「こんにちわッ、テディちゃでス!
しんりょくゥしーずんッ、なのでス!」
「がるる!ぐるる~♪」(←訳:虎です!青葉だ~♪)
こんにちは、ネーさです。
う~んと背伸びをして、
新緑に染まりつつある
高尾山の方向を庭の片隅から仰ぎ見ながら、
さあ、今日も読書タイムですよ。
本日は、こちらの“アート放談本“を、どうぞ~♪
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―― 初老耽美派 よろめき美術鑑賞術 ――
著者は高橋明也(たかはし・あきや)さん、
冨田章(とみた・あきら)さん、山下裕二(やました・ゆうじ)さん、
2019年12月に発行されました。
「わほッ! びじゅつかいィのォ、ゆうめいィじんッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:美術史家三羽烏!)
御本冒頭の『はじめに』に拠れば、
題名にある《初老耽美派》とは、
著者の高橋さん&冨田さん&山下さんが、
酔った勢いのまま
冗談半分で結成したユニット
なのだとか。
そして、
《初老耽美派》の気高き理念はただひとつ、
ぼーっと仲良く
美術作品を眺めること。
「うんうんッ!」
「がるぐるる~♪」(←訳:それいいね~♪)
ぼ~っと仲良く美術鑑賞……
新型コロナウィルス禍により
殆どの美術館が休館となってしまった今、
理念というより
はるかな理想郷の出来事のようですが、
いやいやいや、
海千山千の美術史家3人衆が、
ただ“ぼ~っと“作品を鑑賞するワケがありません。
この御本の中で、
御三方とも、
グチる、
ボヤく、
大いに嘆く、
怒る、
惚れ込む……などなど、
脱線したりちょぴりフザケたりしつつ、
美術談義を繰り広げます。
「なやみごとォ、つきないィのでス!」
「ぐるるるがるるぐるる!」(←訳:展覧会はいつも大騒ぎ!)
アートの専門家として
展覧会の企画運営に携わることもある
御三方が心配せずにいられないのは、
長~い行列ができてしまう“大入り展覧会“。
大勢のお客さんが来てくれるのは嬉しいけど、
最長5時間待ち、なんて、
ぐったり疲れはてて、
苦行になっちゃうよねえ。
「へとへとッ!」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:心が折れるよぅ!)
照明が暗いと、つらい。
巨大な会場では、ひと休みする場も欲しいし、
トイレ探しもたいへんで。
おお、そういえば。
とある企画展で、
あまりの人の多さにトイレが壊れるという、
前代未聞のアクシデントがあったっけ。
「えええッ??」
「ぐるるがるる!」(←訳:そんなことが!)
かと思えば、
突然、山下さんは煮えたぎる内心を吐露します。
明治の工芸を凋落させた犯人は
高村光太郎さんだ、
あいつのせいで
明治の工芸品がおとしめられたんだ、
あいつは諸悪の根源だ!
とディスりまくり、
ダメ出ししまくって。
「びッくりィしましたでスゥ!」
「がるるぐるるがるるる~!」(←訳:そんな見方もあるんだ~!)
第1章『いくつになっても美術館に行きたい!』
第2章『巨大博物館を攻略する』
第3章『にぶった感性を刺激する』
第4章『おっぱいとエロとエロスの話』
第5章『アートは結局《好き》《嫌い》』
という5つの章で構成され、
クスクス笑えるコラムも収録された
ルール無用のアート放談録、
美術館・博物館めぐりが恋しいアート好きな方々に
おすすめの怪作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
しんりょくゥしーずんッ、なのでス!」
「がるる!ぐるる~♪」(←訳:虎です!青葉だ~♪)
こんにちは、ネーさです。
う~んと背伸びをして、
新緑に染まりつつある
高尾山の方向を庭の片隅から仰ぎ見ながら、
さあ、今日も読書タイムですよ。
本日は、こちらの“アート放談本“を、どうぞ~♪

―― 初老耽美派 よろめき美術鑑賞術 ――
著者は高橋明也(たかはし・あきや)さん、
冨田章(とみた・あきら)さん、山下裕二(やました・ゆうじ)さん、
2019年12月に発行されました。
「わほッ! びじゅつかいィのォ、ゆうめいィじんッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:美術史家三羽烏!)
御本冒頭の『はじめに』に拠れば、
題名にある《初老耽美派》とは、
著者の高橋さん&冨田さん&山下さんが、
酔った勢いのまま
冗談半分で結成したユニット
なのだとか。
そして、
《初老耽美派》の気高き理念はただひとつ、
ぼーっと仲良く
美術作品を眺めること。
「うんうんッ!」
「がるぐるる~♪」(←訳:それいいね~♪)
ぼ~っと仲良く美術鑑賞……
新型コロナウィルス禍により
殆どの美術館が休館となってしまった今、
理念というより
はるかな理想郷の出来事のようですが、
いやいやいや、
海千山千の美術史家3人衆が、
ただ“ぼ~っと“作品を鑑賞するワケがありません。
この御本の中で、
御三方とも、
グチる、
ボヤく、
大いに嘆く、
怒る、
惚れ込む……などなど、
脱線したりちょぴりフザケたりしつつ、
美術談義を繰り広げます。
「なやみごとォ、つきないィのでス!」
「ぐるるるがるるぐるる!」(←訳:展覧会はいつも大騒ぎ!)
アートの専門家として
展覧会の企画運営に携わることもある
御三方が心配せずにいられないのは、
長~い行列ができてしまう“大入り展覧会“。
大勢のお客さんが来てくれるのは嬉しいけど、
最長5時間待ち、なんて、
ぐったり疲れはてて、
苦行になっちゃうよねえ。
「へとへとッ!」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:心が折れるよぅ!)
照明が暗いと、つらい。
巨大な会場では、ひと休みする場も欲しいし、
トイレ探しもたいへんで。
おお、そういえば。
とある企画展で、
あまりの人の多さにトイレが壊れるという、
前代未聞のアクシデントがあったっけ。
「えええッ??」
「ぐるるがるる!」(←訳:そんなことが!)
かと思えば、
突然、山下さんは煮えたぎる内心を吐露します。
明治の工芸を凋落させた犯人は
高村光太郎さんだ、
あいつのせいで
明治の工芸品がおとしめられたんだ、
あいつは諸悪の根源だ!
とディスりまくり、
ダメ出ししまくって。
「びッくりィしましたでスゥ!」
「がるるぐるるがるるる~!」(←訳:そんな見方もあるんだ~!)
第1章『いくつになっても美術館に行きたい!』
第2章『巨大博物館を攻略する』
第3章『にぶった感性を刺激する』
第4章『おっぱいとエロとエロスの話』
第5章『アートは結局《好き》《嫌い》』
という5つの章で構成され、
クスクス笑えるコラムも収録された
ルール無用のアート放談録、
美術館・博物館めぐりが恋しいアート好きな方々に
おすすめの怪作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