)
ええ、ときどきTV番組に登場しますね、
驚異の千里眼の持ち主!
その能力は連邦捜査局のお墨付き!
いままでに〇件の難事件を解決した!
などなど、
たいそうな触れ込みの霊能力さんが。
はたしてその能力とは本物なのか、
本国ではどう評価されているのか、
私たちには知りようもありませんけれど。
では、この物語に登場する《霊媒探偵》さんとやらは、
本物なんでしょうか……?
「じょせいィでスねッ?」
「ぐるるがる?」(←訳:若くて美人?)
香月史郎(こうづき・しろう)さんは、
複雑な思いを抱いて
“彼女”を細々と観察します。
推理作家を職業とする香月さん、
オカルトには興味があるし、
仕事のネタにもなるし、
怪談だって嫌いじゃないし、
そう……死後の世界くらい、あってもいいと
考えてはいても、やはり。
霊媒というヤツを、
アタマっから信じていいものだろうか。
「うむむゥ!」
「がるるる~」(←訳:迷うよね~)
香月さんは、悩み事を相談したいという
後輩の付き添い役として、
初めて”彼女”に会いました。
若く美しい霊媒さんの名は、
城塚翡翠(じょうづか・ひすい)さん。
彼女は信頼するに足る人物なのか、
決めかねていた香月さんは、
或る事件をきっかけに
翡翠さんの協力者になりました。
霊媒の翡翠さんが
どんな霊視をしても、
その霊視が事実に即したものであったとしても、
裁判所が証拠とし認めることは……ないだろう。
ならば、
霊視を参考に
証拠を探し出せばいい。
警察も検察も裁判所も
ちゃんと認めてくれる証拠を。
「つまりィ、れいばいィたんていィはァ~…」
「ぐるるるがるる?」(←訳:香月さんなんだ?)
霊媒・翡翠さんと、
推理作家・香月さん。
ふたりがタッグを組んでの《霊媒探偵》が
機能し始めるのと同時に、
折りから世を騒がせている連続凶悪事件の犯人は
新たな標的として翡翠さんを……?
「そッ、それはァ~!」
「がるぐるる!」(←訳:危険だよう!)
えー、ミステリ作品ですから、
これ以上のお喋りはNGになっちゃいますね。
それにしても、
香月さんが目にする事件の真実とは……?
謎や疑問は、すっぱり解決するのか……?
ミステリ好きさんに、
エンタ作品大好き!な活字マニアさんにも
おすすめしたい快作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
つきィはァ、ひがしにィ~!)
「がるる!ぐるがる~♪」(←訳:虎です!日は西に~♪)
こんにちは、ネーさです。
《菜の花や月は東に日は西に》――
今日の午後は、まさにこの与謝蕪村さんの句のように、
サクラの枝の向こう側にお月さまが浮かんで、
それはそれは美しい眺めでした。
春だなぁ~♫とマジックアワーの空に見惚れながら、
さあ、本日の読書タイムは、
こちらのミステリ作品を、どうぞ~!

―― medium(メディウム) ――
著者は相沢沙呼(あいざわ・さこ)さん、
2019年9月に発行されました。
『霊媒探偵城塚翡翠』と副題が付されています。
「ふァいッ! だいィひょうばんッ、なのでスゥ~!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:勢いがあるんだ!)
そうね、評判が良くて勢いがあるのも当然のことで、
2020年本屋大賞ノミネート!
『このミステリがすごい!』2020年国内篇!
『本格ミステリ・ベスト10』2020年国内ランキング!
『2019年べストブック』(Apple Books)2019ベストミステリ―!
と、主な2019年のミステリ作品ランキングを制し、
読書界の話題になったのがこの御本なんです。
いや、それにしても、
霊媒探偵って……
「あめりかァみたいィ~でスよゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:FBIに捜査協力!)
ええ、ときどきTV番組に登場しますね、
驚異の千里眼の持ち主!
その能力は連邦捜査局のお墨付き!
いままでに〇件の難事件を解決した!
などなど、
たいそうな触れ込みの霊能力さんが。
はたしてその能力とは本物なのか、
本国ではどう評価されているのか、
私たちには知りようもありませんけれど。
では、この物語に登場する《霊媒探偵》さんとやらは、
本物なんでしょうか……?
「じょせいィでスねッ?」
「ぐるるがる?」(←訳:若くて美人?)
香月史郎(こうづき・しろう)さんは、
複雑な思いを抱いて
“彼女”を細々と観察します。
推理作家を職業とする香月さん、
オカルトには興味があるし、
仕事のネタにもなるし、
怪談だって嫌いじゃないし、
そう……死後の世界くらい、あってもいいと
考えてはいても、やはり。
霊媒というヤツを、
アタマっから信じていいものだろうか。
「うむむゥ!」
「がるるる~」(←訳:迷うよね~)
香月さんは、悩み事を相談したいという
後輩の付き添い役として、
初めて”彼女”に会いました。
若く美しい霊媒さんの名は、
城塚翡翠(じょうづか・ひすい)さん。
彼女は信頼するに足る人物なのか、
決めかねていた香月さんは、
或る事件をきっかけに
翡翠さんの協力者になりました。
霊媒の翡翠さんが
どんな霊視をしても、
その霊視が事実に即したものであったとしても、
裁判所が証拠とし認めることは……ないだろう。
ならば、
霊視を参考に
証拠を探し出せばいい。
警察も検察も裁判所も
ちゃんと認めてくれる証拠を。
「つまりィ、れいばいィたんていィはァ~…」
「ぐるるるがるる?」(←訳:香月さんなんだ?)
霊媒・翡翠さんと、
推理作家・香月さん。
ふたりがタッグを組んでの《霊媒探偵》が
機能し始めるのと同時に、
折りから世を騒がせている連続凶悪事件の犯人は
新たな標的として翡翠さんを……?
「そッ、それはァ~!」
「がるぐるる!」(←訳:危険だよう!)
えー、ミステリ作品ですから、
これ以上のお喋りはNGになっちゃいますね。
それにしても、
香月さんが目にする事件の真実とは……?
謎や疑問は、すっぱり解決するのか……?
ミステリ好きさんに、
エンタ作品大好き!な活字マニアさんにも
おすすめしたい快作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