テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 島から、新たに ~

2020-12-11 22:45:37 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おやぶんさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるがるる~る!」(←訳:虎です!小松の親分さ~ん!)

 こんにちは、ネーさです。
 小松政男さんが亡くなったとの報道に、
 寂しさを禁じ得ません……
 20世紀の日本を代表するエンターテイナーさんを
 心からの感謝と拍手で見送りながら、
 さあ、読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
     ―― 二百十番館にようこそ ――



 著者は加納朋子(かのう・ともこ)さん、
 2020年8月に発行されました。
 『ななつのこ』『トオリヌケキンシ』
 『いつかの岸辺に跳ねてゆく』など、
 こころ優しくもミステリアスな作品で知られる
 加納さんの最新作は――

「むむゥ! まさかッ!」
「ぐるがる~??」(←訳:本当なの~??)

  《あれよあれよという間に、
   俺は親に捨てられてしまった》

 という、
 えっ?えええ~っ?な一文から、
 物語は始まります。

 何だ何だ何なんだ、いったい?
 《俺》の身に、
 いったい何が起きたんでしょうか?

「それはァ、ようするにィ~」
「がるる!」(←訳:大変化!)

 実は、理由があったんです、
 《捨てられてしまった》ことの背景には。

   ネトゲ廃人の自宅警備員、
   要するに無職のニートだってこと。

 と、《俺》くんは
 自分を分析し、表現します。
 
 こんな《俺》だから、
 島に捨てられちゃったんだよな……と。

「しまァ??」
「ぐる??」(←訳:島に??)

 ええ、或る日、
 《俺》くん宛に配達されてきたのは、
 弁護士事務所からの手紙でした。

 文面によれば、
 亡くなった伯父さんが遺産を残してくれた、
 ついては手続きが必要なので、
 弁護士と共に現地へ来てほしい……。

「そッ、それはァ~」
「がるぐる!」(←訳:眉にツバ!)

 なんか怪しいなぁ?
 と思いはしても、
 弁護士事務所に問い合わせれば
 嘘ではない、と言うし。

 ならば、
 行ってみようか、島へ。

「……ふァいッ! それならァ~」
「ぐるがるるるる!」(←訳:もう止めません!)

 漠然とした淡い期待を胸に。

 弁護士さんに連れられて、
 《俺》、
 いえ、ネットのゲーム仲間には
 【刹那】というハンドルネームで知られている彼が
 目にしたのは。

 離島?

 しかも、住人はわずかで?

 ネットなんて使えるの?

「やぱりィ、だまされたァのでス!」
「がるるるるるる!」(←訳:捨てられたんだ!)

 捨てられた……ええ、
 確かに捨てられたのだとしても。
 
 《俺》こと【刹那】くんには、
 伯父さんの遺産がありました。
 これはね、本当のことだったんです。

 以前は保養所のような使われ方をしていた、
 二階建て鉄筋コンクリートの館。

「おッ! ひろいィ~!」
「ぐるる!」(←訳:頑丈だ!)

 捨てられただとか、
 ニートだとか、
 一見、ネガティブな要素ばかり?な
 【刹那】くんの内部で、
 いつしか、
 スイッチがONになります。

 《俺》はここで、
 この島で、
 生きてゆくことが出来るのか――?

「おッ?」
「がるっ!」(←訳:おおっ!)

 【刹那】くんの、
 絶望と希望、
 荒天と晴天が
 くるくる入れ替わるような物語は、
 どこへ向かうのか。

 都会好きな方々にも
 島ライフが好きな方々にも
 おすすめの一冊です。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 
 
 
 
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~ 謎と笑いの ヴィンテージミステリ ~

2020-12-10 22:38:45 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……すこしずつゥ~なれてェきましたでス!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!いやまだまだ!)

 こんにちは、ネーさです。
 NHKの朝ドラ『おちょやん』にも、
 少しずつ少しず~つ馴染んできつつ……あるような?
 子役の女の子の上手さ、
 トータス松本さんのダメ親父っぷりに
 讃嘆の拍手を送りながら、
 さあ、読書タイムですよ♪
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
      ―― ヴァルモンの功績 ――



 著者はロバート・バーさん、
 原著は1892年から1906年にかけて、
 日本語版は2020年11月に発行されました。
 『The TRIUMPHS OF EUGÈNE VALMONT』と
 英語題名が付されています。

「むゥ! とッてもォ~くらしッくゥ!」
「ぐぃるるるるるがる!」(←訳:ヴィクトリアンだね!)

 コナン・ドイルさんによる
 シャーロック・ホームズ探偵譚の第一作
 『緋色の研究』が
 『ビートンのクリスマス年鑑』に掲載されたのは
 1887年11月のことでした。

 当初はあまり評判にはならなかったものの、
 1890年に『四つの署名』が刊行された頃から
 徐々に話題を呼び、
 1891年には
 『ストランド』誌上での連載が始まります。

「われらがァ、めいたんていィ!」
「がるるぐる!」(←訳:金字塔です!)

