テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 達人、荒野を行く ③ ~

2024-08-16 22:03:03 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 がくがくゥ~ぶるぶるッ!」

「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!怖いよう~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 台風7号の雨風に、

 げっそり疲れ果てた一日の締めくくりは、

 さあ、読書タイムでリラックス!ですよ。

 本日も、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― MASTER キートン ――

 

 

 著者は、勝鹿北星(かつしか・ほくせい)さん、

 浦沢直樹(うらさわ・なおき)さん、

 コミックス初版第1巻は1989年に発行されました。

 

 前々回より御紹介しております

 《MASTER キートン》シリーズ、

 前回記事では

 シリーズ全体を象徴するかのような名作を

 ピックアップしてみたのですけれど、

 キートンさんの行動力は

 サスペンスフルな社会派作品だけに収まりません。

 

「たのしィ~おはなしィ、ありまス!」

「ぐるるる!」(←訳:笑いもね!)

 

 コミックス第5巻の

 CHAPTER5『すべての人に花束を』は、

 平賀=キートン・太一さんのお父上である

 平賀太平さんが大活躍するメロドラマ(!!)です。

 

 キートンさんが留守をしている家に訪ねてきたのは、

 美しい女性。

 愛犬リックが雷の晩に行方不明になってしまった、

 幼馴染みの太一ちゃんは

 探偵をしていると聞いたので……と言う彼女に、

 太平さんは約束します。

 

   なんとかしましょう。

   犬なら、太一より私の方が断然詳しい。

 

 ワンコ探しに取り掛かる太平さんの相棒は、

 セントバーナードとチャウチャウのMIXワンコ

 太助くん。

 

 太助くんの鼻(嗅覚)にかかれば、

 リックくん探索もアッという間……ですよね?

 

「むふふふッ?」

「がるるぐるるるぅ?」(←訳:上手く行くかなぁ?) 

 

 コミックス第6巻の

 CHAPTER8『アザミの紋章』は、

 歴史ミステリ好きな方々におすすめですよ。

 

 日本の神社に伝わる

 17世紀の古い懐中時計。

 蓋に刻まれている紋章を読み解いてゆけば、

 そこには昔日の英国と日本をつなぐ

 遠大なロマンが……?

 

「さすがはァ~がくしゃさんッ!」

「ぐるがる~!」(←訳:面目躍如~!)

 

 そして、シリーズ全作品の中で、

 私ネーさが最推しするのは、

 コミックス第4巻の

 CHAPTER6『穏やかな死』。

 

 絶対解体不可能な爆弾を作る、と評判の

 IRAのテロリスト。

 彼にとって、元SASのキートンさんは仇敵です。

 そんな二人が手を組んで、

 成し遂げようとしているのは……

 あと数分で爆発する爆弾の解体?

 

 場所はショッピングセンターの中心部、

 周囲には多くの買い物客が……!

 どうするキートンさん!!

 

「めいさくゥなのでスよゥ!」

「がるるぐるる~!」(←訳:映画化したい~!)

 

 一時期は入手困難となっていた

 《MASTER キートン》コミックスは、

 現在、『MASTER キートン 完全版 コミック 全12巻完結セット』

 が刊行されています。

 電子書籍版もありますので、

 お好きな方法で、

 ぜひ、キートンさんの世界を覗いてみてくださいね♪

 

 

 (初版時のコミックスと、完全版コミックでは

  全体の巻数が異なっているため、

  ここでご紹介した作品の収録巻にも

  ズレが生じているようです。

  どうかご注意くださいませ)

 

コメント
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