「こんにちわッ、テディちゃでス!
いちりゅうゥ~まんばいィ!」
「がるる!ぐるるるがるるる~!」(←訳:虎です!三の酉で商売繁盛~!)
こんにちは、ネーさです。
今日11月29日は、一粒万倍日で、三の酉ですね。
どうか良いことがありますように……と祈りつつ、
さあ、本日の読書タイムは、
前回から引き続いて、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― 僕は今すぐ前世の記憶を捨てたい 2 & 3 ――
漫画は大島つむぎ(おおしま・つむぎ)さん、
原作は星畑旭(ほしはた・あさひ)さん、
キャラクター原案はスズキイオリさん、
第2巻は2024年3月に、第3巻は2024年11月に発行されました。
『~憧れの田舎は人外魔境でした~』と副題が付されています。
「やッほォ~、そらくゥ~んッ!」
「ぐるるがっるる~る?」(←訳:元気になったか~い?)
杉山空(すぎやま・そら)くん、2歳。
東京生まれの空くんは、身体が弱く、
熱が出たり、咳が止まらなくなったり、の毎日で、
保育園にも通えません。
3歳になって、あらためて、大きな病院で精密検査を受け、
お医者さんに診断してもらうと。
このままでは5歳を迎えることができるかどうか……。
そこで、東京を離れ、
田舎で療養しよう!となって。
「あッ! おじいィちゃ…………んッ???」
「がるるぐるるっ!」(←訳:うわあ壁だあっ!)
母方の祖父・米田幸生(ゆねだ・ゆきお)さんのビジュアルに、
空くんは圧倒されます。
まるで壁そのもののような、大男。
村人さんたちも『里でいちばん強い』と認める、力持ち。
祖母の雪乃(ゆきの)さんは、
食と医療の知識に通じていて、
この祖父母のもとでなら、
ボクも健康になれるかもしれないと
夢見てしまう空くんでした、が……?
「いッ、いなかがァ~…!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:トンデモないのだ!)
田舎へ向かう列車の車両は、装甲車?
生物のサイズが東京とは違う?
『じぃじ』のお家の天井の梁に……何かいる?
「うぎゃああァッ!」
「がるる~!」(←訳:助けて~!)
病弱で外出も殆ど出来なかった空くん、
東京にいた時はよくわかりませんでしたが、
田舎にやって来て以降、
前世のぼんやりした記憶がチクチク疼きます。
もといた世界と同じ、と思っていたけど、
ここは……何かが違う。
その原因は、
魔素(まそ)というモノ?
「みそォ?」
「ぐるがるっ!」(←訳:魔素ですっ!)
魔素の影響を受けた世界を、
たくましく、頼もしく、ユーモアと食欲たっぷりに、
耕し、育て、刈り入れてゆく村人さんたち。
空くんの『じぃじ』と『ばぁば』、
小さなお友達さんたちといったキャラクター諸衆が
ハチャメチャに楽しくて、
前世代の活字マニアさんにおすすめですよ。
読み進みながら、私ネーさが思い浮かべたのは、
平行宇宙をテーマに
筒井康隆さんが著したSF作品でした。
なので、SF好きな活字マニアさんも、
ぜひ、チェックしてみてくださいね~♪