喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「宮っ子」新年会

2016-01-09 11:12:39 | 宮っ子
『宮っ子』用海版編集委員の新年会でした。
委員の中の最長老はF川さん、88歳。
お酒が入って興が乗って昔話が面白い。
若い頃(二十歳位)に乳がんの手術をしたと。
F川さんは男性です。
右の乳がだんだん大きくなってきて小学5年生の女の子ぐらいになってきて、色んな医院で診てもらって、結局阪大病院に行って診てもらったと。
「周りは女の人ばっかりで恥ずかしかった。医師が次々と見に来て余計に恥ずかしかった。大学病院やから勉強のために珍しい症例を見に来るんや」と。
結局乳がんの手術をしたとおっしゃる。
男でも気をつけなあかんと。
好奇心のあるわたし、「見せて」と頼んだ。
そしたらF川さん、シャツをめくって見せてくれはりました。

70年ほど前の傷跡、小さくはなってましたが確かに残ってました。
この人、ずっと染色の仕事をしてきた人。
余興でわたし頼みました。
「この編集委員たちを色に例えればどんな色?」と。
すると順番に答えて行って下さいました。
その人の特徴をとらえて即座に色付けをして行くのです。
これは面白かった。
因みにわたしには「なんとも言えん色」と言われてしまいました。
これはどういう意味なんやろ。とらえどころのない人間ということなんやろか。
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ササベザクラ

2016-01-09 09:38:45 | アート・文化
最近わたしの身辺で小さな偶然がよく起こるのだが、また。

昨日の夕刊。

岡本南公園(櫻守公園)の貴重な桜がピンチだと。
この公園、昨年取材に行きました。
写真いっぱい撮りましたが、記事にあるようにキノコの写真も。


櫻守公園は桜の研究者で、私財をなげうって品種保存に勤められた笹部新太郎氏の邸宅跡なのです。
この話、昨年の『KOBECCO』4月号に書きました。

それはさておき、何が偶然かというと、つい先日行った、「白鹿記念酒造博物館」です。
ここに笹部新太郎氏のコレクションが全て寄贈されているのです。いや、寄贈は西宮市に対してですが、ここに寄託されて管理されており、毎年春にはその特別展があるのです。また常設のコーナーもあり、わたしは見てきたとこでした。昨年、あの原稿を書くにあたって、ここの学芸員の大浦和也さんにお話しを聞いたりしたのでした。


しかしあの桜を枯らしてしまってはいけません。
なんとか保護して頂きたいものです。

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