 1862年6月、
 『シャーロック・ホームズの冒険』刊行。

 ミステリ史上の金字塔たる名作が世に出、
 探偵ホームズさんの名は
 世界に知れ渡り、
 同時に――

 真似っ子も続出!

「たんていさんがァ、わんさかッ!」
「ぐるるる!」(←訳:雨後の筍!)

 超人的な探偵さん、
 武闘派に無骨派、
 大泥棒やら聖職者さんやら、
 ホームズさんに影響されたミステリ作品が
 数多誕生することになって。

 この物語の主人公にして語り手の
 ウジェ―ヌ・ヴァルモンさんも、
 そんな《シャーロック・ホームズのライヴァル》の一人、
 と申せましょう。

「でもねッ、ちょッとねッ」
「がるっるるるる!」(←訳:変わってるんだ!)

   《吾輩はウジェ―ヌ・ヴァルモンである》

 と、『《ダイヤの頸飾り》事件』冒頭で、
 颯爽と名乗りを上げるヴァルモンさん、 
 フランス国家警察のパリ警視庁で
 刑事局長を務める敏腕警察官です。

 いずれは警視総監か大臣か、と
 将来を嘱望されるヴァルモンでしたが……
 ああ、あの悪名高い
 《王妃の頸飾り》にかかわってしまったのが、
 運のツキ!

「……みんなァ、ふこうゥにィ~なるゥ~…!」
「ぐるるる!」(←訳:怖ろしや!)

 王妃マリー・アントワネット、
 御用宝石商、
 宝石売却で利益を得たとされるラ・モット=ヴァロア伯爵夫人、
 そして
 長く行方不明になっていた頸飾り入りの宝石箱を
 ショーモン城で発見した人夫さんまで、
 かかわる者すべてに不幸をもたらす
 《ダイヤの頸飾り》。

 新たに《頸飾り》の持ち主となったフランス政府は、
 厄介払いしてしまえ、とばかり、
 競売の開催を決定しました。

 大小500顆(か)のダイヤからなる
 最高級の頸飾りの売上金は、
 国の金庫を
 大いに潤してくれるに違いありません。

 一方で、
 高価な頸飾りを狙い、
 犯罪者たちも大挙押し寄せてくるでしょう。

「けいびィ、しなくちゃッ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:担当はもちろん!)

 ヴァルモン刑事局長、出動。

 《ダイヤの頸飾り》をめぐる
 火花散る世紀の攻防は、
 はたして――?

「しィッ! それはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:秘密です!)

 この御本には、
 ヴァルモンさんが活躍する
 短編8作品と、
 ”最初期のホームズ・パロディ“とされる
 短編2作品が収録されています。

 巻末の解説に記されていますが、
 著者・バーさんとコナン・ドイルさんは
 友人だったそうです。

 つまり、ドイルさん公認の
 パロディ作品、という訳ですね。

「なかなかァ、ゆかいィ~♪」
「がるるぐるるる!」(←訳:愉快でヘンテコ!)

 オールドスタイルで、
 クラシカルで、
 けれど、
 活き活きとして楽しさ無類、
 最良の時代の探偵小説。

 エラリー・クイーンさん激賞!
 江戸川乱歩さんもお気に入り!
 というヴァルモンさんの傑作集は、
 ミステリ好きな方々に、
 英米文学好きな活字マニアさんに、
 おすすめですよ。
 ぜひ、一読してみてくださいな~♪





  
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~ 佳き日よ 来たれ ~

2020-12-09 23:32:54 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 えいやッ!」
「がるる!ぐるぅる!」(←訳:虎です!とりゃあ!)

 こんにちは、ネーさです。
 “年末”の空気にアテられたのでしょうか、
 ああ、ついに着手してしまいました……
 本棚大改造という頭脳と体力を酷使する計画に。
 始めたばかりというのに
 早くもクタクタですが、
 さあ、元気回復も兼ねて読書タ~イム!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 全部わかる 神社ガイド ――


 
 監修は岸川雅範(きしかわ・まさのり)さん、
 2020年11月に発行されました。

 表紙下部に
 『歴史からご利益まで
  魅力にあふれる
  神社の世界をビジュアル解説!』
 とありますように、
 神話と神社のかかわり、
 神社の基本や歴史などについてのガイドブック……
 いえ、参考書というべきでしょうか。

「じんじゃとぉいえばァ~」
「ぐっるるがるる!」(←訳:やっぱりお参り!)

 大晦日には大祓(おおはらえ)に、
 年が明けたら初詣に。

 でも、今年は3密を避けないとダメよね、
 お参りは前倒しか、
 先延ばしでもいいのかしら?

