喫茶 輪

コーヒーカップの耳

ピアノ・田中敬子さん

2016-09-24 08:00:43 | アート・文化

昨夜の「チェコ・フィルハーモニー弦楽四重奏団」西宮公演は良かった。
兵庫県立芸術文化センターの「神戸女学院小ホール」
わたしの席は前から二列目。最高でした。一番前は恥ずかしい。
演奏者が手に取れるほどの近さ。5メートルもないほど。
実際に奏者の息づかいが聞こえていた。
バイオリンの音色、最高。見事でした。
最初から惹き込まれました。
クラシック音楽についてはズブの素人ですので評論できませんが、最初の曲、モーツァルトの「狩」。なんとも繊細な音。そして軽やか。
二曲目のドヴォルザークの「アメリカ」も軽やかで、そして力強く、聞いていてうれしくなってきました。
最後に田中敬子さんとの共演。
田中さんの演奏は、以前松方ホールで経験しているが、その時は遠くはなれた席からだった。
今回は本当に近いところから。
わたしの席からは手元が見えなかったのだが、真剣なお顔を見ることができた。
曲はフランクの「ピアノ五重奏曲ヘ短調」というもの。
緊張感のある曲でした。そして迫力ありました。
終盤では、田中さんは、まるで格闘家のような様子で弾いておられました。
わたしはつい知らず、前のめりになって聞き入っていました。
約二時間余り、素晴らしい時間でした。
これほどの近さで、このような高度な音楽を聞いたのは初めてのこと。
幸せな一夜でした。
田中さん、ご招待ありがとうございました。

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