「こんにちわッ、テディちゃでス!
きゃほほゥ! おめでとうゥございまスッ、つださんッ!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!祝受賞~!)
こんにちは、ネーさです。
津田健次郎さんが《第53回ベストドレッサー賞・芸能部門》を受賞!
バスケの富樫勇樹さんは《スポーツ部門》で受賞!
いやぁ受賞者の方々のカッコ良さよ……と感嘆した後は、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― 僕は今すぐ前世の記憶を捨てたい 1 ――
漫画は大島つむぎ(おおしま・つむぎ)さん、
原作は星畑旭(ほしはた・あさひ)さん、
キャラクター原案はスズキイオリさん、
2023年8月に発行されました。
『~憧れの田舎は人外魔境でした~』と副題が付されています。
「むむッ? これはァ、もしかしてッ?」
「ぐるるるがるる~?」(←訳:転生モノですか~?)
はい、イマが花盛りの《転生》ジャンルに
またも快作が誕生いたしましたよ。
とはいえ、
この作品に於いては、転生とか、生まれ変わりとか、
あまり考える必要はありません。
なぜなら、
主人公の空(そら)くんは、2歳。
危機に瀕する王国を守って大冒険!
火を吹くドラゴンと対決!
魔剣を求めて幾千里!
なんていう展開は望みようもなく。
むしろ、危機に陥っているのは空くんの方です。
生まれつき身体が弱くて、
咳が止まらず、すぐ熱も出て、寝込んでばかり。
丈夫で毎日元気いっぱいの
双子の弟・陸(りく)くんは、
身長も体格も空くんを上回って、
保育園に通っているというのに……。
「うゥ、それはァしんぱいィでスよゥ~…」
「がるるぐるるがるるるる!」(←訳:病院で調べてもらおうよ!)
3歳になった空くん、
お母さんに連れられて、
大きな病院での精密検査を受けることになりました。
検査の結果をもとにしての、
お医者さんの診断は――
このままでは
5歳を迎えることができるかどうか。
「そんなァ!」
「ぐるるる?」(←訳:嘘だよね?)
泣き崩れるお母さんの姿に、
空くんのこころも沈みます……が、
お医者さんが言うには。
改善の可能性がないわけじゃないんです。
ここ東京ではなく、田舎で暮らす。
そうすれば、
空くんの症状はかなり改善するはず。
「ふむふむゥ、いなかのォ~くうきィ!」
「がるるるるぅ!」(←訳:転地療養かぁ!)
田舎へ行けば、健康になれる……!
希望に胸を膨らませる空くんですが、
ここに到って、ようやく気付きました。
お医者さんやママの言う”田舎”って、
ぼくが知ってる”田舎“と、違う……?
大人たちの話してる“田舎”からは、
何か途方もない《危険》の気配が……。
「でッ、でもォ~?」
「ぐるるるるがるるぐるるる?」(←訳:行かないとマズいんだよね?)
生命を長らえるため、
敢えて、危地へ。
ゆっくり、静かに幕を開けた空くんの物語は、
第2話に入るや一挙にハジケてゆきます。
豪快なキャラクターさんたちが
わらわらわらと乱入してきて、
これはもう転生譚ではなく、
独創力がキラキラ輝くSF世界?
はたして、空くんに未来はあるのか――
次回記事では、第2&3巻を御紹介いたしますので、
どうかお楽しみに~♪