喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『絆という文字』

2019-09-23 11:40:43 | 
神戸の詩人、土屋宣子さんからお贈り頂きました。
詩集『絆という文字』(私家版)です。

80ページ余のシンプルな本。
ところが中身はピリリと辛みの効いた、それでいてユーモアあふれる詩集なのです。
わたしは一篇一篇を大いに楽しみました。
とにかく、わたしが大好きな「微かなユーモア」が随所にあります。
辛いことも悲しいことも、少し毒気のあるユーモアに載せて提供されます。
これは土屋さんならではのものではないでしょうか?彼女の個性でしょう。
一筋縄ではいかない、と言えば少し聞こえは悪いかもしれませんが、決してマイナスイメージで言っているのではありません。
この人独特の文の才なのでしょう。
ほかにもいっぱい面白いのはありますが、これを紹介しましょう。
←クリック。
解説はせずにおきます。
添えられたお便りには「私も八十歳になりました。」とありました。
土屋さん、ありがとうございました。どうかお元気にお過ごしください。
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秋の墓参

2019-09-23 10:50:20 | 日記
朝は晴れてました。
なので出かける時、家内は日傘を持って。
ところが台風の余波でしょうか、丘の上の墓地に着いたころには空模様がおかしくなってきて。


なんとかお掃除は済ませましたが、お花を供えて、お経を上げるころにはポツリポツリと落ちてきました。
家内が日傘を差しかけてくれたのですが、
強い風が吹き始め、雨も強くなり、やがて土砂降りに。
やむを得ず般若心経だけで済まし、急いで帰ってきました。
家内は、「早く、早く」と急かせます。
今更なんで?と思いましたが、「洗濯物が」と。
もうこんなに降ってしまっては手遅れ、とわたしは思ったのですが、家内は「下の方ではまだ降ってないかも」と。
でも、駄目でした。
大阪方面の空はまだ晴れてるようでしたが、用海町ではずぶ濡れでした。
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「ホースの中を曲がる水」

2019-09-23 08:18:25 | 文学
読者文芸欄をいつも楽しみにしています。
詩の欄は全部読みます。そして俳句短歌川柳の欄は、それぞれの特選作に注目します。
今日は川柳のこの一句に驚きました。
←クリック。

「夏雲とホースの中を曲がる水」(中塚健太さん作)。お題は「曲がる」です。
見事ですね。他の入選作と比べても、キラリと光っているのが解ります。抜けてますねえ。
評を読むともう一度びっくり。
この作者のもう一句にも感心させられました。
「ブーメラン投げて刈り取る空の青」。そのセンス、お見事ですね。
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