喫茶 輪

コーヒーカップの耳

2010-02-05 20:29:31 | 日記

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神戸市消防局の情報誌、『雪』2月号を読む。

通巻704号。昭和24年創刊の神戸で最も歴史のある月刊誌である。

私の愛読するページは、畏敬する宮崎修二朗氏の「ことば探偵局」。

毎回、数語の言葉の解説が載っている。

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今号の中では、「クリカラモンモン」が面白く勉強になった。

「背中一面に彫った刺青のことですが、特に倶梨伽羅竜王(くりからりゅうおう)の図柄を彫っ

たもの。インドの古代言語サンスクリットの音写(※)で、不動明王の変化神である竜王を指

す仏教語。この写真のように火炎を背負った龍が岩の上に直立する剣に巻きつき、それを

切っ先から飲もうとしている図柄で有名です。語尾の紋々は「燃え燃え」が転じたとも、模様を

意味する「紋」を2つ重ねたものだとかの説があります。

   (※)2つの異なった言語の間で、一方の言語の語音をもう一方の言語体系の文字で書      

      き写すこと。」

何気なく知ったふりして使っている言葉をこのように解説して下さるありがたいページである。

今号では、他に、潮崎孝代さんの「みちくさKOBE」”六甲山の緑化を導いた人たちのこと“が

良かった。

六甲山に100年以上前に植林した、本多静六博士の話だが、彼女は偶然、その本田博士の

曾孫の遠山益(とおやますすむ)氏に出会い…。という感動的な話である。

潮崎さんには『ふと思った』という、いかにも人柄を表したいいエッセー集がある。(akaru)

明日6日、明後日7日は、「輪」は休業させていただきます。

また来週よろしくお願いいたします。

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