喫茶 輪

コーヒーカップの耳

北山冬一郎『祝婚歌』

2010-08-13 20:43:31 | 北山冬一郎

  Img316 絵・koh。



朝6時に起きて、家内とお墓の掃除に行く。



場所は芦屋に近い、森具にある。



小高い丘である。昔は海を行く船が見えたが、その後マンションなどが視界を遮ってしまっ



た。





teっちゃんがkohsatoとやって来る。仏さんのお参りに。



kohやって来るなり、家内に「ba~pa、誕生日おめでとう」と言う。ba~paには何よりのプレゼン



トだ。続いてsatoも「おめでとう」と。



よくしつけられている。



因みにうちでは、バーバのことをba-paと呼ばせている。そしてジージのことはji-tiである。



Cimg1947     Cimg1955



      



幻の詩人、北山冬一郎のことをそろそろ書こうと思っている。



宮崎翁から聞いた話と、わたしが多少調べたものを書いて、どこかに載せたいと思ってい



る。



前にも書いたが、北山には『祝婚歌』という詩集があり、その中から「ひぐらし」「紫陽花」など



何篇かに團伊玖磨が曲をつけている。そしてそれは今も歌い継がれていて、ユーチューブで



聞くことが出来る。



宮崎翁から聞いた話は貴重である。生前の北山を直接知る人は今ではもう宮崎翁をおい



てはないであろう。本名も聞いているが、今では誰も知らない。太宰治に繋がる話も興味深



い。ついでに書くが、あの日本民俗学の巨匠、柳田國男に直接取材した人も、もう宮崎翁を



おいては誰もいないということである。それはそうでしょう。晩年の柳田を取材した時、宮崎翁



はまだ30そこそこの駆け出し(ご本人の説)の記者だったのだから。



その宮崎翁に「輪」は可愛がってもらっているのだ。なんと光栄なことであろうか。



宮崎翁、今88歳。まだまだお元気でいてもらいたいものである。



さて北山冬一郎、どんな風に書こうかと、今、構想を練っています。



詩集、『祝婚歌』初版本です。 ↓



Img317_2



驚きました。ネットで調べたら、古書価格、45000円となってました。



おろそかに扱えませんねえ。





追記
北山冬一朗については『触媒のうた』(神戸新聞総合出版センター・2017年刊)に詳しく書きました。

コメント (8)
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