テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ イナカを夢見て ~

2024-11-28 22:03:05 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きゃほほゥ! おめでとうゥございまスッ、つださんッ!」

「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!祝受賞~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 津田健次郎さんが《第53回ベストドレッサー賞・芸能部門》を受賞!

 バスケの富樫勇樹さんは《スポーツ部門》で受賞!

 いやぁ受賞者の方々のカッコ良さよ……と感嘆した後は、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― 僕は今すぐ前世の記憶を捨てたい 1 ――

 

 

 漫画は大島つむぎ(おおしま・つむぎ)さん、

 原作は星畑旭(ほしはた・あさひ)さん、

 キャラクター原案はスズキイオリさん、

 2023年8月に発行されました。

 『~憧れの田舎は人外魔境でした~』と副題が付されています。

 

「むむッ? これはァ、もしかしてッ?」

「ぐるるるがるる~?」(←訳:転生モノですか~?)

 

 はい、イマが花盛りの《転生》ジャンルに

 またも快作が誕生いたしましたよ。

 

 とはいえ、

 この作品に於いては、転生とか、生まれ変わりとか、

 あまり考える必要はありません。

 

 なぜなら、

 主人公の空(そら)くんは、2歳。

 

 危機に瀕する王国を守って大冒険!

 火を吹くドラゴンと対決!

 魔剣を求めて幾千里!

 なんていう展開は望みようもなく。

 

 むしろ、危機に陥っているのは空くんの方です。

 

 生まれつき身体が弱くて、

 咳が止まらず、すぐ熱も出て、寝込んでばかり。

 丈夫で毎日元気いっぱいの

 双子の弟・陸(りく)くんは、

 身長も体格も空くんを上回って、

 保育園に通っているというのに……。

 

「うゥ、それはァしんぱいィでスよゥ~…」

「がるるぐるるがるるるる!」(←訳:病院で調べてもらおうよ!)

 

 3歳になった空くん、

 お母さんに連れられて、

 大きな病院での精密検査を受けることになりました。

 検査の結果をもとにしての、

 お医者さんの診断は――

 

 このままでは

 5歳を迎えることができるかどうか。

 

「そんなァ!」

「ぐるるる?」(←訳:嘘だよね?)

 

 泣き崩れるお母さんの姿に、

 空くんのこころも沈みます……が、

 お医者さんが言うには。

 

 改善の可能性がないわけじゃないんです。

 

 ここ東京ではなく、田舎で暮らす。

 そうすれば、

 空くんの症状はかなり改善するはず。

 

「ふむふむゥ、いなかのォ~くうきィ!」

「がるるるるぅ!」(←訳:転地療養かぁ!)

 

 田舎へ行けば、健康になれる……!

 希望に胸を膨らませる空くんですが、

 ここに到って、ようやく気付きました。

 

 お医者さんやママの言う”田舎”って、

 ぼくが知ってる”田舎“と、違う……?

 

 大人たちの話してる“田舎”からは、

 何か途方もない《危険》の気配が……。

 

「でッ、でもォ~?」

「ぐるるるるがるるぐるるる?」(←訳:行かないとマズいんだよね?)

 

 生命を長らえるため、

 敢えて、危地へ。

 

 ゆっくり、静かに幕を開けた空くんの物語は、

 第2話に入るや一挙にハジケてゆきます。

 豪快なキャラクターさんたちが

 わらわらわらと乱入してきて、

 これはもう転生譚ではなく、

 独創力がキラキラ輝くSF世界?

 

 はたして、空くんに未来はあるのか――

 次回記事では、第2&3巻を御紹介いたしますので、

 どうかお楽しみに~♪

 

コメント
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