テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 愛すべきハト菓子たち ~

2024-11-07 22:03:15 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 りッとうゥ、きましたでスゥ!」

「がるる!ぐるるるがる~!」(←訳:虎です!ブルブルだよ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日11月7日は二十四節気の《立冬》、

 根菜が美味しくなる季節ですね。

 カボチャや栗のあたたかな黄色にホッコリしながら、

 さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― いざ、豊島屋 ――

 

 

 編者は 豊島屋を愛する委員会 の皆さん、

 2024年8月に発行されました。

 観光地・鎌倉を訪れたなら、

 いえ、鎌倉に行ったことがない方々も御存知ですよね。

 

 鮮やかなピカチュウイエロー?が目印の、

 あの銘菓を。

 

「ぽろッぽゥ~!」

「ぐる~る!」(←訳:鳩さ~ん!)

 

 神奈川県鎌倉市に本店を置く

 『豊島屋(としまや)』さんの看板商品は、

 鎌倉のおみやげ、

 また、神奈川県のおみやげとしても

 大人気の焼き菓子――

 《鳩サブレ―》。

 

 この御本は、

 『豊島屋』さんと鎌倉を愛するライターさんたちが集結し、

 2024年に創業130年を迎える『豊島屋』さんを寿ぐべく、

 世に送り出した《鳩LOVEの結晶》です。

 

「はじまりはァ、めいじィじだいィ!」

「ぐるるるるがるる!」(←訳:瓦せんべいでした!)

 

 明治27年(1894年)、

 『豊島屋』さんでまず販売されたのは、

 武家屋敷の屋根瓦をモチーフにした

 《瓦煎餅(かわらせんべい)》だったそうです。

 

 そして、鳩の形をした

 《鳩サブレ―》がポッポーと誕生したのは、

 1897年頃のこと。

 

 生誕から100年以上経っているハトちゃんたち、

 形&大きさは当時と変わっていない、

 というのは驚きですね。

 

「いれものはァ、かわりィましたでス!」

「がるぐるるる!」(←訳:進化したのさ!)

 

 1941年頃まで《鳩サブレ―》の容器には

 手作りのブリキ缶が使われていました。

 1950年代の後半になると……

 はい! 現在も見られるような、

 黄色の缶が登場します。

 

 白い鳩は、八幡宮さまのお使いの鳩さん。

 『豊島屋』さんの鳩さんは、

 目の色が赤いところが特徴ですよ。

 

「あッ、なるほどォ!」

「ぐるがるぐる!」(←訳:どの子も赤い!)

 

 お店の歴史、

 缶やパッケージデザインの変遷に続いて取り上げられるのは、

 《鳩サブレ―》以外の

 『豊島屋』が手掛けるさまざまな和菓子、

 近年とても充実している洋菓子、

 季節の行事に用いる特別なお菓子と、

 鎌倉の風景です。

 

 鳩のお菓子を手にテクテク歩いてゆけば、

 京都もそうですけれど、

 鎌倉って、絵になる場所ですねえ。

 海も山も、美しい……。

 

「だからァ、おおにぎわいィ!」

「がるるぐるるぅ!」(←訳:いつも大混雑ぅ!)

 

 歩くのにちょっと疲れたら、

 『豊島屋』さんのカフェでひと休み。

 ついでに、《鳩三郎》グッズを、旅の思い出に。

 

 冬になる前に、鎌倉観光してきます!

 いや真冬だって行くぞ鎌倉!

 観光じゃなくて歴史の勉強をしに行きます!

 と張り切って鎌倉へお出掛け予定の方々に、

 お菓子大好きな方々にも、

 おすすめの《鳩》ガイドブックです。

 ぜひ、覗いてみてくださいね~♪

 

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする