「こんにちわッ、テディちゃでス!
おッ! むしのォこえッ?」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!秋の虫だ~!)
こんにちは、ネーさです。
昨夜から急に、秋の虫たちの歌声が
強く、はっきり聴こえるようになりました。
これは猛暑がもうすぐ終わる兆しかも?と期待しながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 銀太郎さんお頼み申す 5 ――
著者は東村アキコ(ひがしむら・あきこ)さん、
2024年7月に発行されました。
うわぁ、今回は一段と艶やかな表紙ですね♫
「さとりちゃんッ、かッこいいィ~!」
「ぐるるるるがる~!」(←訳:銀太郎さん素敵~!)
ああ、感激です……
第1巻で私たち読者の前に登場した
主人公・岩下さとりちゃんは、
着物のルールを全く知らない
絵にかいたような初心者さんだったのに……
いまや、
日本橋三越さんのゆかたフェアポスターに起用されるほどの
ライジングスターになってしまいました……!
「ぱちぱちぱちィ~!」
「がるる!」(←訳:祝出世!)
新宿のコーヒーショップでアルバイトをしている
さとりちゃん、25歳。
着物美人・銀太郎(ぎんたろう)さんと知り合い、
銀太郎さんを¨師匠¨と仰ぐようになったことから、
さとりちゃんの着物LIFEが始まりました。
とはいえ、山梨県勝沼に生まれ育ち、
東京で一人暮らしをしているさとりちゃんの身辺に
着付けを教えてくれる人はいません。
銀太郎さんが紹介してくれた着物のプロ・ヨシエ先生と、
YouTubeやグーグルを頼りに、
着付けのコツを体得してゆき、
日本文化を学んできましたが……。
「むむッ! たいへんッなのでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:新たな課題が!)
大学時代の友人・みーこさんの、
結婚式にお招きいただいて。
さて、何を着てゆくべきか……?
「それはァ、もちろんッ!」
「がるぐるぅ!」(←訳:着物でしょ!)
ええ、銀太郎さんも、ヨシエ先生も、
熱~く奨めるのです。
振袖で行きなさい!と。
「あァ~…」
「ぐる~…」(←訳:振袖~…)
振袖って、ハードル高すぎるんじゃ?
目立ち過ぎて、花嫁さんの迷惑になるんじゃ?
そもそも振袖を持ってないんですけど?
心は千々に乱れますが、
どうする、どうなる、さとりちゃん?
銀太郎さんの能登訪問記他、
胸を打つエピソードも織り込まれた第5巻は、
和文化&着物好きさんだけでなく、
全活字マニアさんにおすすめですよ。
書店さんのコミック新刊コーナーで
ぜひ、探してみてくださいね~♪