 などと思いながら、
 軽い気持ちで
 この御本を手に取ったのですが、
 いやー、少なからず圧倒されました。

 日本に於ける信仰の歴史が、
 けっこう踏み込んで描かれているんです。

「そもそものォはじまりィ~からァ~」
「がるるぐるがる!」(←訳:現代の儀礼まで!)

 第一章『神話と神社』
 第二章『神社では何を祀るのか?』
 第三章『信仰のグループはなせできたのか?』
 第四章『ご利益と神社の深い関係』
 第五章『神社の歴史』
 第六章『神社の基本』

 と、6つの章で構成されている中で、
 そうだったんだ!
 へええ、なるほど!等々、
 私ネーさが膝を打ちまくったのは、
 第三章の『信仰のグループはなぜできたのか』でした。

 歴史小説や時代小説好きな方々は、
 《八幡信仰》
 《伊勢信仰》
 《熊野信仰》
 といった言葉を御存知ですよね。

 私ネーさも、
 聞き知ってはおりますけれども……

「くわしィことはァ~」
「ぐるるるっる!」(←訳:知らなかった!)

 《稲荷信仰》に《天神信仰》……
 あ、《諏訪信仰》って聞いたことあるわ。
 《住吉信仰》も。
 ん? 《祇園・津島信仰》?
 《三島・大山祇(おおやまつみ)信仰》??
 う、申し訳ありません、
 恥ずかしながら初耳でした……

「しらないィことばかりィ!」
「がるるぐる!」(←訳:衝撃の連続!)

 第四章では
 ご利益や願掛けに関する説明があり、
 第五章の126ページでは
 武家が崇拝した神社というコーナーに
 感心させられましたよ。

 信長さんって
 思いの外あちこちの神社で祈願してるんですね。
 愛知の津島神社、
 岐阜の手力雄(てぢからお)神社、
 滋賀の活津彦根(いくつひこね)神社……
 伊勢神宮、熱田神宮も。

「おまいりのォさほうもォ~」
「ぐぅっるがるる!」(←訳:チェックしよう!)

 第六章の146ページには、
 神社の参拝する際のお作法が
 図解とともに掲載されています。
 これは、憶えておかなくちゃ!

「どうかァ、らいねんはァ~」
「がるぐるがるるるるるる!」(←訳:良い年になりますように!)

 いろんな出来事がありすぎた2021年……
 はたして、2021年は
 どのような年になるのか――

 新しい年に期待を寄せながら、
 神社さんへお参りする前に、
 ぜひ、一読してみてくださいね♫
 
 
 
 
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~ 冬の読書は…《標本》で? ~

2020-12-08 22:05:45 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さらばァ、こうようゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!みんな落ち葉に!)

 こんにちは、ネーさです。
 紅葉シーズンもそろそろ終わり、
 ケヤキもイチョウもほぼ落ち葉に……。
 動物たちはもう冬眠入りしたのかな?と想ったりしながら、
 さあ、読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
        ―― 標本バカ ――



 著者は川田伸一郎(かわだ・しんいちろう)さん、
 イラストは浅野文彦(あさの・ふみひこ)さん、
 2020年10月に発行されました。

 先日は、
 古生物の骨を発見する方法について記した
 土屋健さん著『化石の探偵術』を
 御紹介いたしました。

 対してこの御本は、
 古生物よりもぐ~っと新しい存在――
 現代に生きる動物たちを
 化石ならぬ《標本》にしちゃうぞ!
 と企む大悪人さんの懺悔(ざんげ)録です。

「ちがいィまスゥ~!」
「ぐるがぅるるるる!」(←訳:悪人じゃないです!)

 えへん、はい、お詫びして訂正いたします。

 著者・川田さんのは、
 国立科学博物館の
 動物研究部主幹さん。

 つまり、
 動物の《標本》製作は、
 博物館に務める川田さんのお仕事であり、
 研究のテーマでもあるんです。

「ふむむッ! けんきゅうゥ?」
「がるるぐるるがる?」(←訳:どんな動物の研究?)

 川田さんの専門は……

 モグラ、です。

「……もぐゥ?」
「ぐるるるぅ~…」(←訳:モグラかぁ~…)

 専門は、モグラ。

 しかし、川田さんのもとには
 あらゆる動物の……えへん、
 死骸の情報が入ってきます。

 ネズミ、リス、タヌキ。
 ニホンカモシカ、ハクビシン。

 大きいものになると、
 ゾウアザラシ、
 キリン、
 ゾウ、クジラも……!

「ぞうさんをォ~…??」
「がるる!」(←訳:標本に!)

