「こんにちわッ、テディちゃでス!
かわりだねェ、きましたでス~!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!ヘンテコだ!)
こんにちは、ネーさです。
はい、ステイホームを続行しながらの
本日の読書タイムは、
変わり種でヘンテコ系な?こちらの御本を、
さあ、どうぞ~♪
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―― ヴァンパイアの教科書 ――
著者はオーブリー・シャーマンさん、
原著は2014年に、日本語版は2020年3月に発行されました。
英語原題は『VAMPIRES The MYTHS,Legends,and Lore』、
『神話と伝説と物語』と日本語副題が付されています。
「ひゅゥ~…どろどろォ~…」
「ぐるがるるぐるる~!」(←訳:いやそれは違うよ~!)
えへん、そうね、
ヒュ~ドロドロ~って、
まあオバケの効果音として
お芝居で使われる”鳴り物”でしょ。
ヴァンパイア、
いわゆる《吸血鬼》を
オバケのジャンルに放り込んじゃっていいのか、というと、
異論がありそうね。
「ふむむッ? そもそもォ~?」
「がぅるるるるっるる?」(←訳:ヴァンパイアって何?)
ヴァンパイア――
その名を聞くと、私たち活字マニアが
真っ先に思い浮かべるのは、
英国人作家ブラム・ストーカーさんの
『吸血鬼ドラキュラ』でしょうか。
日本のコミック好きさんなら
萩尾望都さんの『ポーの一族』なのは、
間違いありませんよね。
しかし、上記のような
フィクション作品を除くと。
「むかァ~しィむかしィ?」
「ぐるがる?」(←訳:古代から?)
最初に英語の文献に
《ヴァンパイア》という言葉が現れるのは、
1600年代後半のことだったと、
著者・シャーマンさんは
第一章『ヴァンパイアの起源』で述べています。
ただ、民間伝承には
その言葉は通常使われていなかった、とも。
ところが、です。
目線を英国から世界へ向けると、
様相が変わってくるんですね。
「いろんなァ、なまえェ!」
「がるぐぅる!」(←訳:あるじゃん!)
東欧圏では、《ヴァンパイア》の呼び名が
↓こ~んなにあります。
ククッド(アルバニア)
ノソフォロス(ギリシア)
ヴァンピール(ハンガリー)
ヴコドラク、プリコサク(クロアチア)……
そして、世界各地の神話にも、
《ヴァンパイア》的な存在や伝承が取り上げられていて、
南北アメリカ、インドのお話などとともに、
日本の《ヴァンパイア》として
紹介されているのが、なんと。
河童……!
「ふァ??」
「ぐっるるぅるる?」(←訳:カッパちゃんが?)
河童って吸血鬼なの?
あ~でも似ていなくもないのかしら?
いえやっぱり違うでしょ?
違う……わよね?
「だいこんらんッ!」
「がるるる~!」(←訳:迷うなあ~!)
起源や歴史、
地理から生じる差異、
悲惨な事件といった
“事実“の中の《ヴァンパイア》を追跡しつつ、
御本の後半部分では
“創作物”の中の《ヴァンパイア》も
シャーマンさんは拾い上げます。
そのため、
ところどころで
フィクションとノンフィクションが混在し、
混乱させられてしまうのですが、
或いは、それこそ著者さんの狙い……なのでしょうか。
小説、絵画、映画、ファッション、コミック、ゲーム、
さまざまなジャンルの作家さんたちを魅了する
《ヴァンパイア》とは、
造りモノに過ぎないのか、
それとも?……と。
「えッとォ、それはァ~…」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:造りモノでいいです!)
ブラム・ストーカーさんの『吸血鬼ドラキュラ』が
発表されてから、120余年。
120年の間に、積もり積もった
新たな伝説とは。
《吸血鬼》ジャンルの小説やコミック、
特に映画好きな方々におすすめしたい
入門書的な一冊です。
レトロなホラーが大好きな
ドラキュラ伯爵ファンの方々も、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
かわりだねェ、きましたでス~!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!ヘンテコだ!)
