「こんにちわッ、テディちゃでス!
さくらァ、ひゃくにじゅゥぱーせんとォ!」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!つまり満開です!)
こんにちは、ネーさです。
ゆったりのんびりお花見……する訳には行かぬ現状ではあれ、
今年もソメイヨシノちゃんたちはきれいに咲いてくれました♪
ありがとうサクラちゃんたち!と
ピンク色の花々を見仰いで感謝を捧げつつ、
さあ、読書タイムです。
本日は、こtこちらの御本を、どうぞ~!
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―― 紙鑑定士の事件ファイル ――
著者は歌田年(うただ・とし)さん、
2020年1月に発行されました。
『Paper expert case file Murder of the miniature house 』
と英語題名が、
『模型の家の殺人』と日本語副題が付されています。
前回記事では、2019年のベストミステリランキングを席捲した
『Medium』を御紹介いたしました。
そして、こちらの『紙鑑定士の事件ファイル』は、
おそらく2020年のベストミステリの
候補となること間違いなし!の快作、
いえ、怪作ですよ♫
「そもそもォはァ~」
「ぐるるるるるがるぐるる!」(←訳:カンチガイが原因でした!)
語り手の《私》こと
渡部(わたべ)さんのお仕事は、
紙の鑑定士。
洋紙、すなわち西洋式製法の紙、
また板紙や特殊紙を鑑定――
持ち込まれた紙のサンプルを調べて、
メーカー、銘柄を割り出し、
米坪(べいつぼ)という紙の密度を推定し、
紙厚を測定し、
さらには“紙商”として
紙の販売代理も行っているんです。
「めずらしィでスゥ!」
「がるぐるるがるる!」(←訳:紙の専門家なんだ!)
紙の鑑定士であり専門家、
いわば、紙の探偵さん。
この、《紙の》っていう点が、
問題の始まり、だったのね。
《紙》を《神》と、
カン違いしちゃった人がいたのよ。
「かみィはァ、かみィでもォ~」
「ぐるがる!」(←訳:カミ違い!)
西新宿にある渡部さんの事務所を、
訪ねてきた女性は言ったのです。
あの、調べてほしいことがあるんです。
実は……カレシのことなんですが。
こちらには、
何でも解決してくれる
神探偵さんがいるって聞きましたけど。
「あうゥ~…!」
「がっるる~!」(←訳:がっかり~!)
神探偵と、紙探偵。
カミはカミでもずいぶん大違いなカミですよと、
渡部さんは丁寧に説明します。
普通ならそこで、
失礼しましたカン違いでした、
いえいえ、お気になさらずに、では……と、
そんなやり取りになるのでしょう。
ところが、女性は渡部さんに食いつきます。
鑑定士って、他にもいろいろ鑑定できるんですか。
もしかして、こんなのはわかりますか。
そう言いながら、
スマートフォンを突きつけてくるのです。
そこには、
プラモデルを写した画像がありました。
最近、急にプラモデルを作り始めた彼氏さん。
彼は浮気をしているのか、
心はもう私から離れてしまったのか。
興味をそそられた渡部さん、
つい、話し込んでしまって。
「いつのォまにかッ?」
「ぐるがるるるる?」(←訳:力を貸すはめに?)
紙と神が結ぶ縁。
深く考えもせず、
受けてしまった”彼氏の秘密”検証作業は、
思いのほか大事になってゆく……?
「どうィしようゥ!」
「がるぐるるがるるる~!」(←訳:でもあとには引けない~!)
紙鑑定士・渡部さんの想定外の大冒険の、
顛末や如何に?
作品中には、ここ・八王子市も
ちょっと登場したりして、
多摩っ子には嬉しいミステリです。
皆さまも、ぜひ、一読してみてくださいね。
おすすめですよ~♪♫
さくらァ、ひゃくにじゅゥぱーせんとォ!」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!つまり満開です!)
こんにちは、ネーさです。
ゆったりのんびりお花見……する訳には行かぬ現状ではあれ、
今年もソメイヨシノちゃんたちはきれいに咲いてくれました♪
ありがとうサクラちゃんたち!と
ピンク色の花々を見仰いで感謝を捧げつつ、
さあ、読書タイムです。
本日は、こtこちらの御本を、どうぞ~!

―― 紙鑑定士の事件ファイル ――
著者は歌田年(うただ・とし)さん、
2020年1月に発行されました。
『Paper expert case file Murder of the miniature house 』
と英語題名が、
『模型の家の殺人』と日本語副題が付されています。
前回記事では、2019年のベストミステリランキングを席捲した
『Medium』を御紹介いたしました。
そして、こちらの『紙鑑定士の事件ファイル』は、
おそらく2020年のベストミステリの
候補となること間違いなし!の快作、
いえ、怪作ですよ♫
「そもそもォはァ~」
「ぐるるるるるがるぐるる!」(←訳:カンチガイが原因でした!)
語り手の《私》こと
渡部(わたべ)さんのお仕事は、
紙の鑑定士。
洋紙、すなわち西洋式製法の紙、
また板紙や特殊紙を鑑定――
持ち込まれた紙のサンプルを調べて、
メーカー、銘柄を割り出し、
米坪(べいつぼ)という紙の密度を推定し、
紙厚を測定し、
さらには“紙商”として
紙の販売代理も行っているんです。
「めずらしィでスゥ!」
「がるぐるるがるる!」(←訳:紙の専門家なんだ!)
紙の鑑定士であり専門家、
いわば、紙の探偵さん。
この、《紙の》っていう点が、
問題の始まり、だったのね。
《紙》を《神》と、
カン違いしちゃった人がいたのよ。
「かみィはァ、かみィでもォ~」
「ぐるがる!」(←訳:カミ違い!)
西新宿にある渡部さんの事務所を、
訪ねてきた女性は言ったのです。
あの、調べてほしいことがあるんです。
実は……カレシのことなんですが。
こちらには、
何でも解決してくれる
神探偵さんがいるって聞きましたけど。
「あうゥ~…!」
「がっるる~!」(←訳:がっかり~!)
神探偵と、紙探偵。
カミはカミでもずいぶん大違いなカミですよと、
渡部さんは丁寧に説明します。
普通ならそこで、
失礼しましたカン違いでした、
いえいえ、お気になさらずに、では……と、
そんなやり取りになるのでしょう。
ところが、女性は渡部さんに食いつきます。
鑑定士って、他にもいろいろ鑑定できるんですか。
もしかして、こんなのはわかりますか。
そう言いながら、
スマートフォンを突きつけてくるのです。
そこには、
プラモデルを写した画像がありました。
最近、急にプラモデルを作り始めた彼氏さん。
彼は浮気をしているのか、
心はもう私から離れてしまったのか。
興味をそそられた渡部さん、
つい、話し込んでしまって。
「いつのォまにかッ?」
「ぐるがるるるる?」(←訳:力を貸すはめに?)
紙と神が結ぶ縁。
深く考えもせず、
受けてしまった”彼氏の秘密”検証作業は、
思いのほか大事になってゆく……?
「どうィしようゥ!」
「がるぐるるがるるる~!」(←訳:でもあとには引けない~!)
紙鑑定士・渡部さんの想定外の大冒険の、
顛末や如何に?
作品中には、ここ・八王子市も
ちょっと登場したりして、
多摩っ子には嬉しいミステリです。
皆さまも、ぜひ、一読してみてくださいね。
おすすめですよ~♪♫