 川田さんが得意とするのは、
 ”ひたすら腕“を使っての製作方法です。

 解体する。
 除肉する。

 骨を煮て骨格標本をつくり、
 或いは、
 皮を剥いで、
 鞣(なめ)したり、
 ときには刃物でケガをしちゃったり、
 針と糸で縫い合わせたり、
 あまりの重労働に
 肘が腱鞘炎になってしまったりしながらも。

 出来上がった《標本》が
 学問の一助になってくれれば、
 学会の会場を沸かせられるなら、
 それは至極の喜び♪

「いざァゆかんッ!」
「ぐるるがるるぐるがるる!」(←訳:標本のために地のはてへ!)

 第一章『標本バカも楽じゃない』
 第二章『事件は現場で起きている』
 第三章『標本に学べ』
 第四章『標本バカの主張』
 第五章『偉大なる標本バカたち』

 という5つの章で燃え上がる標本愛、
 モグラへの情熱は……

 ぷふふっ♫

「わらッちゃだめェでスゥ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:真面目なのです!)

 今日もまた、
 解体したり、
 皮を剥いだり、
 乾かすためにドライヤーをかけたり、と
 川田さんと博物館スタッフさんたちの
 《標本》製作作業に終わりはありません。

 そもそも《標本》作りにハマった契機から、
 先達たちの功績、
 《標本》作りの際に初めて知った
 生物学の機微。

 博物館の花形である《標本》たちの、
 父ともいうべき川田さんによる
 笑いと涙と熟考の楽しい作業日誌は
 科学系ノンフィクション好きな方々に
 激おすすめですよ。

「ふゆやすみのォ、どくしょたいむゥにィ~」
「ぐるるがる!」(←訳:皆さまぜひ!)

 
 
 
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~ 東京おやつ旅 ~

2020-12-07 23:40:01 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いつかなァ~いつかなァ~♪」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!カプセル帰国!)

 こんにちは、ネーさです。
 《はやぶさ2》から離脱したカプセルは、
 ここ八王子市のお隣の、
 神奈川県相模原市のJAXA施設へ
 絶賛帰国途中!
 公開はいつになるのかしら?と
 こころ躍らせながら、
 さあ、読書タイムですよ♪
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



      ―― 異国のおやつ ――



 著者は岸田麻矢(きしだ・まや)さん、
 2020年9月に発行されました。
 
 遠い遠い国……
 《はやぶさ2》が旅したリュウグウほどではないけれど、
 日本からは遠く離れた国々の
 伝統菓子たち。

 そんな『異国』のお菓子を――

「とうきょうゥとないィでェ~」
「ぐるるるるる!」(←訳:食べまくろう!)

 ええ、そうです、
 お菓子を探しての外国旅行するのではなく、
 東京で!
 
 異国のお菓子をパクリ!

「それはァ、だいかんげいィ~でス!」
「がるるぐるるるがるる?」(←訳:どんなお菓子があるの?)

 本文は、

 第1章『ヨーロッパのおやつ』
 第2章『北南米のおやつ』
 第3章『中東のおやつ』
 第4章『アジアのおやつ』

 と4つの章に分けられ、
 各国のお菓子が紹介されています。

 この中で、特に注目していただきたいのが、
 ヨーロッパのお菓子でしょうか。

「ふむふむゥ、ふらんすゥ?」
「ぐるるる?」(←訳:イタリア?)

 ふっふっふっ、
 先ずは本文70頁をご覧くださいな。
 
 スペインのお菓子として、
 近年、大々人気の――

「あはァ! これはッ!」
「がるるぐーるるーる!」(←訳:バスクチーズケーキ!)

 スペインのバスク地方に伝わる焼き菓子
 《バスクチーズケーキ》……

 って、実は誤解があるんですって。

 実はこのお菓子、
 伝統菓子ではなく、
 バスク地方のサンセバスチャンにある
 有名なバル『ラ・ヴィーニャ』の看板メニュー。

 そして、
 以前は門外不出だったという
 そのレシピを忠実に再現しているのが、
 東京都港区白金の『ガスタ』さんで作られている
 《バスクチーズケーキ》なのでした。

「ほわわァ~んッ♪」
「ぐるるがる!」(←訳:本場のお味!)

 他にも、

 やはりバスク地方のお菓子を専門とする
 港区白金の『メゾン・ダーニ』さんの
 《ガトーバスク》、

 渋谷区西原の『セドミクラースキー』さんの
 《バーボフカ》は
 チェコのお菓子で、

 御本の表紙にもなっている
 港区麻布十番『ミンスクの台所』さんの
 《ホヴォロスト》は 
 ベラルーシのお菓子!

「ちぇこォ!」
「がるるーる!」(←訳:ベラルーシ!)

 いえ、まだまだ終わりませんよ。

 スイス、ドイツ、ポーランド、
 ロシア、英国、北欧。

 アメリカ、メキシコ、ペルー。

 モロッコ、トルコ。

 台湾、香港、中国、インド、
 スリランカ、ベトナム、マレーシア、
 タイ、チベット……のおやつ!

