テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 綺羅めき、華やぐ、古語辞典 ~

2022-10-21 21:27:25 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 かッとばしィ~ましたでスゥ!」

「がるる!ぐるっる!」(←訳:虎です!祝ヒット!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 はい、2022年の読書シーンに

 新たな《星》が生まれましたよ♪

 そのキラメキっぷりはどれほどかといいますと……

 さあ、↓こちらを、どうぞ~!

  

 

 

        ―― エモい古語辞典 ――

 

 

 著者は堀越英美(ほりこし・ひでみ)さん、

 2022年7月に発行されました。

 現在、ネット書店さんの古典文学研究ジャンルで

 ベストセラー1位街道を爆走中の“辞典”です。

 

「なるほどォ、これはァ~」

「ぐるる!」(←訳:エモい!)

 

 冒頭の『まえがき』によれば、

 著者・堀越さんが

 この御本の企画に携わることになったのは――

 

   好きなキャラをエモく表現するために

   感受性を爆上げしたいから、

   爆エモな語彙を知りたい

 

 と、二次創作に挑戦してみたい

 マンガ好きな中学生さんに頼まれたため、

 なのだそうです。

 

「みゃふゥ! ありがとうゥ~!」

「がるぐるるるるるがる!」(←訳:その中学生さんに感謝!)

 

 爆エモ。

 古語ならば、あはれ。

 

 堀越さんが精選した

 こころを強く動かす言の葉の数々は、

 

  第一部『天文』

  第二部『自然』

  第三部『人生』

  第四部『物語』

  第五部『言葉』

 

 と、5つのパートに振り分けられているのですが、

 これがもう、本当にエモーショナルというか、

 感情を揺さぶられるものばかりで。

 

「じんわりィ~しんみりィ~…」」

「ぐっるるるがるるる!」(←訳:びっくりもしました!)

 

 第一部『天文』のページを

 ちょっと覗いてみましょう。

 

 『千歳(ちとせ)』『玉響(たまゆら)』

 といったお馴染みの言葉から、

 『真珠星(しんじゅぼし』は

 おとめ座のスピカの和名、

 『羊角風(ようかくふう)』は

 つむじ風の異名……。

 

 第二部『自然』の、

 『鬼の捨て子(おにのすてご)』は

 蓑虫(みのむし)の異名、

 『瞑色/冥色(めいしょく)』は

 闇のせまった夕暮れどきのほの暗い色、暮色(ぼしょく)……。

 

「うむゥ! しぶいィ!」

「がるるぐるる~!」(←訳:雰囲気あるね~!)

 

 色の名前、

 神話に登場する神さまのお名前、

 妖怪さんたちの別名や、

 ことわざ、故事、

 外来当て字の例などなど。

 

 ページを捲るたび、

 こんな言葉があるんだ、

 こういう言い回しがあるのね、

 あ、これ聞き覚えあるわ!

 と感激頻りの古語辞典は、

 電子書籍版が発行されていますけれど、

 紙の書籍で、

 あっちのページ、こっちのページ、と

 自由に往き来する読み方の方が

 よりエモみが高まる……かな?

 

「おすきなァほうほうでェ~」

「ぐるるるがるぐるる!」(←訳:エモ度を補強しよう!)

 

 辞書&辞典好きな方々に、

 歴史好きな活字マニアさんにも

 おすすめですよ。

 海島千本さんのイラストもすてきなので、

 “読む“も“見る“も楽しめる一冊を、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

コメント
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