喫茶 輪

コーヒーカップの耳

宮崎修二朗氏

2010-02-12 21:08:30 | 日記

山「さあ、行こ」

「ありがとうございました」

山さん、出て行きかけて、「今、なに言うた?出て行ってくれてありがとう、て言うたやろ」

「よくお分かりで」

14日は日曜日でうちは休み。で、今日見えたお客様にチョコレートを出す。

定食のお盆に乗せられたチョコを見て、中林さん、

「俺、チョコレート定食は頼んでないで」

わたしにも今日は、うら若き女性や人妻からチョコが。

吊るし柿のように古びたマスターにも「愛の」というか「憐みの」というか、ありがたいことであ

る。

今日の神戸新聞夕刊に、大仏次郎の記事が写真とともに。

Cimg0468これは「輪」にある、大仏次郎の直筆。きっちりした字を書かれたのですね。

記事は、大仏が戦後間もないころ、GHQの検閲で削除を受けた話。

仇討の話題は不許可だったと。

兵庫県文学界の至宝、宮崎修二朗氏来店。今日も貴重な話をたくさん聞く。

出てきた名前、以下。

頴田島一二郎、小林武雄、落合重信、司馬遼太郎、須田剋太、栃折久美子、富田砕花、石

上玄一郎、藤村雅光、小出楢重、他いっぱい。

そして、修二朗氏から貴重な写真を託される。

昭和24年ごろの富田砕花氏。蔵の中の書斎でのもの。

回りは本の山。煙草を片手にどなたかに話しかけておられる姿。国際新聞の取材に応じてい

るもののようだ。直筆で署名されている。

これは安易に、ここにアップすることはできない。

「輪」は明日から二日間、休ませていただきます。

コメント (2)
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