こんにちは、ネーさです。
はい、ステイホームを続行しながらの
本日の読書タイムは、
変わり種でヘンテコ系な?こちらの御本を、
さあ、どうぞ~♪
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―― ヴァンパイアの教科書 ――
著者はオーブリー・シャーマンさん、
原著は2014年に、日本語版は2020年3月に発行されました。
英語原題は『VAMPIRES The MYTHS,Legends,and Lore』、
『神話と伝説と物語』と日本語副題が付されています。
「ひゅゥ~…どろどろォ~…」
「ぐるがるるぐるる~!」(←訳:いやそれは違うよ~!)
えへん、そうね、
ヒュ~ドロドロ~って、
まあオバケの効果音として
お芝居で使われる”鳴り物”でしょ。
ヴァンパイア、
いわゆる《吸血鬼》を
オバケのジャンルに放り込んじゃっていいのか、というと、
異論がありそうね。
「ふむむッ? そもそもォ~?」
「がぅるるるるっるる?」(←訳:ヴァンパイアって何?)
ヴァンパイア――
その名を聞くと、私たち活字マニアが
真っ先に思い浮かべるのは、
英国人作家ブラム・ストーカーさんの
『吸血鬼ドラキュラ』でしょうか。
日本のコミック好きさんなら
萩尾望都さんの『ポーの一族』なのは、
間違いありませんよね。
しかし、上記のような
フィクション作品を除くと。
「むかァ~しィむかしィ?」
「ぐるがる?」(←訳:古代から?)
最初に英語の文献に
《ヴァンパイア》という言葉が現れるのは、
1600年代後半のことだったと、
著者・シャーマンさんは
第一章『ヴァンパイアの起源』で述べています。
ただ、民間伝承には
その言葉は通常使われていなかった、とも。
ところが、です。
目線を英国から世界へ向けると、
様相が変わってくるんですね。
「いろんなァ、なまえェ!」
「がるぐぅる!」(←訳:あるじゃん!)
東欧圏では、《ヴァンパイア》の呼び名が
↓こ~んなにあります。
ククッド(アルバニア)
ノソフォロス(ギリシア)
ヴァンピール(ハンガリー)
ヴコドラク、プリコサク(クロアチア)……
そして、世界各地の神話にも、
《ヴァンパイア》的な存在や伝承が取り上げられていて、
南北アメリカ、インドのお話などとともに、
日本の《ヴァンパイア》として
紹介されているのが、なんと。
河童……!
「ふァ??」
「ぐっるるぅるる?」(←訳:カッパちゃんが?)
河童って吸血鬼なの?
あ~でも似ていなくもないのかしら?
いえやっぱり違うでしょ?
違う……わよね?
「だいこんらんッ!」
「がるるる~!」(←訳:迷うなあ~!)
起源や歴史、
地理から生じる差異、
悲惨な事件といった
“事実“の中の《ヴァンパイア》を追跡しつつ、
御本の後半部分では
“創作物”の中の《ヴァンパイア》も
シャーマンさんは拾い上げます。
そのため、
ところどころで
フィクションとノンフィクションが混在し、
混乱させられてしまうのですが、
或いは、それこそ著者さんの狙い……なのでしょうか。
小説、絵画、映画、ファッション、コミック、ゲーム、
さまざまなジャンルの作家さんたちを魅了する
《ヴァンパイア》とは、
造りモノに過ぎないのか、
それとも?……と。
「えッとォ、それはァ~…」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:造りモノでいいです!)
ブラム・ストーカーさんの『吸血鬼ドラキュラ』が
発表されてから、120余年。
120年の間に、積もり積もった
新たな伝説とは。
《吸血鬼》ジャンルの小説やコミック、
特に映画好きな方々におすすめしたい
入門書的な一冊です。
レトロなホラーが大好きな
ドラキュラ伯爵ファンの方々も、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