「こんにちわッ、テディちゃでス!
さくらァ、はッけェ~んッ♪♫」
「がるる!ぐるるがるるる」(←訳:虎です!可愛いピンク色!)
こんにちは、ネーさです。
春らしいピンクのサクラは、河津桜ですね。
ソメイヨシノが咲くのはいつ頃かなぁ~?
とカレンダーを眺めながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~!
―― ミステリと言う勿れ 7 ――
著者は田村由美(たむら・ゆみ)さん、
2020年9月に発行されました。
現在フジTV系で放送中のドラマ
『ミステリと言う勿れ』の原作から、
今回ご紹介するのは……第7巻です。
「あるばいとォ、しませんかァ~?」
「ぐるるがるるる!」(←訳:週末にひと稼ぎ!)
久能整(くのう・ととのう)くんに、
この週末バイトしない?
と持ちかけたのは、
整くんが通う東英大学に
心理学の准教授として勤務する
天達春生(あまたつ・はるお)先生。
今はちょうど年が明けたばかり、
冬休み期間中ですから、
アルバイトするのはいいんですけど……
何ですか、ここは?
「おやしきィ~でスねッ!」
「がるぐる!」(←訳:ほぼ邸宅!)
友人の別荘に知り合いが集まり、
謎解きミステリー会を催す。
そこで、片付けや給仕といった
細々した雑事をお手伝いするのが、
整くんのミッションです。
アイビーハウスと呼ばれるその別荘に到着するなり、
もう一人の学生アルバイトくんが
賑やかに出迎えてくれて、
はい、楽しいミステリー会の始まり始まり~♫
「そんなわけェ~」
「ぐるがるるぅ!」(←訳:ないですよぅ!)
別荘に集まってきたのは、
先生の友人や、
友人の友人といった面々。
“見知らぬ人“とともに過ごす週末は、
あまり居心地が良くなくて、
眠りも浅く。
そんな状況で、
ミステリー会なんて……。
「どうにもォこうにもォ~」
「がるるぐる!」(←訳:空気が微妙!)
架空のミステリーと、
過去のミステリーと、
現在のミステリー。
幾つものミステリーが絡まりあった結果、
最後に浮かび上がる本物の
《謎》とは――
「じわじわッとォ、しのびよるゥ~…」
「ぐるるがるる!」(←訳:過去の罪の影!)
《過去の罪は長い影を引く》とは、
A・クリスティ―さんの作品に
しばしば登場するテーマですが、
整くんの身辺にも
同じような《過去の罪の影》が忍び寄ります。
はたして、ミステリー会開催の真の意味とは……?
「どらまとォ、げんさくゥ?」
「がっるるぐるるるぅ?」(←訳:どっちがいいかなぁ?)
残念なのは、
原作では大活躍なのに
TVドラマ版には何故か登場しない
アルバイト学生の相良レンくん、ですね。
レンくん、ユニークなキャラクターなので、
誰が演じるのかしら?と期待していたんです。
「むむゥ! みてみたかッたのでス!」
「ぐっるるるるがる!」(←訳:もったいないかも!)
一冊をまるっと費やして描かれる
アイビーハウスのミステリ物語は、
TVドラマ版では前編が2月28日放送、
後編が3月7日放送予定です。
原作コミック、
そしてTVドラマ、と
それぞれをそれぞれに愉しみたい
《ミステリと言う勿れ》シリーズは、
特にミステリマニアさんにおすすめしたい快作です。
ぜひ、書籍も映像作品も、
自分のペースで鑑賞&考察してみてくださいね~♪