こんにちは、ネーさです。
はあ~…秋が恋しい……
虚弱体質ゆえ、今日も熱中症の後遺症に悩まされつつも、
ここは焦らず騒がず、
プチ読書タイムとまいりましょう。
本日は、夏休みにふさわしい
↓こちらの文庫作品を、さあ、どうぞ~♪
―― 白夜の旅 ――
著者は東山魁夷(ひがしやま・かいい)さん、
単行本は1963年に、
画像の文庫版は1980年に発行されました。
画家・東山魁夷さん(1908~1999)による
デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、
フィンランド、デンマーク、と
”白夜の国々”への旅行記です。
東京の雑踏を離れて、
東山さんが北欧へ向かう機上の人となったのは、
昭和37年のことでした。
季節は、春から夏にかけての、
まさしく”白夜”の頃。
御本の『あとがき』で、
私には戦後最初の海外旅行であったと
東山さんが回想する旅の日々は、
画家さんらしい観察力に満ちています。
ラップ人の帽子の房の色、上着の色。
フィヨルドの滝、岸壁。
クロンボー城の、石畳の広い中庭……。
東山魁夷さん、というと先ず、
20世紀の日本を代表する画家さん、の印象が
強いのですけれども、
実は、すばらしい文筆家さんでもあるのです。
この文庫版『白夜の旅』には、
北欧をテーマに東山さんが描いた作品が冒頭に、
文中にはモノクロ挿絵が数点収録されています。
お盆休みは旅です!という御方も、
いまはまだ休めないのよ~という方々も、
北欧の涼やかな風の旅を、
東山さんの名文ガイドで、ぜひ♪
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