「こんにちわッ、テディちゃでス!
かうんどだうんッ、はじまッてまスゥ~!」
「がるる!ぐるぅるーがる!」(←訳:虎です!ボジョレー解禁!)
こんにちは、ネーさです。
2024年のボジョレーヌーヴォー解禁日は、11月21日。
新酒好きな方々の笑顔を横目に、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― スタイルを見つける ――
著者は原由実子(はら・ゆみこ)さん、
2024年7月に発行されました。
雑誌『an an』の創刊に参加し、
『クロワッサン』『婦人画報』『エル・ジャポン』『和樂』等で
スタイリストとして活躍する原さんによる
エッセイ集です。
「おようふくゥ、あれこれッ!」
「ぐるがるるぐるるる!」(←訳:身の周りのあれこれ!)
収録されているエッセイ24篇は、
『朝食』に始まって、
『スニーカー』へ続き、
『好きな色』や『バンダナ』、
『大きなテーブル』、
『泳ぐ、歩く』……
といった具合に、
衣服、意匠、生活を題材に
あちらこちらへ楽しく跳躍します。
似合う色って何だろう?
と考える
『好きな色』『きれいな色』『ピンク』。
コロナ禍の中、
生活のリズムをあらためて見直す
『衣食住』。
「あさごはんッ、たいせつゥなのでス!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:食いしん坊であれ!)
こういうの読みたかった!
と感激してしまうのは、
『されどTシャツ 2 』
『ジバンシィとオードリー』
『シャネル』。
スタイリストを生涯の仕事としてきた
《衣服のプロ》の眼に
超一流デザイナーさんの服づくりは、
どのように映るのか――
『されどTシャツ 2 』では
ジョルジョ・アルマーニさんの
ユニフォームとも言える濃紺のTシャツに、
『シャネル』では
ココ・シャネルさんの着こなしのセンスに、
『ジバンシィとオードリー』では
デザイナーのユベール・ド・ジバンシィさんと
まだ無名に等しかった時代の
オードリー・ヘップバーンさんについて、
原さんが思うこととは。
「あれはァ、すてきだッたよねェ~!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:サブリナのドレス!)
原さんの私物や、
ご自宅の内部を撮影した写真もあって、
私ネーさ、本棚を写した一葉に
じ~っと見入ってしまいました。
衣服に、本棚に、暮らしの隅々に覗かれる
原さん独自の選択や思索。
アート好き&ファッション誌好きな方々、
エッセイ好きな活字マニアさんにおすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