「こんにちわッ、テディちゃでス!
いざッ、わァ~ぷゥッ!!」
「がるる!ぐるるがるるるるぐる!」(←訳:虎です!前方に所属不明の艦が!)
こんにちは、ネーさです。
何が起こるか分からない深宇宙……
今日もまた、そこでは《?》な現象が観測されようとしています。
さあ、夜空の彼方へ思い馳せながら、
本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― デシベル・ジョーンズの銀河オペラ ――
著者はキャサリン・M・ヴァレンテさん、
原著は2018年に、画像の日本語版は2024年7月に発行されました。
英語原題は『SPEACE OPERA』、
題名の『銀河』には『スペース』とルビが振ってありますよ。
「ひょうしォ、にぎやかァでス!」
「ぐるるるるがるる~!」(←訳:カラフルで良いね~!)
本屋さんでも一際目立つ、
jyariさんの派手ハデなイラストの表紙を捲ってみると、
そこは、現代の地球で、或る日――
エイリアンが襲来しました。
「ふァ?」
「が……るるるっ??」
エスカと名乗るエイリアン氏は、
全人類に、
ええ、どこかの国の大統領だとか首相とか
個人を相手にではなく、
全人類に通達しました。
《喜べ、人類よ!
きみたちは銀河系一熱いナイトスポットに
招待されたぞ!》
「……あのうゥ~?」
「ぐるがるるるるぐる!」(←訳:意味わかんないです!)
突如出現したエイリアンに話しかけられ、
パニックを起こしかけた人類でしたが、
エスカさんとの会話を重ねて、
少しずつ事態が判明してきます。
つまり――
人類に本物の知性があるかどうか、テストをする。
テストの方法は、
銀河系の知的種族が皆参加している
『メタ銀河系グランプリ』で
種族の代表が1曲歌うこと。
審査結果が最下位でなければ、
OK!人類の勝利だ!
知覚力があると認めてやるぜ!
となりますが、
もしも、もしも最下位になってしまうと……
「どッ、どうなりィまスかッ??」
「がるるぅぐるるるるるぅ!」(←訳:止めてぇ聞きたくないぃ!)
最下位になると。
人類は知覚力なしと認定、
よって、存在を抹消。
だそうです。
「あうゥ~…」
「ぐるる~…」
どうする人類。
いや、どうするもそうするもありません、
滅亡したくなければ、代表を選んで、
グランプリ大会へ送り込まねば。
しかし、
エスカ氏が作成した
候補者リストがトンデモなくて、
最終的に選出された候補者さんも
輪をかけてトンデモなくて……
彼が、人類代表?
「もうゥだめだァ~…!」
「がるるぐるるるぅるるる~…」(←訳:地球は消されちゃうんだ~…)
地球の運命を懸けて、
歌うはデシベル・ジョーンズさん。
自称”グラムロッカー”のジョーンズさんは、
人類を救えるのか。
20世紀SFの伝説的傑作
『銀河ヒッチハイクガイド』を彷彿とさせる
規格外のエンタSF作品は、
クセの強さにクラクラさせられますが、
ルールや常識をブチ飛ばす面白さ!
全活字マニアの皆さま、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
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