「こんにちわッ、テディちゃでス!
りッとうゥ、きましたでスゥ!」
「がるる!ぐるるるがる~!」(←訳:虎です!ブルブルだよ~!)
こんにちは、ネーさです。
今日11月7日は二十四節気の《立冬》、
根菜が美味しくなる季節ですね。
カボチャや栗のあたたかな黄色にホッコリしながら、
さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― いざ、豊島屋 ――
編者は 豊島屋を愛する委員会 の皆さん、
2024年8月に発行されました。
観光地・鎌倉を訪れたなら、
いえ、鎌倉に行ったことがない方々も御存知ですよね。
鮮やかなピカチュウイエロー?が目印の、
あの銘菓を。
「ぽろッぽゥ~!」
「ぐる~る!」(←訳:鳩さ~ん!)
神奈川県鎌倉市に本店を置く
『豊島屋(としまや)』さんの看板商品は、
鎌倉のおみやげ、
また、神奈川県のおみやげとしても
大人気の焼き菓子――
《鳩サブレ―》。
この御本は、
『豊島屋』さんと鎌倉を愛するライターさんたちが集結し、
2024年に創業130年を迎える『豊島屋』さんを寿ぐべく、
世に送り出した《鳩LOVEの結晶》です。
「はじまりはァ、めいじィじだいィ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:瓦せんべいでした!)
明治27年(1894年)、
『豊島屋』さんでまず販売されたのは、
武家屋敷の屋根瓦をモチーフにした
《瓦煎餅(かわらせんべい)》だったそうです。
そして、鳩の形をした
《鳩サブレ―》がポッポーと誕生したのは、
1897年頃のこと。
生誕から100年以上経っているハトちゃんたち、
形&大きさは当時と変わっていない、
というのは驚きですね。
「いれものはァ、かわりィましたでス!」
「がるぐるるる!」(←訳:進化したのさ!)
1941年頃まで《鳩サブレ―》の容器には
手作りのブリキ缶が使われていました。
1950年代の後半になると……
はい! 現在も見られるような、
黄色の缶が登場します。
白い鳩は、八幡宮さまのお使いの鳩さん。
『豊島屋』さんの鳩さんは、
目の色が赤いところが特徴ですよ。
「あッ、なるほどォ!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:どの子も赤い!)
お店の歴史、
缶やパッケージデザインの変遷に続いて取り上げられるのは、
《鳩サブレ―》以外の
『豊島屋』が手掛けるさまざまな和菓子、
近年とても充実している洋菓子、
季節の行事に用いる特別なお菓子と、
鎌倉の風景です。
鳩のお菓子を手にテクテク歩いてゆけば、
京都もそうですけれど、
鎌倉って、絵になる場所ですねえ。
海も山も、美しい……。
「だからァ、おおにぎわいィ!」
「がるるぐるるぅ!」(←訳:いつも大混雑ぅ!)
歩くのにちょっと疲れたら、
『豊島屋』さんのカフェでひと休み。
ついでに、《鳩三郎》グッズを、旅の思い出に。
冬になる前に、鎌倉観光してきます!
いや真冬だって行くぞ鎌倉!
観光じゃなくて歴史の勉強をしに行きます!
と張り切って鎌倉へお出掛け予定の方々に、
お菓子大好きな方々にも、
おすすめの《鳩》ガイドブックです。
ぜひ、覗いてみてくださいね~♪