喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『愛子』

2016-02-10 16:36:13 | 本・雑誌
図書館でお借りしてきました。

佐藤愛子さんの『愛子』です。

1959年に発表された自伝小説です。
舞台は甲子園。
愛子さんが育った町です。
なぜ今これを読むかといえば、これがあるからです。

「今津歴史塾」でその辺りの話をお聞きするからです。
予習をしておこうと思ったのです。

この小説『愛子』には思い出があるのです。
いえ、佐藤さんと交流があったわけではありません。
わたしの長男と関連が。
長男が生まれたのは昭和48年です。
そして小説『愛子』がテレビドラマ化されたのが昭和48年でした。

わたしと家内はこのドラマを毎日見てました。
一緒に赤ん坊の息子も見ていました。
番組の始まりのタイトルバックに甲子園球場が写り、蔦の葉が風に揺れていました。
その蔦の葉がクローズアップされて、チラチラ揺れるのを息子はジッと目を凝らして見ていたのでした。なぜか強く印象に残っています。そのこと、家内もよく覚えています。
わたしたちの若き新鮮な日々の思い出です。
あのドラマは昼下がりでしたが、たしか月曜から金曜まで毎日だったと思います。
というわけで、大変懐かしいのです。
しかしドラマの内容はすっかり忘れています。
もう一度、あの頃を思い出して、この小説を読んでみようと思った次第。
わたし多分、佐藤愛子さんのものを読むのは初めてだと思います。
因みに、佐藤愛子さんには腹違いのお兄さんにサトーハチローさんがおられます。
お父さんは佐藤紅緑という有名作家で、『ああ玉杯に花うけて』はわたしも中学生ぐらいの時に読んで感動した覚えがあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする