テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

…まだまだ休養中の、名作《旅の本》…

2022-08-12 20:59:22 | ブックス

 こんにちは、ネーさです。

 

 はあ~…秋が恋しい……

 虚弱体質ゆえ、今日も熱中症の後遺症に悩まされつつも、

 ここは焦らず騒がず、

 プチ読書タイムとまいりましょう。

 本日は、夏休みにふさわしい

 ↓こちらの文庫作品を、さあ、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 白夜の旅 ――

 

 

 著者は東山魁夷(ひがしやま・かいい)さん、

 単行本は1963年に、

 画像の文庫版は1980年に発行されました。

 

 画家・東山魁夷さん(1908~1999)による

 デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、

 フィンランド、デンマーク、と

 ”白夜の国々”への旅行記です。

 

 東京の雑踏を離れて、

 東山さんが北欧へ向かう機上の人となったのは、

 昭和37年のことでした。

 季節は、春から夏にかけての、

 まさしく”白夜”の頃。

 

 御本の『あとがき』で、

 私には戦後最初の海外旅行であったと

 東山さんが回想する旅の日々は、

 画家さんらしい観察力に満ちています。

 

 ラップ人の帽子の房の色、上着の色。

 フィヨルドの滝、岸壁。

 クロンボー城の、石畳の広い中庭……。

 

 東山魁夷さん、というと先ず、

 20世紀の日本を代表する画家さん、の印象が

 強いのですけれども、

 実は、すばらしい文筆家さんでもあるのです。

 

 この文庫版『白夜の旅』には、

 北欧をテーマに東山さんが描いた作品が冒頭に、

 文中にはモノクロ挿絵が数点収録されています。

 

 お盆休みは旅です!という御方も、

 いまはまだ休めないのよ~という方々も、

 北欧の涼やかな風の旅を、

 東山さんの名文ガイドで、ぜひ♪

 

 

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