朝6時に起きて、家内とお墓の掃除に行く。
場所は芦屋に近い、森具にある。
小高い丘である。昔は海を行く船が見えたが、その後マンションなどが視界を遮ってしまっ
た。
teっちゃんがkohsatoとやって来る。仏さんのお参りに。
kohやって来るなり、家内に「ba~pa、誕生日おめでとう」と言う。ba~paには何よりのプレゼン
トだ。続いてsatoも「おめでとう」と。
よくしつけられている。
因みにうちでは、バーバのことをba-paと呼ばせている。そしてジージのことはji-tiである。
幻の詩人、北山冬一郎のことをそろそろ書こうと思っている。
宮崎翁から聞いた話と、わたしが多少調べたものを書いて、どこかに載せたいと思ってい
る。
前にも書いたが、北山には『祝婚歌』という詩集があり、その中から「ひぐらし」「紫陽花」など
何篇かに團伊玖磨が曲をつけている。そしてそれは今も歌い継がれていて、ユーチューブで
聞くことが出来る。
宮崎翁から聞いた話は貴重である。生前の北山を直接知る人は今ではもう宮崎翁をおい
てはないであろう。本名も聞いているが、今では誰も知らない。太宰治に繋がる話も興味深
い。ついでに書くが、あの日本民俗学の巨匠、柳田國男に直接取材した人も、もう宮崎翁を
おいては誰もいないということである。それはそうでしょう。晩年の柳田を取材した時、宮崎翁
はまだ30そこそこの駆け出し(ご本人の説)の記者だったのだから。
その宮崎翁に「輪」は可愛がってもらっているのだ。なんと光栄なことであろうか。
宮崎翁、今88歳。まだまだお元気でいてもらいたいものである。
さて北山冬一郎、どんな風に書こうかと、今、構想を練っています。
詩集、『祝婚歌』初版本です。 ↓
驚きました。ネットで調べたら、古書価格、45000円となってました。
おろそかに扱えませんねえ。
追記
北山冬一朗については『触媒のうた』(神戸新聞総合出版センター・2017年刊)に詳しく書きました。