 東京の飲食業の多彩さに驚かされますけど、
 熱いエールを送りたくもなりますね。
 2020年のこの難局下、
 材料を仕入れること、
 お店を営業することも、
 思うようには行かないかもしれませんが――

「おうえんッしたいィ~!」
「ぐぅるる!」(←訳:ファイト!)

 海外への旅は出来ぬとしても、
 美味しい『異国のおやつ』を、
 東京で。

 お菓子好きな活字マニアさんに、
 おすすめの東京おやつグルメガイドです。
 ぜひ、一読してみてくださいな♪
  
 
 
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~ 発掘イロハ帖 ~

2020-12-06 22:37:38 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふうゥッ! ちゃくちィ~しましたでス!」
「がるる!ぐるるるが~っる!」(←訳:虎です!カプセル見~っけ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日は朝から《はやぶさ2》&カプセルのニュースに
 夢中になっつぃましました♪
 《はやぶさ2》が送信してきた地球の画像にも、
 涙腺がうるうる……
 さらなる旅路の無事を願いつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
       ―― 化石の探偵術 ――



 著者は土屋健(つちや・けん)さん、
 監修はロバート・ジェンキンズさん、
 イラストはツク之助さん、2020年10月に発行されました。
 『読んで体験する古生物研究室の世界』
 と副題が付されています。

「むふゥ! いきなりィ、おおむかしのォおはなしィ?」
「ぐるるるがるぐるる!」(←訳:はやぶさから恐竜へ!)

 恐竜。

 書店さんに行けば専門書やカラフルな図鑑、
 博物館では毎年のように企画展、
 映画館では『ジュラシック・ワールド』新作が
 来年あたり公開!

 と、《はやぶさ2》と同じく、
 こちらも大人気&引っ張りダコのテーマよね。

「でもォ、ほんとゥはねェ~!」
「がるるぐるるるぅ!」(←訳:本物が欲しいよぅ!)

 本物の、恐竜の化石。

 専門店さんで探せば、
 アンモナイトの化石や、
 虫が封じ込められている琥珀
 といったものを購入することも出来ます、が。

   そういう”商品”が欲しいんじゃない、
   僕は、わたしは、
   泥と砂にまみれ、
   いままさに数万年の眠りから覚めようとしている
   恐竜化石発掘の現場に立ち会いたいんだ!

 という化石愛好家の方々も
 大勢おられるでしょう。

「ゆめのォ、だいはッけんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:一生の語りぐさ!)

 この御本で著者・土屋さんが教授するのは、
 いわば、
 《化石の探し方・見つけ方》です。

 古生物とは
 どんな時代(年代)の生きものなのか、
 化石にはどのような種類があるのか。

 化石は土(土壌)の中にはない、
 土壌の下の地層を探そう。

 地層がむき出しの場所……
 それは崖。

 地形図を読み、
 等高線を読み解くのは、
 化石探しに必須の能力。

「ふむふむゥ!」(←メモしてます)
「がるぐるる!」(←訳:崖と等高線!)

 そうして、
 ここだ!という候補地を特定できたら、
 さて、どうする?
 どうしたら上手に発掘できるんだろう?

 私ネーさが何度も読み返したのは、
 その部分――
 第3章『”七つ道具“をそろえよう』でした。

 地質調査専用のハンマー。

 地層の傾斜や方向を測る
 クリノメーター。

 タガネ。

 ルーペ。

 地質図と地形図はもちろん、
 記録用のノート、筆記具。
 折尺、カメラ、携帯電話、
 サンプル袋に……クマよけ用の鈴も!

「ううゥ、おもいィ~!」
「ぐるるるっるがるるる!」(←訳:化石発掘ってタイヘン!)

 発掘した化石に何を読み取るか。

 化石があった周囲の状況も観察し、
 そのとき、
 そこで“何があったか”をも
 読み解いてゆく。

「それはァ、やぱりィ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:名探偵のお仕事!)

 随所に名探偵ホームズさんの言葉を引用しながら
 土屋さんがガイドする
 ”発掘のイロハ”は
 化石コレクターさん必読の一冊です。
 古生物学好きな活字マニアさんも
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 
  

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~ 好漢、《知略》を巡らす ~

2020-12-05 22:40:07 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はやぶさくんッ、きたでスよゥ~!!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!もう少しで帰着!)

