「娘の子は可愛いいねんけどな、内孫は憎たらしい。反抗ばっかりしよる。こいつ、俺と性格
がそっくりなんや。それをまた、嫁はんがかばいよる。俺がムキになるから、大人げないゆう
て、俺を叱りよる。なんで俺が怒られなあかんねん!余計に腹立つんや」
と言いながら、お小遣いは結構上げておられる。
南山さん71歳、子どものような人である。
うちの店でストレス発散である。
わたしは聞き役に徹する。「コーヒーカップの耳」である。
「週刊ポスト」の連載、茂木健一郎さんの「脳のトリセツ」をいつも愛読している。
ところが、本日発売の「「天才」は努力する」には違和感を持った。
例に野球のイチローと将棋の羽生善治を取り上げているのだが、羽生さんの将棋について
の話で、将棋を”打つ“と書く。これは間違いである。プロ棋士はもちろん、将棋を趣味とする
人はみな違和感を持つであろう。囲碁は”打つ“でいい。しかし将棋は駄目だ。
将棋は”指す“である。
囲碁は石を碁笥から摘み上げて打つ。だからそれでいい。しかし将棋は最初に盤に駒を並
べ、それを動かして戦いを進める。打ちはしない。駒を、行きたい所へ動かすのである。指し
示すのである。だから”指す“である。
ただし、持ち駒を、駒台から摘み上げ、盤面に打ち下ろす時は、”打つ“と言う。
わたし、子どもの将棋指導に行った時にも、このような話をする。「決して、将棋を打つと言っ
てはいけない」と。
それはともかく、話の内容は今回も大変勉強になった。というより、反省させられた。
しかし、茂木さん、今後、将棋のことを書くときには気をつけて下さいね。
昨日の、「靖国丸」の記事に少々誤りが有りましたので、訂正しております。昨日、読まれた
方は、もう一度読み直してください。
明日23日(火)の「輪」のおすすめ定食は「うどん・おにぎり」
セットの予定です。
よろしくお願いいたします。