公という考えがなく自分達の利益しか考えていない日本の劣化した経営者達を見事に証明するような発言をドコモの社長がしたようです。
何と、官房長官が打ち上げた値下げに対して、高いとは思っていないのだそうです。この人は、料金の高さが日本の消費の足を引っ張っているという認識などないのでしょう。
SankeiBizより 2018.9.21
ドコモ社長「日本や弊社の料金、著しく高いとは思っていない」
NTTドコモの吉沢和弘社長は21日のiPhone(アイフォーン)の新機種発売イベント会場で取材に応じ、菅義 偉官房長官がたびたび言及している携帯電話料金の値下げについて「日本や弊社の料金が著しく高いとは思っていない」と反論し た。
吉沢氏は、契約者からも料金値下げの要望が来ていると言及した上で、「料金は、高いか低いかだけではなく、高品質のネット ワークやショップの対応なども含めたものだと思っている」と指摘。海外の料金と比較して高いとされる点についても「総務省の 内外価格差調査は、長く契約している人向けの割り引きや(毎月1500円割り引く)『ドコモウィズ』などの料金が加味されて いない」と不満を述べた。
吉沢氏は、途中解約すると違約金が必要になる代わりに2年間毎月端末代金が割り引かれる「2年縛り」や、4年分割支払いで 端末代金が半額になるが、2年ごとに同じプランに再加入する必要がある「4年縛り」についても言及。「2年前提の契約は、端 末購入補助をやらせていただいているのを踏まえて2年は使ってもらいたいということ」と意図を説明。KDDI(au)とソフ トバンクが導入している4年縛りについても「4年分割支払いで2年後に半額というやり方だと批判される。違うことを考えない といけない」と述べ、端末購入補助の在り方について今後も検討する考えを示した。
菅官房長官が、値下げを発言した理由をきちんと説明してくれています。これが、理解できないドコモの社長にはがっかりさせられます。
尤も、今の日本の経済界には、公の為なんて経営者は殆どいないのじゃないでしょうか。こういう経営者達が中国との友好なんてほざいているのでしょう。
産経ニュースより 2018.9.21
携帯大手3社、利益高く「おかしい」 菅義偉官房長官
菅義偉官房長官は21日の記者会見で、携帯電話市場について「(NTTドコモ、KDDIなど大手)3社で(シェアが)9割だ。利益は7千億円前後あげていて、どう考えてもおかしい」と批判した。菅氏は携帯電話料金の高止まりを問題視し、市場の競争促進を通じた料金引き下げを求めている。
菅氏は大手3社が「国民の財産である公共の電波を利用してサービスを提供しているが競争していない。利益率は全業種平均で6%なのに20%を上げている」と重ねて指摘。「(携帯端末の継続利用を条件に料金を割り引く)『2年縛り』などは公正取引委員会から独占禁止法などに抵触する恐れがあるとの指摘まで受けている」とも話した。
一方、菅氏は携帯電話が広く普及していることに触れた上で「雨や台風の時にライフラインとして国民に広く利用できるようにするのが政府の大きな役割だ」と強調した。
総務省は10月から研究会を設け、料金引き下げに向けた議論を始める。菅氏は「透明でわかりやすいサービスで競争を促していくことが大事だ。改革が行われていく中で、国民には(値下げが)感じられるのではないか」と語った。
ドコモとKDDIは、料金を下げるだけでなく売国奴孫が率いるソフトバンクを叩き潰すという考えも無いのでしょう。
兎に角、ドコモには日本の企業としての矜持を持ってもらいたいものですが、歴史観の無い経営者にそれを求めても無理のようです。
やはり、日本の再生は教育からという長い時間が必要のようです。間に会うでしょうか。
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