喫茶 輪

コーヒーカップの耳

ハンバーグ定食の人

2016-01-13 15:38:22 | 喫茶・輪
お昼前に入って来られたお客さん、あ、T君!と思ったが、それにしては顔が細くなっている。違うか?
しかし、「カレーできる?」という声、やはりT君だった。以前はよく肥えた丸顔だった。
今、食事はやってないと言ってお断りする。ご飯でもあればなにか賄い食でもできたのだろうが、今日はご飯もなかった。
T君、もう5,6年分ぶりぐらい。
以前はよく来て下さっていて、うちの手づくりハンバーグが大好き。
しかも大食漢で「ハンバーグ定食、トリプルで、ご飯大」が定番だった。
あれから5年か6年。やはり心配していた通り、糖尿病になったと。さらに歯がなくなっている。全て抜けてしまったと。歯ぐきで食事をしているという。
ある会社の社員だったが、その会社の人が毎日たくさん来店して下さっていた。特殊な会社で、午前10時半ごろから食事に来られて、お昼までには食事は終了。その人たちだけで、その日の「おすすめ定食」が予定終了になってしまうこともあった。
その後、お昼には日本盛など近くの会社の人たちが来店して下さり、あのころは本当に忙しかった。
パートさん二人とわたしと家内の4人でてんてこ舞いだった。
忙しかったけど面白くもあったのだ。
T君、仕方なくミルクティーを注文で、あと長時間話して行ってくれた。
その後の職場の人たちの消息をいっぱい話してくれた。
死んだ人や病気になってる人。離婚した人や、仲悪くなった人。またその原因など。二時間ほどもしゃべって行きました。
「喫茶・輪」の歴史の一端が語られた感じ。
懐かしい時間でした。
「また誰か連れて来て下さい」と言ったのでした。


【追記】 ハンバーグだが「今は孫のために作っている」と家内が言うと、T君、「その時、ぼくにも知らせて」と。「この店のはご飯もみそ汁も、サラダも、何でもおいしかった」と。
みんな手づくりでしたしね、仕入れも上等のを使ったましたし。
ケータイを調べたら、まだ彼のメールアドレスが残っていた。


【追記の追記】T君のことでまだ思いだすことがあった。
ある時彼が、「マスター、俺がもし、ハンバーグ10個食べたらタダにしてくれへん?」と言ったことがあった。
わたしは即座に「ダメ」と言った。彼なら食べそうだったから。
それで今日、そのことを言ったら、彼も覚えていて
「絶対食べられた」と言う。
やめておいて良かった。
後のお客さまに食べてもらう分が少なくなってしまうところだった。
コメント (2)
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ジャスミンの香り

2016-01-13 08:27:42 | 喫茶・輪
早朝から、うちのカウンター周りではこんな会話が、
牛山さん「おれのhe~はジャスミンの香り…」
わたし「あんたとこのジャスミンは腐っとんのか?」
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