団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

反ウォール街

2010年01月30日 | マネーゲーム

  第3432回の地域通貨や第3471回のカジノ経済などでいい加減にマネーゲームを止めさせることを考える必要があると書きましたが、思わぬところからそんな動きがでてきているようです。

  SankeiBizより  2010.1.25 19:28

  オバマ米大統領の“反ウォール街”エスカレート 金融市場が不安定化  (1/2ページ)

 【ワシントン=渡辺浩生】オバマ米大統領の「反ウォール街」姿勢が、金融市場の不安定要因になっている。金融機関への課税や新規制案を発表し、マサチューセッツ州上院議員補選で民主党が予想外の敗北となったのを契機に、有権者の不満を転嫁するかのような銀行たたきをエスカレートさせている。バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会承認問題まで飛び火する形となり、市場を動揺させている。・・・中略

  ところが、オバマ大統領の金融界に対する敵意は、自らの支持率の低下と反比例して強まっている。

 「われわれはあなたたちのお金を取り戻す。わずか10セントでもだ」。挑発的な言葉で大手金融機関約50社を対象に、「金融危機責任税」を課す方針を発表したのは今月14日だった。

 19日にマサチューセッツ州補選で共和党候補に敗北すると、2日後の21日、商業銀行によるヘッジファンド投資の禁止や金融機関の肥大化を制限する1930年代の大恐慌時以来の大転換という新金融規制案を発表。「彼ら(金融界)が戦う気ならこちらも戦う用意がある」と再び挑発した。

  22日のオハイオ州の住民集会でも「彼らのすることには統制がきかない」と新規制を正当化。11月の中間選挙で当選が危うい民主党議員も、大衆迎合的なウォール街たたきに便乗し、月末に任期切れのバーナンキ議長にまで矛先が向かった。・・・以下略

  トッテンさんによるとオバマさんはウォールストリートの金融業界からのバックアップで当選したので彼らの意に反するような政策を取るはずが無いとのことでしたが、ここにきて一体どうしたことか敵意をあらわにしだしたようです。
  鳩山さんほど酷くは無いがそれでも言葉だけで成果の現れないことで支持率が下がって危機感を覚えたオバマさんが起死回生の策として金融業界への規制を打ち出したのでしょうか。
  その意図が何であれ、金融業界にマネーゲームを止めさせる方針を打ち出したことは歓迎すべきじゃないでしょうか。
  兎に角、世界からマネーゲームを止めさせない限り一部の金持ちと大部分の貧乏の構図は酷くなることはあっても良くなることは無いと思われます。ここは、オバマさんに頑張って貰ってその流れを世界に定着させて貰いたいものです。それこそ、ノーベル平和賞に相応しい大統領としての名声を後世に残すチャンスではないでしょうか。

本当にやって欲しい!