テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 語り手は、またも とめどなく ~

2022-03-04 23:39:52 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 さくらァ、はッけェ~んッ♪♫」

「がるる!ぐるるがるるる」(←訳:虎です!可愛いピンク色!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 春らしいピンクのサクラは、河津桜ですね。

 ソメイヨシノが咲くのはいつ頃かなぁ~?

 とカレンダーを眺めながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~!

  

 

 

    ―― ミステリと言う勿れ 7 ――

 

 

 著者は田村由美(たむら・ゆみ)さん、

 2020年9月に発行されました。

 現在フジTV系で放送中のドラマ

 『ミステリと言う勿れ』の原作から、

 今回ご紹介するのは……第7巻です。

 

「あるばいとォ、しませんかァ~?」

「ぐるるがるるる!」(←訳:週末にひと稼ぎ!)

 

 久能整(くのう・ととのう)くんに、

 この週末バイトしない?

 と持ちかけたのは、

 整くんが通う東英大学に

 心理学の准教授として勤務する

 天達春生(あまたつ・はるお)先生。

 

 今はちょうど年が明けたばかり、

 冬休み期間中ですから、

 アルバイトするのはいいんですけど……

 

 何ですか、ここは?

 

「おやしきィ~でスねッ!」

「がるぐる!」(←訳:ほぼ邸宅!)

 

 友人の別荘に知り合いが集まり、

 謎解きミステリー会を催す。

 そこで、片付けや給仕といった

 細々した雑事をお手伝いするのが、

 整くんのミッションです。

 

 アイビーハウスと呼ばれるその別荘に到着するなり、

 もう一人の学生アルバイトくんが

 賑やかに出迎えてくれて、

 はい、楽しいミステリー会の始まり始まり~♫

 

「そんなわけェ~」

「ぐるがるるぅ!」(←訳:ないですよぅ!)

 

 別荘に集まってきたのは、

 先生の友人や、

 友人の友人といった面々。

 “見知らぬ人“とともに過ごす週末は、

 あまり居心地が良くなくて、

 眠りも浅く。

 

 そんな状況で、

 ミステリー会なんて……。

 

「どうにもォこうにもォ~」

「がるるぐる!」(←訳:空気が微妙!)

 

 架空のミステリーと、

 過去のミステリーと、

 現在のミステリー。

 

 幾つものミステリーが絡まりあった結果、

 最後に浮かび上がる本物の

 《謎》とは――

 

「じわじわッとォ、しのびよるゥ~…」

「ぐるるがるる!」(←訳:過去の罪の影!)

 

 《過去の罪は長い影を引く》とは、

 A・クリスティ―さんの作品に

 しばしば登場するテーマですが、

 整くんの身辺にも

 同じような《過去の罪の影》が忍び寄ります。

 

 はたして、ミステリー会開催の真の意味とは……?

 

「どらまとォ、げんさくゥ?」

「がっるるぐるるるぅ?」(←訳:どっちがいいかなぁ?)

 

 残念なのは、

 原作では大活躍なのに

 TVドラマ版には何故か登場しない

 アルバイト学生の相良レンくん、ですね。

 レンくん、ユニークなキャラクターなので、

 誰が演じるのかしら?と期待していたんです。

 

「むむゥ! みてみたかッたのでス!」

「ぐっるるるるがる!」(←訳:もったいないかも!)

 

 一冊をまるっと費やして描かれる

 アイビーハウスのミステリ物語は、

 TVドラマ版では前編が2月28日放送、

 後編が3月7日放送予定です。

 

 原作コミック、

 そしてTVドラマ、と

 それぞれをそれぞれに愉しみたい

 《ミステリと言う勿れ》シリーズは、

 特にミステリマニアさんにおすすめしたい快作です。

 ぜひ、書籍も映像作品も、

 自分のペースで鑑賞&考察してみてくださいね~♪

 

 

コメント
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