テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 書物の中で、歩こう!飛ぼう! ~

2020-04-21 22:00:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 およげェたいやッ……じゃなくてェ、こいィのぼりィ!」
「がるる!ぐるるるがるる~!」(←訳:虎です!ぐんぐん泳ごう~!)

 こんにちは、ネーさです。
 端午の節句の風物詩、
 鯉のぼりくんたちが天高く泳ぐ季節になりました。
 真鯉&緋鯉&青鯉さんたちが
 世を健やかに変えてくれますようにと祈りつつ、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  



  ―― いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500 ――



 著者はナショナル ジオグラフィックの皆さん、
 2019年12月に発行されました。
 英語原題は『JOURNEYS of a LIFETIME』、
 外出できない今だからこそ!な
 “ありとあらゆる旅”を集めたビジュアルガイド本は、
 2007年に刊行された同名書籍の第2版になります。

 先日は、
 宮下潤也さん著『東京のかわいい看板建築』を、
 お家から出ないでもOK!
 PCやスマホでストリートビューを使って
 宮下さんが推奨する看板建築作品を拝見しましょう!
 と、御紹介いたしました。

 今回は、ええ、ストビュー機能を、
 東京エリアに収まらず、
 日本国内にも収めることなく、
 ワールドワイドに拡大して
 《いつかは行きたい旅》を探してみましょう~♫

「ゆきたァ~いッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:うんと遠くへ!)

 そうよねえ、
 ここじゃないどこかに行きた~い!っていうのは、
 人間の本能なのだとも言えるかもしれないわ。
 大勢の方々が現在の外出自粛生活を
 息苦しく感じているのも
 そのためなんでしょうね。

 そう、いまのいま、大勢の、
 そりゃもう大勢の善男善女が切望しているのは、
 旅!

 この御本では、
 《水上の旅》
 《ドライブの旅》
 《鉄道の旅》
 《徒歩の旅》
 《文化に親しむ旅》
 《美食の旅》
 《スポーツの旅》
 《空の旅》
 《歴史を味わう旅》
 の9つのパートに分け、
 500の旅案が掲載されています。

「とほッ??」
「がるるる??」(←訳:歩くんだ?)

 歩く旅っていうと、日本では、
 山の旅……というイメージが強いんですけれども、
 海外での歩く旅は、
 想像以上に選択肢が豊富です。

 丘陵のハイキングはもちろん、
 湖畔を歩いて巡ったり、
 NYのブルックリン橋を歩いて渡ったり、
 水路を辿って歩いたり、
 崖っぷちを歩く旅もある……!

「ひゃあァッ! やめてェ~ッ!」
「ぐるるるがる~!」(←訳:高いとこヤダ~!)

 ええ、私ネーさも高い所はパスしたいんですけど、
 『アルプスの少女ハイジ』に出てくるような 
 ヨーロッパアルプスの山の斜面や崖なら、
 えーと、数分くらいは耐えられる……可能性もあるわね。

 でも、同じヨーロッパの田舎なら、
 こっちの旅も魅力的ですよ。

「おおォ! わいんッ!」
「がるるる!」(←訳:葡萄畑だ!)

 フランス、スイス、イタリア、オーストリア……
 さらにはニュージーランド、オーストラリア、
 トルコ、チリ、米国、と
 ワイナリーを訪ねてまわる美食の旅。
 
 地面を歩くの嫌よ!
 もっと豪快に!
 という御方には、
 セスナ機から見渡すナスカの地上絵ツアー、
 カナダで水上飛行機に乗る旅、ってどう?

 あ、そうだわ、
 活字マニアさんには、
 《マーク・トウェインの旅路を歩く》
 《ジェイムズ・ジョイスのダブリン》が
 いいんじゃない?

「おこのみィでェ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:より取り見取り!)

 空間を超え、国境線を超え、
 あっちにも、こっちにも。

 いつか絶対ここに行ってやるぅ!と
 読み手の旅欲をかき立てるこの御本は、
 写真集としても楽しめますよ。
 空想旅行大好きな活字マニアさん、
 地理好きな方々、
 世界史好きな方々にもおすすめです。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 
コメント
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