「こんにちわッ、テディちゃでス!
かッとばしィ~ましたでスゥ!」
「がるる!ぐるっる!」(←訳:虎です!祝ヒット!)
こんにちは、ネーさです。
はい、2022年の読書シーンに
新たな《星》が生まれましたよ♪
そのキラメキっぷりはどれほどかといいますと……
さあ、↓こちらを、どうぞ~!
―― エモい古語辞典 ――
著者は堀越英美(ほりこし・ひでみ)さん、
2022年7月に発行されました。
現在、ネット書店さんの古典文学研究ジャンルで
ベストセラー1位街道を爆走中の“辞典”です。
「なるほどォ、これはァ~」
「ぐるる!」(←訳:エモい!)
冒頭の『まえがき』によれば、
著者・堀越さんが
この御本の企画に携わることになったのは――
好きなキャラをエモく表現するために
感受性を爆上げしたいから、
爆エモな語彙を知りたい
と、二次創作に挑戦してみたい
マンガ好きな中学生さんに頼まれたため、
なのだそうです。
「みゃふゥ! ありがとうゥ~!」
「がるぐるるるるるがる!」(←訳:その中学生さんに感謝!)
爆エモ。
古語ならば、あはれ。
堀越さんが精選した
こころを強く動かす言の葉の数々は、
第一部『天文』
第二部『自然』
第三部『人生』
第四部『物語』
第五部『言葉』
と、5つのパートに振り分けられているのですが、
これがもう、本当にエモーショナルというか、
感情を揺さぶられるものばかりで。
「じんわりィ~しんみりィ~…」」
「ぐっるるるがるるる!」(←訳:びっくりもしました!)
第一部『天文』のページを
ちょっと覗いてみましょう。
『千歳(ちとせ)』『玉響(たまゆら)』
といったお馴染みの言葉から、
『真珠星(しんじゅぼし』は
おとめ座のスピカの和名、
『羊角風(ようかくふう)』は
つむじ風の異名……。
第二部『自然』の、
『鬼の捨て子(おにのすてご)』は
蓑虫(みのむし)の異名、
『瞑色/冥色(めいしょく)』は
闇のせまった夕暮れどきのほの暗い色、暮色(ぼしょく)……。
「うむゥ! しぶいィ!」
「がるるぐるる~!」(←訳:雰囲気あるね~!)
色の名前、
神話に登場する神さまのお名前、
妖怪さんたちの別名や、
ことわざ、故事、
外来当て字の例などなど。
ページを捲るたび、
こんな言葉があるんだ、
こういう言い回しがあるのね、
あ、これ聞き覚えあるわ!
と感激頻りの古語辞典は、
電子書籍版が発行されていますけれど、
紙の書籍で、
あっちのページ、こっちのページ、と
自由に往き来する読み方の方が
よりエモみが高まる……かな?
「おすきなァほうほうでェ~」
「ぐるるるがるぐるる!」(←訳:エモ度を補強しよう!)
辞書&辞典好きな方々に、
歴史好きな活字マニアさんにも
おすすめですよ。
海島千本さんのイラストもすてきなので、
“読む“も“見る“も楽しめる一冊を、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