 こんにちは、ネーさです。
 《はやぶさ2》はカプセルの分離に成功し、
 6日午前3時頃に地球到着予定!
 長い長い旅路はこれで終わり………じゃなくて!
 戻ってくるのはカプセルだけ。
 《はやぶさ2》は、
 100億キロ離れた小惑星(1998KY26)へ追加の探査へ向かい、
 到着予定は11年後の2031年ですって……!
 いやあもう驚きましたが、
 さらなる無事と快挙を祈りつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  



       ―― パリピ孔明 2――



 原作は四葉夕ト(よつば・ゆうと)さん、
 漫画は小川亮(おがわ・りょう)さん、
 2020年7月に発行されました。
 先日ご紹介いたしました第1巻では――

「だいィ~じけんッ!」
「ぐるがるぅっるぅ!」(←訳:転生しちゃったぁ!)

 《三国志》にその名も高い、
 諸葛亮孔明さん。

 志半ばのまま、
 五丈原(ごじょうげん)の戦の折に、
 病没……

 したはずが、
 現代日本の渋谷に転生とは、
 これ如何に!

「うそォ~!」
「がるぅるる!」(←訳:嘘じゃない!)

 なぜ日本?
 なんで渋谷?

 という疑問は措いといて。

 第1巻を御紹介した時は、
 ネタバレを避けるため、
 ストーリーにはあまり触れなかったのですけれど。

 今日は、ちょっとだけ、お喋りしちゃいましょう。

「こうめいィさんのォ、あらたなァ~じんせいィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:そのエネ源は!)

 第2の人生を始めるや早々、
 孔明さんが出会ったもの。
 それは。

 音楽。

 渋谷の或るクラブで
 偶然耳にした歌声が、
 彼に“目醒め”を促します。

 時代も土地も、
 《三国志》とは全く異質なこの国で、
 孔明さんの心を動かしたのは、
 敵軍への怒りや恨み、
 戦への嫌悪感、泣き言、
 といったネガティブな感情ではありませんでした。

 素晴らしい歌声。

 心を沸き立たせる
 この歌声のために、
 我が新たな生を捧げよう……!

「つまりィ~!」
「がるぐるる!」(←訳:再度軍師に!)

 クラブで出会った歌姫・英子(えいこ)さん。

 歌手になりたいという
 彼女の願いを、
 ”死力を尽くして”助ける――

 すなわち、
 英子さんの軍師になること。

「できるゥかなァ~??」
「ぐるがる~!」(←訳:道は遠い~!)

 無名の歌姫さんを、
 どうやって世界の舞台へ押し上げるか。

 知略を巡らせる孔明さんは、
 代々木公園で開催されるフェスに
 目を付けましたよ。

「わほゥ! おきゃくさんッ、いッぱいィ~!」
「がるっ?ぐるる~?」(←訳:あれっ?ここは~?)

 フェス初参加の英子さんが割り当てられたのは、
 地味で寂し気な
 不人気ポジション。

 えええ~…?
 こんなのヤダ~!
 と普通の人なら落胆するところ、ですけれども。

「ふッふッふッ♪」
「ぐるがるるる!」(←訳:策があります!)

 どう出る?
 どう動く?
 孔明さん!

 第1巻に比べて
 抑制が効いた展開……と思われるかもしれませんが、
 随所に忍ばされた《三国志》ネタは
 強力至極です。
 読めば読むほど、
 なるほどなぁ、
 そう来たかぁ、
 と感心させられるばかり♫

 題名に先入観を抱かず、
 キラキラな表紙画に目を眩まされず、
 歴史好きな活字マニアさんも
 本家《三国志》マニアさんも、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね。

 21世紀の渋谷をベースにした
 軍師・孔明さんの冒険奇譚、
 週末の読書タイムに
 おすすめです~♪

  
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~ 出会いの火花 ~

2020-12-04 23:36:11 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 だいぎょうれつゥでしたでスゥ~♪」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!広告もスゴイ!)

 こんにちは、ネーさです。
 『鬼滅の刃』最終巻発売日とあって、
 今日は全国の本屋さんが大混雑しましたね。
 炭治郎くんご苦労さま!
 書店員さんもお疲れさま!
 と心からの拍手を送りながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
      ―― 画家とモデル ――



 著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、
 2020年3月に発行されました。
 『――宿命の出会い』と副題が付されています。

 《怖い絵》シリーズで
 アート評論の世界を席巻した著者・中野さんによる
 この御本は……
 《切ない絵》と
 別名を付すべき、と言ったら
 怒られるかしら?

「せつないィ~??」
「ぐるるる??」(←訳:どうして??)

 画家さんと、モデルさん。

 副題にもあるように、
 その《宿命》的な邂逅を
 よく表しているのは、
 御本の表紙にもなっている
 アンドリュー・ワイエスさん(1917~2009)の
 『編んだ髪』(1979年)でしょうか。

 若くして名声を得、
 59歳の時には
 現存アメリカ人画家として初めて
 メトロポリタン美術館で個展が開催された、という
 巨匠ワイエスさん。

 けれど、実はワイエスさんには、
 家族にも画商にも秘したまま、
 15年に渡って
 制作し続けてきた作品群がありました。

 或る女性――
 ご近所にすむヘルガさんをモデルにして描いた
 240点以上もの
 《ヘルガ・シリーズ》。

 画家・ワイエスさんと、
 モデル・ヘルガさんの間には
 どんな感情があったのだろう?と
 著者・中野さんは思いを馳せます。

「こたえはァ~…」
「がるるぐるるるる?」(←訳:誰にも分からない??)

