テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 夜のしじまの 金平糖 ~

2022-03-02 23:20:37 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あたまがァ、ぽわァ~んッ?」

「がるる!ぐるるがる~る……」(←訳:虎です!余韻でポワ~ン……)

 

 こんにちは、ネーさです。

 前回記事で御紹介したSF大作

 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』読後の余韻で、

 いまだに頭がボ~っとしております……

 こんな日の読書タイムは、

 さあ、↓こちらのイラスト集を、どうぞ~♪

  

 

 

      ―― よるのえ ――

 

 

 著者はキューライスさん、

 2022年2月に発行されました。

 『ネコノヒ―』や『スキウサギ』、

 NHKでドラマ化された『悲熊』他のコミック作品、

 絵本《ドンウッサ》シリーズも大人気の

 キューライスさんによるイラスト集です。

 

「いちにちのォ、おわりにィ~…ほッ♪」

「ぐるがるるるるぐっる!」(←訳:夜のひとときにホッと!)

 

 この御本に収録されているのは、

 キューライスさんが

 SNS上で発表してきた

 カラーイラストレーション作品100点超。

 

 そして、イラストに添えるべく

 ショート・ショートも新たに書き下ろされました。

 

「うふふッ♪ どッちもォ~」

「がっるるぐぅーる!」(←訳:とってもシュール!)

 

 シュールな絵画、というと、

 真っ先に思い起こされるのは、

 サルバドール・ダリさんや、

 ルネ・マグリットさんの作品でしょうか。

 

 キューライスさんの作品は、

 ダリさんが描く《悪夢》的な図像よりも、

 マグリットさんが描く《摩訶不思議》な世界に

 近いようです。

 

 御本の表紙になっている

 星から零れ出る金平糖や、

 どら焼きと苺ケーキの殴り合い、

 嵐の海でジャンプする鯛焼き、

 岬にたたずむりんご飴の屋台……

 

「きてれつゥだけどォ~」

「ぐるるがるるる!」(←訳:どこか懐かしい!)

 

 水彩絵の具ならではの風合いと、

 暗がりに点る灯の

 ほんわかした温かさ。

 

 この光がね、

 LEDの光じゃなくて、

 ランタンの燈火のような

 やわらかい光なんです。

 

「ぶんしょうもォ、やぱりィ!」

「がぅーるぐるる!」(←訳:シュールなんだ!)

 

 解説、なし。

 説明文、なし。

 

 観るひと、読むひとに

 解釈を委ねるキューライスさんの『よるのえ』は、

 書籍扱いのコミック、となっているらしく、

 町の本屋さんでは

 コミック売り場に配架されているようです。

 

 奇々怪々?な見た目とは裏腹に

 憩いの時間が流れるイラスト集は、

 アート好きな方々に、

 ファンタジー好きな活字マニアさんにも

 おすすめですよ。

 ぜひ、探してみてくださいね~♫

 

 

コメント
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