「こんにちわッ、テディちゃでス!
あたまがァ、ぽわァ~んッ?」
「がるる!ぐるるがる~る……」(←訳:虎です!余韻でポワ~ン……)
こんにちは、ネーさです。
前回記事で御紹介したSF大作
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』読後の余韻で、
いまだに頭がボ~っとしております……
こんな日の読書タイムは、
さあ、↓こちらのイラスト集を、どうぞ~♪
―― よるのえ ――
著者はキューライスさん、
2022年2月に発行されました。
『ネコノヒ―』や『スキウサギ』、
NHKでドラマ化された『悲熊』他のコミック作品、
絵本《ドンウッサ》シリーズも大人気の
キューライスさんによるイラスト集です。
「いちにちのォ、おわりにィ~…ほッ♪」
「ぐるがるるるるぐっる!」(←訳:夜のひとときにホッと!)
この御本に収録されているのは、
キューライスさんが
SNS上で発表してきた
カラーイラストレーション作品100点超。
そして、イラストに添えるべく
ショート・ショートも新たに書き下ろされました。
「うふふッ♪ どッちもォ~」
「がっるるぐぅーる!」(←訳:とってもシュール!)
シュールな絵画、というと、
真っ先に思い起こされるのは、
サルバドール・ダリさんや、
ルネ・マグリットさんの作品でしょうか。
キューライスさんの作品は、
ダリさんが描く《悪夢》的な図像よりも、
マグリットさんが描く《摩訶不思議》な世界に
近いようです。
御本の表紙になっている
星から零れ出る金平糖や、
どら焼きと苺ケーキの殴り合い、
嵐の海でジャンプする鯛焼き、
岬にたたずむりんご飴の屋台……
「きてれつゥだけどォ~」
「ぐるるがるるる!」(←訳:どこか懐かしい!)
水彩絵の具ならではの風合いと、
暗がりに点る灯の
ほんわかした温かさ。
この光がね、
LEDの光じゃなくて、
ランタンの燈火のような
やわらかい光なんです。
「ぶんしょうもォ、やぱりィ!」
「がぅーるぐるる!」(←訳:シュールなんだ!)
解説、なし。
説明文、なし。
観るひと、読むひとに
解釈を委ねるキューライスさんの『よるのえ』は、
書籍扱いのコミック、となっているらしく、
町の本屋さんでは
コミック売り場に配架されているようです。
奇々怪々?な見た目とは裏腹に
憩いの時間が流れるイラスト集は、
アート好きな方々に、
ファンタジー好きな活字マニアさんにも
おすすめですよ。
ぜひ、探してみてくださいね~♫