 モディリアーニさんと、
 ベアトリス・ヘイスティングスさん。

 シャガールさんと、
 愛妻・ベラさん。

 ロートレックさんと、
 《ムーラン・ルージュ》の踊り子ラ・グリュさん……

 などなど、画家×モデルの関係は、
 幸福である場合よりも、
 どこか悲劇的な色合いを
 帯びている……ように見えますが。

「うむゥ??」
「ぐるぅ?」

 著者・中野さんは、
 絵画の歴史の中から
 幸福な出会いもあった例を
 拾い上げます。

 それは、1580年頃のこと。
 トニーナという名の女の子が
 パリ郊外で誕生しました。

 貴族でもない彼女が
 数多の画に描かれ、
 人びとの話題になったのは……

 多毛症なる皮膚疾患のため。

 見た目の珍しさから、
 トニーナさんは
 有力貴族の“所有物“となり、
 学者たちからは被験体として
 扱われていたのです。

 そこへ、
 貴族夫人に招かれ、
 画家ラヴィニア・フォンターナさんが
 やって来ました。

 フォンターナさんは、
 トニーナさんを被験体ではなく、
 ひとりの人間として描きます。

 ケモノでも怪物でもない、
 優しい目をした少女の肖像画を。

「これはァ、かわいいィ!」
「がぅーるぐる!」(←訳:キュートだね!)

 描く者と、描かれる者。
 どちらかが欠けたら、
 作品は完成しない――
 
 18編の物語で構成される、
 画家さんとモデルさんの切ない出会いの物語を、
 全活字マニアの皆さま、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 
  
 
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~ 名人、名匠を語る ~

2020-12-03 22:33:52 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……むゥ~んッ! なみにィ、のれないィのでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!焦らずゆこう~!)

 こんにちは、ネーさです。
 NHKの新しい朝ドラ『おちょやん』に
 なかなか馴染めず、
 落ち着かない朝を過ごしております……
 まあノンビリ行けばいいわよね~と自分を説得しつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪

  



   ―― 交響録 N響で出会った名指揮者たち ――



 著者は茂木大輔(もぎ・だいすけ)さん、
 2020年10月に発行されました。

 著者・茂木さんは、
 1990年から2019年に定年退職するまでは
 NHK交響楽団の首席オーボエ奏者として活躍!
 現在は指揮者として活動中!
 という、クラシック好きな方々にとっては
 憧れの音楽家さんです。

「たァ~くさんッ、えんそうゥしましたでス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:名演数知れず!)

 超一流の演奏者さんたちを抱えるN響を指揮するのは、
 これもやはり、
 超一流の指揮者さんたち。
 
 茂木さんがN響に入団した当時は、
 名誉指揮者と正指揮者という体制で
 指揮者陣が形成されていた、と言います。

「まえすとろォ、とうじょうゥ!」
「がるぐる!」(←訳:練習開始!)

 クラシックコンサートの練習とは
 どんなものかというと。

 普通、指揮者というものは
 朝まず指揮者室に入り、
 様々なスタッフと次々に打ち合わせがあり、
 定刻にチューニングが聞こえたら
 スコアと指揮棒を抱えて
 部屋を出て練習室に向かい、
 コンマスと握手して指揮台に上がり、
 おはようございます、
 と大声で行って、
 練習を振り始めるものである――

 と、茂木さんは本文153ページに
 記しています。

 けれど、もちろん――

「ひとォ、それぞれッ!」
「ぐるるるるるがるるる!」(←訳:指揮者さんもそれそれ!)

 茂木さんを含め、
 楽団員さんたちは思うのです。

   午前中のうちに
   ちゃちゃっと終わらせてくれたら
   嬉しいんだけどなあ。

 そうは行かなくて、
 内心、ちょっぴり失望したり。

 失望どころか、
 内容も殆ど憶えていないほど、
 練習に集中してしまうこともあったり。

 緊張でガチガチになることもあったり。

「そのォすべてはァ~」
「がるるるるぐる!」(←訳:指揮者さん次第!)

 N響との確執が長らくウワサされていた
 小澤征爾さんの場合は……
 
 《ものすごく指揮がうまくて、ため息が出るほど》。

 スイスの指揮者シャルル・デュトワさんから受けた

 《人生が変わるほどのインパクト》。

 ドイツの指揮者ヴォルフガング・サヴァリッシュさんとの
 リハーサルは、

 《指揮を見ているだけで完成》してしまう。

 ロシア出身のピアノ奏者にして指揮者
 ウラディミール・アシュケナージさんは、本番中、
 
 《前半のどこかで
  指揮棒が左手に刺さってしまい、
  そのまま折れて、
  左手の中に残ってしまった》!

「ひえええェ~ッ!」
「ぐるがる~!」(←訳:病院病院~!)

 幸いにも、アシュケナージさんのお怪我は軽く、
 翌日には再び指揮台に立ちました。

 そして、
 カーボンファイバー製の
 “折れない指揮棒“を茂木さんがプレゼントしたところ、
 アシュケナージさんはたいそう喜んでくださって♪

 以来、すっかり仲良しに。

「ふゥ! よかッたでス!」
「がっるるる!」(←訳:ホッとした!)

 観客席からは見えない、聴こえない、
 ときに厳しく、
 ときにあたたかな、
 音楽家さんたちの日常。

 音楽が生まれる瞬間を、
 笑いをちりばめつつ
 やさしく語る茂木さんの《交響録》は、
 コンサートホールに足繁く通うマニアさんにも
 クラシック音楽初心者さんにも
 楽しく読める快作です。

 名指揮者さんたちの愉快なエピソードを、
 ぜひ、一読してみてくださいね♪
 
 
  
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~ 深宇宙を写し撮れ! ~

2020-12-02 21:55:47 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……すりィ~……つゥ~……わんッ!」
「がるる!ぐるるるがっるるぐる!」(←訳:虎です!暖房装置スイッチON!)

 こんにちは、ネーさです。
 名作SF人形劇《サンダーバード》のテーマ曲に合わせ、
 我が家でも各種暖房器具が稼働を開始いたしました。
 12月ってやっぱり寒いわね~とボヤきながら、
 さあ、本日は読書……をサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  


 
    ―― 138億光年 宇宙の旅 ――



 東京・目黒区の東京都写真美術館にて、
 会期は2020年11月21日~2021年1月24日
 (月曜休館、ただし1/11は開館し1/12は休館、
  年末年始の12/29~1/1は休館)、
 『驚異の美しさで迫る宇宙観測のフロンティア』
 と副題が付されています。

「いまァ、わだいィでス!」
「ぐるがぅーるぐるる!」(←訳:宇宙ニュース花盛り!)

 スペースX社の《クルードラゴン》、
 今回も打ち上げに成功したH2ロケット、
 《はやぶさ2》の帰還、
 米国とルーマニアに突如出現したモノリス?の謎まで、
 宇宙関連のニュースが
 最近は話題になっていますね。

 そして、都内の美術館でも、
 宇宙をテーマにした企画展が開催中ですよ。

  

 天体写真――

 この展覧会ではNASA(アメリカ航空宇宙局)の
 画像を中心に、
 観測衛星や惑星探査機、
 宇宙望遠鏡等がとらえた
 美しい天体写真の数々が紹介されています。

 太陽系、
 銀河系内の星雲、
 さらにその先にある無数の銀河や銀河団……
 思わず息を呑む画像たちは、
 大型の高品位銀塩写真プリント!

「はわわァ~…すごいィはくりょくゥ!」
「がるぐぅるるるる!」(←訳:CGじゃないんだ!)
 
  

 今年2020年は、
 ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ30周年、
 火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターの
 打ち上げ15周年など、
 記念すべき年です。

 また、12月21日には、
 木星と土星が夜空で大接近!
 これほど接近するのは
 1226年以来!
 という大イベントも控えていますよ。

「おねがいィでスからァ~!」
「ぐるる~!」(←訳:晴れて~!)

 あ、はいはい、落ち着いてね。
 木星&土星の最接近日は21日ですが、
 17日から25日までの間は
 ふたつの星が接近している様子が
 観測できるそうですよ。

「ほッ♪」
「がるっ♫」

 なお、東京ミッドタウンの
 フジフィルムスクエアでも
 写真展『ハッブル宇宙望遠鏡
 ――宇宙の神秘を紐解く30年――』
 が開催されています。

 天文写真マニアさんは、
 恵比寿ガーデンプレイス内の写真美術館と、
 ミッドタウンのフジフィルムスクエアを
 ハシゴするアート旅へ、
 ぜひ、お出掛けを!
 
 (お出掛けできない御方は、
  美術館HPを覗いてみてくださいね。
  天体写真が掲載されていますよ♫)
 
 



    では、ここで週の半ばのオマケ画像も!
   
   『MUJI』さんの
   《柚子のひとくち大福》は、
   「もッちりィ~!」
   「ぐるるがるっるる!」(←訳:柑橘の甘酸っぱさ!)
    和風おやつタイムにおすすめです♪



    
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